ほんとうにどうしたらよいのかわからないことがたくさんあって困るな。

日本の漁業の燃料費の問題は深刻です。


食料受給率の低下が叫ばれているなか、お魚はかなりの受給率の高さを示しているのに

燃料費の高騰の影響で漁業をやめざるをえない方たちがたくさん出てくる。

「息子に漁師を継げと、もういえないよ」というお父さんの言葉が身にしみる。


ここ十年以上お魚ってほんとうにずーっと値上がりしてないんだな。

私たちの魚離れは大きい原因。

どうしても安いものに手が伸びてしまうのも現実。

テレビで高木さんが、消費者もゆるやかに値段が上がっていくことを了承していかなければいけないときになってきたとおっしゃっていて

たしかに

と思ったけれど

日々の節約におわれる方たちにそれを強いるのはやっぱり刻だと思う。

せめてまだ余裕のあるときには、日本の漁師さんが獲ってくれたお魚を高くても買うようにしたいと少し思う。


日本のお肉が高いのは日本の屠殺が人の手で行われているから。

まさに職人たちの高い技術とプライドで守られているんだとおもう。

機械に頼っている外国では

はずみで腸内のものが混ざってしまったりけっこうこわい。

日本の職人さんたちも高齢化が問題になっているみたい。

このあいだ15歳になった甥に「いのちの食べかた」の本をプレゼントした。

多分読んでいないと思うけれど

いつか読んで、いろいろと考えてくれる大人になってくれるとよいと思う。


アメリカのウォルマートについて。

ディスカウントスーパーで有名で価格破壊をおこした会社のようだけれど

従業員へのお給料があまりに安いらしい。

ほとんどを正社員として雇うようだけれど

フルタイムで働かせて年収200万くらい。

貧困層すれすれ。

郊外の個人のお店が集まる場所に出店して

客をさたい個人店は廃業をやむなくされ

結局職を求めてウォルマートで働くようになる。

きっと、こういう構造は日本のディスカウントストアにもいえるんだろうな。

よくないスパイラル。どうしたら抜け出せるんだろう。


私のお店も、わたしと話をしながら品物を選んで買っていくということをお客さんが楽しんでくれているからやっていけているようなもの、皆様に感謝しつつ

買い物をするときには個人店を大切にしよう。

あまり見に行くつもりはなかったのだけど

薦めてくれたので観に行った。

うんうん、おもしろい。


マジックアワー


深津絵里さん最高です。

あの世界観にぴーったりだったなー。

三谷氏は天井桟敷の人々などの世界観を目指したようですが

完全に

ウディ・アレンのブロードウェイと銃弾の世界観に思えます。

でもブロードウェイと銃弾も昔の映画の世界観を目指してるのだろうから似ていて当たり前なのかな。

私は「カサブランカ」見ていないのだけど

サイコや現金に体を張れなどのワンシーンを思わせるカットもあって楽しかった。

これまでの雰囲気や勢いで楽しませるだけのストーリーでなく

シナリオの基本に忠実に作られている気がした。

伏線の張り方も三谷氏の敬愛するワイルダーっぽさはあった。

褒めすぎかしら。

でもやっとシナリオらしくなってきたってこととも言えるかな。

シナリオのうまさというものはそこまで感じられず。


とにかく、三谷氏のかつて見た映画に対する思いが伝わってきて

わたしも

かつてみた映画を温かい気持ちで思い出しました。

「E・T」とか「バックトゥザフューチャー」違う世代の映画なんですけどね。

こいった見方になるのは、たぶん三谷さんに共感するところが多いにあるからなのかしらん



nocountry

夏にはDVDが発売されることに驚きー。

アカデミー賞では

ノーカントリーとゼアウィルビーブラッドの一騎打ちになっていたようで

コーエン兄弟もポールトーマスアンダーソンもいい作品を作ることはわかっていることなのではずせない、

ということで

ひさしぶりに映画館行ったな。

一人で。

アントン・シガーなんです。

あのおかっぱ頭とノリの効いた感じのジージャンがあやしすぎる。

純粋なまでの悪、というか生まれながらに殺し屋。

彼についての詳細は一切語られず何者かまったくわからず、彼の通り過ぎた後には死体がわんさか。

でも彼なりの絶対ルールはあるのよね。恐るべしシガーのオリジナルルール。

あいだに入るベル保安官の語りが哲学的でコーエン兄弟のテイストにぴったりな気がする。

結局シガーにあってしまったというのは不運ということでしか語ることが出来ない。

いつ訪れるかもわからないし、理由なく訪れるのだ、わたしたちの理解をはるかに超えているんだもの。

そういうものを見てしまったらベルのように達観するしかない。

彼なりの最善は尽くしてくれるのだけど。

もうこの国は老人が住めるような場所ではないのです。

ということでfor old men がなければ理解できませんね。


原作の邦題

「血と暴力の国」もぱっとしない気がするけど。

原作も読んでみたけれどしーかり本に忠実に映画化されてます。

ベル保安官の語りと時代設定が違うところかしら。

ベル保安官の語りがポイントだからそこにコーエン兄弟の解釈があるのかと思われます。


で、

この映画はゼアウィルビーブラッドと対比することでわたしなりにすごくおもしろかった。

ゼアウィルビーブラッドのプレインビューも石油のためなら人殺しもいとわないといわれているけれど

彼には感情移入できちゃうんです。人の弱さと苛立ちが際立ってます。

二人とも自分たちのルールを持っていることは共通してるんですね。

ぜアウィルビーブラッドはあまりにわたしにとってドストライクだったのでまたきちんと考えよう。