国道418号線の廃道区間(丸山ダム〜八百津ゲート) | 親子でホッケー!!

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2022年シーズンをもってアイスホッケーを引退
息子は現在も関東大学1部で現役続行中です
でもここに書くのは自転車と山の事ばかり

日本三大酷道とか、キングオブ酷道とか称され、酷道界で最もメジャーな所?
 
酷道マニアなら誰でも一度は訪れたい場所。
 
それが国道418号線、丸山ダムから笠置ダムの区間です。
 
丸山ダムは堤体下流側に新丸山ダムを建設中で、これが完成すると、この区間はダム湖に沈む事が確定しています。
 
よってこの区間は、バイパス工事が進行中なのですが、それよりも前から度重なる崩落や、崖崩れ等により、車が通り抜け出来ない状態が続いている区間として有名でした。
 
そんなメジャーな所なので、清水峠と共にいつかは行ってみたいと思っていました。
 
 
行くからには、絶対に完抜けしたいので、情報を探りながら機会を伺っていたのですが、昨年YouTubeで、マウンテンバイクで丸山ダム側から笠置ダムのゲート手前まで行った動画を見つけ、今がチャンス!?と行く計画を立てていました。
 
真夏の藪漕ぎはあまりやりたくないので、決行するなら秋以降。

しかし、廃道探索にとって絶好の季節といえる秋に入ると、仕事が忙しくなってしまい、なんだかんだで、12月になってしまいました。
 
 
 
 
 
2023年12月8日(金)
 

am6:02 道の駅可児ッテに車をデポしてスタート
 
 今回走る距離は40km程。
のんびりスタートでも余裕の行程なのですが、新丸山ダムの工事関係者に侵入を拒まれる懸念があったので、作業開始時刻前に丸山ダムへ到着していたかったのです。
 


R21 から r83 に入り、八百津町を目指します。
 
 
 
新旧両橋が並ぶ、八百津橋で木曽川を渡ります。
 
 
 
荒川橋交差点から R418 に入ります。
 
 
 
八百津公民館前交差点にて、本日最初の R418 のおにぎり。
 
 
 
丸山ダムの入口まで、上り坂が続きます。
 
 
 
7:03 新丸山ダム入口到着。
 
ここが現道と旧道の分岐点です。
 
 
 
 
旧道はダム湖(丸山蘇水湖)に向かって下っていきます。
 
 
 
 
丸山蘇水湖(まるやまそすいこ)
 
 
 
 
柏木隧道
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旅足橋(たびそこはし)
 
Wikipediaによると、この橋の構造は吊橋、鋼下路単純補剛トラス、鋼塔鉄筋コンクリート単純桁橋といい、この特殊な構造の吊橋は世界に5つしか架設されておらず、日本ではこの橋だけなのだそうです。
 
そんな世界的にも貴重な橋が、このままではダム湖に沈んでしまう運命なので、保存に向けてさまざまな検討がされているそうです。(しかし、現実的に考えて橋の移設なんて莫大な予算が必要となるだろうから難しいでしょうね。)
 
 
 
 
湯谷橋(湯谷川)
 
 
橋を渡ると分岐点。
 
 
右が国道418号線。既に国道表記が×され通行止となっていますが、先へ進みます。
 
 
この先にチェーンとバリケードによる簡易ゲートが設置されているのですが、ちょうど作業車がいて開放中でした。
 
 
 
作業車の横をすり抜けて進んで行くと、やっと廃道っぽさが出てきました。
 
 
 
この道、ひたすらダム湖に沿って進んで行くのですが、既にダムの水位は満水に近いようです。
 
 
 
この先にも何度となく現れる通行止看板。
 
 
 
イイ感じになってきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二股隧道(ブレてますが、、、(^-^;)
 
 
別名、朝鮮トンネル
強制連行された朝鮮の人達によって造られ、その工事中に亡くなった労働者が壁の中に埋めらている、、、
なんて都市伝説のある、心霊スポットとしても有名らしい。
 
 
かなり長いトンネルで、当然照明は無し。
しかも、出口手前でカーブしているので、出口の明かりは届かず中に入ると真っ暗。
 
 
気合を入れて進みます。
 
 
 
 
何事も無く出口に到着。
 
 
 
 
 
 
トンネルの先も荒れています。
 
 
こちらからも車が到達した気配は無し。
 
 
 
 
車が来られないと、いう事は、、、
 
 
 
 
 
こういう事です。
 
 
土砂で道が埋まっています。
 
 
YouTubeの情報だけを信じて、この日は軽装で来てしまったので、自転車担ぐのは予定外。
 
 
しかし、廃道は常に進化をしているものと考えれば想定内ともいえる。
 
 
と、いう事で、先に進みます。
 
 
 
 
獣?のしっかりした踏み跡があったので、比較的見た目よりも楽にクリア。
 
 
 
が、一難去ってまた一難。
 
 
 
 
倒木群で道が塞がっています。
 
 
規模としては、こちらのほうが、小さいと言えますが、自転車を担いで倒木の中を進むのはホントに大変なんです。
 
 
 
持ち上げたり、下を潜ったりしながらもなんとかクリア。
 
 
 
 
 
 
富ヶ谷橋
 
 
 
ギリギリ乗って進める最高の道が続きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
通行止看板と簡易ゲートを通過。
 
 
そして、その先は、、、、
 
 
 
 
町道との分岐の先には八百津ゲートと呼ばれる、厳重な扉。
 
 
ちょっと古い記録を漁れば、ここまで車で来た人の情報は沢山出てきます。
 
 
しかし、このゲートは通年閉じでいるようで、車で進んだという記録は見つからない。
 
 
ここからが本当の廃道区間。
 
 
いよいよ核心へと進んでいきます。
 
 
 
つづく。