梅雨時の取材 にて
久しぶりにグラビアページの取材依頼があった。
だいたい、私の出番は釣り物が無くなる1月とか2月で、何でもええから魚の写真が撮れたらいい。という、安易な内容で使われることが多い。
一匹の魚がどれだけ遠いか。
おかげで、よう釣らん釣り師の烙印を押されてしまってるがな。
出来たら、5~6月のハイシーズンに取材しろって、かれこれ20年言い続けてきた。
それが、この時期に?
おお!遂に「梅雨メバル」が表に出るわけだね?
と喜んだが、話には続きがあった。
「フカセで、チヌでもグレでも・・・」
へ?
フカセでっか?このワシが??
もっと、上手な人居るでしょ?
「カテゴリーは夜・・・ですので・・・」
内容を聞くと、編集部のカメラマン氏を生徒役として、狙いの魚を釣らせるという内容らしい。
はいはい。
ほな、ドッカーンとコロダイでも釣りに行きますか?
ま、外道のグレとかマダイとかイサギとかが釣れたら、私としてはうれしいのですけど?
安パイとして、チヌにヘダイ。これはあまりうれしくない・・・
取材予定日は6月11日
予報によると、大雨&荒れるらしい。
相棒のえべっさんと餌屋で待ち合わせ、餌を購入したところで入電。
霧がひどいようなので、本日中止!
取材者側から中止連絡来たのって初めてやわ・・・
しょうがない、延期になったけど様子見に行っとこか?と、えべっさんの車に乗せてもらって目的地へ。
ふん!どこが霧やねん!
でも、ドド~ン!と言う波の音が怖いので、波の来ない釣り座で店開きした。
さぁ~・・・いくで!
3時間後、えべっさんにアナゴ。
以上。
取材にしなくて良かったなぁ・・・
さて、仕切りなおしは6月17日。
午後に半休とって、明るいうちに釣り場入りすることに。
波気はかなりあるので、沖向きのポイントは無理。
計4名が竿を出せるポイントなんてありませんが、それなりのポイントへ入ります。
もうちょい、確率の高いポイントがあるんだけど、しょうがない。
タイトルは「TKG(タマコロガシ)48」ね。
タマミ、コロダイは48cmわかるけど、ガシラの48って・・・
ほな、チヌ、コロ、グレで・・・^^;
明るいうちは、風景やメソッド用の写真撮影。
適当に竿を出していると、釣らなくてもええのにえべっさんが竿を曲げてます。
ありゃりゃ・・・
この後、私にいいアタリが連発したが、ハリハズレが多く取り込んだのは食べごろサイズのイサギだった。
グラビアページ2ページはこれでOKやね?
(余談だけど、濃い毛屋のカラムーチョのCMで、ギター弾いてるおっさんがえべっさんに瓜二つだと最近発覚しました。本人が見ても本人ではないかと疑ってる様子)
・・・・・・
さて、辺りは暗くなり、いよいよ本番。
「コロダイ釣れますかね~」え
「コロよりジャンボイサギ欲しいわ」絶
電気ウキの調子が悪いので、ウキを取り替えてると
「お探しのお魚はこれですか?」え
と、40cmくらいのジャンボイサギをぶら下げてます。
「それそれ~!」と、写真撮影の間に釣り座を奪って、ドーン!と重量感。
「わっちゃ~・・・、コイツかい・・・」
上がってきたのは年無しクラスのチヌ。(誌面では40cmとなってましたが50cmの間違いです^^;)
そうそう、私が釣るのはもうええやろ。
ガシラゲットと本命?を上げた隣のカメラマン氏を見守っていると、グワンと竿が曲がりました。
上がってきたのは、軽く40オーバーのグレです。
「自己新記録~!」とかで、カメラマン氏ご満悦。
やれやれ、これで6ページ分の写真が揃ったやろ?
さぁ~帰るで~
スカリに入れた魚を〆る私。
えべっさんが、興味深そうに見てます。
えべっさんのイサギも〆て、ついでにグレも・・・
「さ、集合写真お願いします」カメラマン
あ・・・〆てもた(--;
釣り上げたきれいなお魚の写真を撮らんとアカンのに、〆ちゃった。
ごめんなさい。
と反省するよりも、イサギ・グレの隣でチヌ持って写るのが屈辱でしたわ(T_T)