BBCの番組情報追加と日本の行く末についての憂慮 | かっとびペンギンのお散歩

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現在フリーランスですが、以前はロンドン市内の内視鏡センター(NHS、プライヴェート等)で、シニアシスターナース、SSPとして勤務していました。美味しいもの大好きなかっとびペンギンの、ちょっとした日々の気づきや感動、面白情報をつらつらと綴って発信していきますね!

小さいことしかできませんが、の小市民。
かっ飛びペンギンからのお知らせです。

まずは、2018年6月28日の伊藤詩織さんのBBCの番組についての追加です。




英国内の方は、iPlayer と言うBBCの番組が見られるサイトで2018年7月末まで(番組の最初のオンエアから30日間です)見られます。
大学機関関係の方は、bobtvと言う機能を使って、過去の番組をダウンロードできるとの情報を頂きました。
その他、私にはわからない方法ででも、調べたいことは本人の希望があればネットで色々できる今日この頃ですから、お任せします。

自分でもできることをやってみる。
口も手も出さないのは、手を貸したも同じことだと言いますよね、例えばイジメ。

日本はムラ社会で、空気を読んで仲間ハズレにならないようにバランス良くお付き合いをして生きていかなくてはいけないと思うんです。
これは、日本以外の場所に暮らしたから分かるけど、多かれ少なかれあるんですよ、どこへ行っても。ただエゲレスでは、人種の比率も違うので、日本のように同じ考えや教育の中で生きてきた人たちが構成している社会と、そうでないバックグラウンドの人たちの構成する社会で、多少反応が違ってきます。
英国では、イジメがエスカレートする前に、ちょっと待ったがかかることがよくあり、イジメの悪質さを理解しているからこその、駆け込み寺の設置もされています。
そこには、個人はそれぞれ違うものである、と言う概念がベースになっています。
日本は、お手本から外れると、叩かれますよね。枠から出てはいけない。人間とは、女性とは、こうあるべきである、と言う枠から出てはいけない。西洋ではポジティブに使われる「個性がある」と言うのは褒め言葉ではないのです。

そこへ持ってきて、インターネットによる情報の縦横無尽さ。
現代社会にネットはもう不可欠なものになっていて、パソコンやスマートフォンが普及したこともあり、もう紙媒体の情報を使わない世代も多いと思います。海外に実際に住まなくても、どう違うのか、暮らしはどうかと言う情報は手に入ります。あとは、個人の想像力の違いもあると思いますが、ボーダー(国境)は曖昧になって来ていると思うのです。
そして、社会変化のスピードは、未だかつてない速度で私たちを翻弄していると思うのです。
何してくれたんだ、スティーブ・ジョブズ!
ア◯プル商品使ってるけどさ!笑

しかし、日本の政治は未だにお爺様方によるもので、お爺様方を選出してきたのは紙媒体に頼る我が母世代の人たちで、本来社会の中心で活躍するべき世代は、パソコンを使わないこのお爺様世代の機嫌を取りながら進めなければならない、と言う格差が現れてしまっているのが現状ですね。
もう、森さんはじめ政治家の女性蔑視やLGBTの無理解の発言とか、恥ずかしくて情けなくて、同じ日本人ですと言いたくなくなる…

この差は、政府だけの問題ではなく、縮図として個人の親族間にも当てはまると思います。
下手すれば、使われてるのはそのお爺様世代だけど、気づいてないと言うのもあるかと思います。
おじいちゃんおばあちゃんは、孫や子供世代にネットの注文は任せてお金を出す。
ちょっと小狡い孫が、ゲームのお金欲しさにおばあちゃんのネットお手伝いをして、お小遣いを水増しして請求するけど、おばあちゃん知らない。とか、子供世代が、光熱費の支払いをまとめてネット払いにすると安くなるからと言って結局親に払わせる段取りになる、など。

パソコンやスマートフォンを使いこなせるかどうかで、情報収集の方法にすでに差が出てきて、更に情報操作をしようと思えば、紙媒体の世代はターゲットになりやすい、というのも他に方法の選択がないから、イチコロなんですよね。

優しい家族もたくさんいると思います。
でも、見渡すと、小狡く生きるのが勝ち、ポイントが多い人が勝ちと言うゲーム的な社会になってきたなぁと思う今日この頃なんです。
情報が溢れすぎてて、いいとこ取りできなかった人は、損したり置いていかれる。

何度も登場しますが、80代のうちの母。
私がネットで飲用水だのビールだの重たいものは、定期的にアマ◯ンで家に届くようにしているので、ネットの便利さはそこだけ理解しているのですが、ピアノを売却するときの査定をネットですると言うことが理解できない。
疑問があるときに、このGマークを触って開くと、百科事典級の情報が出てくるんだよ、とか、メニューに行き詰まると、このボタンでレシピが見れるのよとか教えても、まずiPadがアンロックできない。
スカ◯プだったら、電話代要らないのよ、タダで顔見て喋れるのよ、と言っても、呼び出しの音楽が鳴っていることに気がつかない。
そして諦めてしまう。

情報の信憑性を、どうやって調査するのか。
国会で答弁している政治家のあの自信は、どこか滑稽に映るのだが、知らないのは本人だけなんだろうなと言うアイロニーを含む空回りさ。でもその滑稽な、時代に乗れてないお爺さんたちが、運営する日本。
ガラパゴスどころか、放って置いてもらえるなら、それは特異な国として保護されるのかもしれないけど、お隣には甘やかされたミサイル大好き坊ちゃんが先導している国もあり、そうにもいかない。
最近、アメリカが人権理事会から撤退したじゃないですか。後追い… しないで欲しいですよね、と言う昨日の講義での藤田早苗さんの言葉に、背筋が凍りました。今の安倍さんなら、やりかねないからです。
アメリカ大好き病でなんでもアメリカの真似をしたがるのに、アメリカ側からは犬扱いしかされてないと言う日本の情けない滑稽さが、外にいればありありと見えてくるのです。

それでも、やっぱり良くなって欲しいんですよ、日本の社会の対応。次世代のために、もっと先の子孫たちのために。正しい権利が正しく個人に与えられるように。思ったことが言える社会に。
いろんな意味で、大改革が必要だと思います。
日本を離れても、いえ日本を離れた今だからこそ日本が大好きなので。