夏にはDVDが発売されることに驚きー。
アカデミー賞では
ノーカントリーとゼアウィルビーブラッドの一騎打ちになっていたようで
コーエン兄弟もポールトーマスアンダーソンもいい作品を作ることはわかっていることなのではずせない、
ということで
ひさしぶりに映画館行ったな。
一人で。
で
アントン・シガーなんです。
あのおかっぱ頭とノリの効いた感じのジージャンがあやしすぎる。
純粋なまでの悪、というか生まれながらに殺し屋。
彼についての詳細は一切語られず何者かまったくわからず、彼の通り過ぎた後には死体がわんさか。
でも彼なりの絶対ルールはあるのよね。恐るべしシガーのオリジナルルール。
あいだに入るベル保安官の語りが哲学的でコーエン兄弟のテイストにぴったりな気がする。
結局シガーにあってしまったというのは不運ということでしか語ることが出来ない。
いつ訪れるかもわからないし、理由なく訪れるのだ、わたしたちの理解をはるかに超えているんだもの。
そういうものを見てしまったらベルのように達観するしかない。
彼なりの最善は尽くしてくれるのだけど。
もうこの国は老人が住めるような場所ではないのです。
ということでfor old men がなければ理解できませんね。
原作の邦題
「血と暴力の国」もぱっとしない気がするけど。
原作も読んでみたけれどしーかり本に忠実に映画化されてます。
ベル保安官の語りと時代設定が違うところかしら。
ベル保安官の語りがポイントだからそこにコーエン兄弟の解釈があるのかと思われます。
で、
この映画はゼアウィルビーブラッドと対比することでわたしなりにすごくおもしろかった。
ゼアウィルビーブラッドのプレインビューも石油のためなら人殺しもいとわないといわれているけれど
彼には感情移入できちゃうんです。人の弱さと苛立ちが際立ってます。
二人とも自分たちのルールを持っていることは共通してるんですね。
ぜアウィルビーブラッドはあまりにわたしにとってドストライクだったのでまたきちんと考えよう。
