タンポポ属 蒲公英 漢方と民間薬百科(二) 浮腫 | 日本漢方の初歩と自然の日記2

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タンポポ属
Taraxacum

蒲公英
蒲公草
耩耨草
鳧公菜
黃花地丁


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(大塚敬節 漢方と民間薬百科より)            


がんこな浮腫がなおった話

十年余り前に、
ドイツの医学博士シュミット氏が、
東洋医学の研究のために日本に来ていたとき、
私にこんな話をした。

ドイツに、どんな治療をしても
なおらず、
原因も病名もわからぬ
慢性浮腫の患者があり、
この患者が、
偶然にタンポポの葉のサラダを
食べたところ、
浮腫がきれいさっぱりとれたと
いう。

このタンポポは
西洋タンポポであるが
このごろ日本にも、
西洋タンポポの野生が
たくさん見られるようになった。

西洋タンポポは、花のガクが、
外側に半分そり返って
たれ下がる形になるが
日本のものは
そのようなことはなく、
ガクがしっかり花についている。
また、
西洋タンポポは大型になる傾向が
ある。