一昨日は定期健診で市民病院。
1月の肺がん検診で引っかかったのでCTで胸を輪切りにCuTされた。ついでに動悸もするので心臓のエコーをとることと相成った。おまけに口唇ヘルペス、さらに鼻炎でクシャミが出だしたら止まらないので処方薬のお世話に。そして背中の右側も時折痛む。これは長~い付き合いの腎臓結石のセイ?と自覚してるが真意は不明・・・とまあ、あちこち悪いところだらけ。
こんな状態では先日伯母さんが103歳で亡くなったが、とてもそれまでは無理。
せいぜい95歳くらいまでは何とかと思うけどこれもダメだろう。 と、勝手に思うのは自由。
こうなったら、死ぬまで生きているぞ!
・・・と、それは置いといて
病院の帰りに虎の絵を描かせたら日本一といわれた大橋翠石の展示会に行ってきた。
※岐阜新聞より転載
写真撮影は禁止。広告では原画のち密な筆致、今にも絵から飛び出してきそうな迫力が伝わらないのが残念だが毛の一本一本まで細かく書かれたいわゆる毛描きはまるで実物を見てるような錯覚にかられる。
パリ万博、セントルイス万博、日英博覧会などで連続金賞を得るなどして一躍「虎の翠石」の名が知られるようになった。初期の絵には毛描きでも墨一色でち密さはさほどなかったが、中~晩年に至る作品には金泥が用いられ一層のリアル感が増している。初期のころは金泥を買う余裕もなかったからと聞いている。
普通、掛け軸に書かれる絵は余白を生かしぼかしの技法で描いた日本画をよく見かけるが、翠石の絵は西洋画の影響も受けてるらしく、画面いっぱいに写実的に顔彩で色付けした技法で描かれているので離れてみても良し、近づいてこと細かに見ても良しで何度見ても見飽きない。
虎の絵だけで20数点、他に鹿、鷹、猿、ライオン、鶴、金魚、観音像などの絵が一堂に展示されこれだけの原画を無料で、しかも自分ひとりだったので女性の解説員が丁寧に説明してくれ贅沢な鑑賞ができた。
それと美術館では絵の鑑定額がわからないが、ここは美術商の所蔵品なのですべてお値段が表記されてる。100万~300万円、超えるのもあり・・吾輩ごときにとても手の出るようなものではなかった。
大橋翠石は大垣出身なので岐阜県内には結構彼の絵はあるみたいだ。
特に大垣郷土館にある「猛虎図六曲金屏風図」の躍動感迫る絵には圧倒される。
左隻
右隻
この猛虎図は一見の価値あり。どうぞ大垣に来たら是非見てくださいませ!
あ~あ、翠石画伯の絵を見たら自分の描いた絵は張子の虎にしか見えない。 当然です ハイ!
ということで、腎臓結石から膵臓結石? 否、翠石の話になってもうたけど、日本画、水墨画に
関心のない方でもこの「虎の翠石」こと大橋翠石の名前だけでも覚えていただけたら有難いです。
次は河合玉堂の展示会が予定されてるそうですのでまた行ってみたいと思います。