「原発はどんものか知ってほしい」これは、原発建設に20年間、現場監督として携わった、平井憲夫さんによる告発文書です。設計者が語る机上の安全性ではなく、施工者が実体験として経験した危険性が
示されています。是非ご一読下さい。この文書の存在は、ツイッターで知りました。

全文はこちらから

http://bit.ly/bzrnsX
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#page1
≫11月10日の TBS系列のTV番組『夢の扉~NEXT DOOR~ 』をご覧になった方も多いと思います。

≫内容は、樹木から取り出した『リグニン』を使い、古紙や木からプラスティック様の『りぐぱる』を開発した、三重大学大学院の舩岡正光教授のドキュメンタリーでした。
≫見逃した方のために、少々長めですが、以下番組のHPを引用させていただきます。
≫年間1000万トンもの古紙が燃やされている今、その古紙のリサイクル研究を19年間もの間頑張ってきて、究極のエコ製品の『りくぱる』を誕生させたのが舩岡正光さんです。
≫『リグニン』は繊維の接着剤の役割をしているもので、樹木も95パーセントは繊維とリグニンで出来ています。
≫舩岡さんは樹木からリグニンを取り出す研究に邁進したわけですが、『リグニンには手を出すな』という言葉が研究者の間であるように、リグニンを取り出す数千にもなる実験は失敗の連続でした。
≫なぜかというと、繊維を残しリグニンだけを抽出する方法が見つからず、研究が堂々巡りを繰り返していたからです。
≫実験開始17年目にあるアイデアが閃きます。それは、『リグニンだけをまず特殊な環境に置く』こと。
≫リグニンだけを防腐剤のテノールでコーティングし溶解させることでリグニン抽出に成功しました。
≫2年後に世界初の画期的新素材の『りぐぱる』完成。
≫一見プラスティックのような『りぐぱる』ですが、その原料は石油ではなく木や紙・ダンボールです。
≫『りぐぱる』の特徴は、木とプラスティック両方の性質を併せ持つこと。触感はプラスティックで高強度ですがのこぎりでも切れ、釘を打つことも出来ます。
≫最大の特徴は『変形自在』なことと、『何度でもリサイクル可能』なこと。
≫変形自在で強度もあるため色々な商品に利用可能です。例えば実験段階では車のボディにも使われています。
≫もちろん今ある木工製品やプラスティック製品の代用は完全にこなせます。例えば実験段階では車のボディにも使われています
≫加えて、りぐぱる製品は溶解すれば何度でもリサイクル可能ですので、『究極のエコ商品』と言えます。
≫さて、りぐぱるの一日も早い実用化が望まれますが、今着々と進行中です。
≫製品化は、大阪の古紙から再生紙を作る会社が担当。
≫製品化のために必要な大量の『リグニン』は、徳島県中町の東京ドーム3個分の巨大敷地に巨大プラント建設計画進行中です。

※ 研究の概要は神籬(ひもろぎ)誌24号に紹介されています。
 http://www.nishigaki-lumber.co.jp/himorogi/bun/24.htm

≫原理主義的自然環境保護団体は科学技術を軽視しがちですが、環境と産業を両立させるためにも技術革新、科学研究は必要だと思いました。成果が出るまで19年の長い道のり、こうした実例も仕分け人に理解してもらいたいです。

 今年も敬老の日を迎えます。
 郷里の、ジジ、ババより電話があり、「この頃地域の民生委員の方の訪問が多く煩わしい」とのこと。
 私は、「白骨化していないかどうかの確認なので、とりあえず二人とも生きていることは見てもらったほうが良いと思う。煩わしければ、白骨に“しない”、“ならない”、“持ち込まない”という非白骨化三原則のポスターでも作って貼っておいたらどうか。」と話しておきました。
 さすがに93歳(介護度・要支援)と86歳(介護度 要支援1)の老夫婦世帯なので、心配ではあります。 
 不肖の息子(私)は、あてにならないとばかりに、二人でがんばっていて、自分たちで、「息子孝行の老人」と言っています。(ある意味正しい。)今度、白骨温泉(信州)にでも連れて行こうかと思います。

 母は、白骨化のニュースを見て、老老介護の息子が、『生活保護申請をした時に、自分より年下の行政職員が、自分を馬鹿にした態度であったので、申請を断念した。母親が亡くなり生活費がなく、止むを得ず葬儀もせず、年金を受給していた。』という報道に、「もぞこくなって涙が出る。」と話し、高齢者福祉の制度の不備と行政担当者の態度を怒っておりました。
もぞこい=不憫だ、かわいそうだの意

さて、行方不明の高齢者の話題は、連日報道されましたが、原因の究明(個人、家族、制度、地域社会の在り方)や再発防止策の検証は不十分でした。「万暦年間から生きている人がいる」などと「トリビアの泉」のような報道もある始末です。
 行方不明の高齢者、行旅死亡の高齢者、白骨化した高齢者は、「自分の人生の終焉を誰にも告げられず」にこの世を去りました。これは、地域社会に生きていたはずの人間を抹殺したことに等しく、個人の全人生を全否定したもので、これ以上の人権侵害はありません。
 高齢者の安心、安全のセーフティネットは、思っている以上に弱く、地域で再構築する必要があります。
 白骨化した死体は我々に何を語りかけているのでしょうか。
 自治体に住民登録をしていながら、所在が確認できない100歳以上の高齢者の方は、8月10日現在で19都道府県で75人に上るということです。一体我が国では何が起こっているのでしょうか。
 自宅で白骨化した高齢者を放置していた事件は特異な例と信じたいのですが、8月11日に放映されたNHKのニュース解説(後藤千恵解説委員)によれば、行方がわからなくなって、家族から警察に届が出させている70歳以上の高齢者は、去年1年間で、1万1千人以上にのぼっています。
 家を出た高齢者は、ホームレス化して路上や公園で暮してたり、名前を変え各地を転々とするうちに、身元不明者として亡くなり、行旅死亡者として扱われている例があるという報告です。ホームレスは全国に約1万2千人以上存在するといわれ、その多くは高齢化しているようですし、行旅死亡者として扱われた70歳以上の高齢者は、今年に入ってすでに179人を数えています。、
 番組の中では、都会に出稼ぎにきて、故郷の家族に仕送りをしていたが、ある時建設現場で怪我をして離職し、仕送りができなくなり、家族に連絡しずらいことから、お酒で寂しさを紛らわし、所持金も底をつき、住居も失ってホームレスとなった事例が紹介されていました。
 個人的な理由であれ、家族の縁が、何かの事情で途切れて、生死も分からない状態に陥ってしまうという現実が少なからずあるということを我々は認識しなければならないと痛感しました。
 
 また、経済的に困窮している高齢者ほど、孤立化しているというデータも示され、背景に低所得による非婚化で子供がない事例も多いようです。
 近年、若年労働者の非正規雇用の増加と非婚者の増加も指摘され、高齢者の所在不明は、将来も続く課題であることは否めません。
 誰をも孤立化させない社会や地域の在り方について、考える必要がありそうです。皆様のご意見をお寄せ下さい。
 
昨年度開講された、静岡市主催の人材養成塾である「地域シゴトの学校」に続き、「まちにサプリ 地域デザインカレッジ」が開講されます。これまでの養成塾修了者向けに、専門編が開講されるので、申込みをしたところ、受講の案内が届きました。選考有という要綱に少しビビッていましたが・・・
 ひょっとしたら定員に満たなかったのかもなどと無用の心配をしつつ、「地域に根ざした環境福祉教育研究会」のコンセプトがどの程度うけいれられるか、さらに肉付けが必要か、実際の起業にはどのような準備が必要か等、色々と研鑽して行きたいと思います。(by エコウエル)

まちにサプリ 地域デザインカレッジのHP
専門編⇒
http://www.city.shizuoka.jp/deps/shogaigakushu/chiikidezainnkarejji_presen.html
一般編⇒
http://www.city.shizuoka.jp/deps/shogaigakushu