こんにちは!
勝手に「もうひと花PROJECT」やっています。
かなりの長文であることを先にお詫びしておきます
さて、篠山ABCマラソンに向けて10週連続練習報告!
…なんて言っていたわけですが、篠山マラソンの中止が決定し(というよりも決定前からほぼ中止と予測し)、急遽1月30日開催の大阪ハーフマラソンにピークを合わせる方針に転向しました!
どんな感じで合わせたかはコチラ
といことで、もったいつけても仕方ないので結果を先に言うと…
1時間8分42秒
社会人ベストを更新できました
とはいえ、調子が良かった!
とはあまり言えない状況で…
この1月だけで、自分で設定した練習メニューをこなせないことが3回ありました
正直、練習の完遂率が高いことが自分強みのひとつだと思っていたので、内心危機感を感じていました。
冷静に振り返ってみると、調子が悪くてこなせなかったというよりも、少し練習強度を強めに設定しすぎたのかもしれません
練習報告するってことで、ちょっとええかっこしてしまったのかも(笑)
やはり、僕は練習にしても何にしても、目立たずこそこそやる方が向いているのかもしれないです
で、結果的には良い調整になったのですが、練習をしっかりこなせない状況で当日を迎えたので、せっかくの貴重なレースなのにイマイチ気分が乗らず、こういうご時世もあって欠場も考えました
…が、参加条件である抗原検査でも陰性だったこと、こういうモチベーションが上がらない時に好結果が出たということが過去にも何度かあったこと、そしてやはり自分にとってランニングとはただの娯楽ではなく生きていく力を生むものであること、そのあたりを踏まえて出場することにしました
会場には、人数制限により例年よりはだいぶ少ないものの、かなりの人数がいて、ウォーミングアップの段階から久しぶりに賑やかな空間に身を置くことで、何だか元気になってきました
もともと人混みは苦手なので、人混みにいすぎると疲れますが、逆にそういう空間に身を置かなさすぎることでも疲れるんだなという気づき…やはり何事もバランスが重要ですね
かなりバタバタしながらも、何とか荷物預けとトイレも済ませ、防寒用のビニール袋に身を包んでスタート地点に並びました。
最高に記録を狙えるコース・メンバーというこのレースですが、唯一の難点がスタート地点での待ち時間が長いこと
ハーフマラソンでここまで長いのは珍しい・・・。
招待選手や関西学連の選手がゆったりとしたスペシャルゾーンで流しをしているのを横目に、30分前ほど前からほぼ身動きが取れないスペースにすし詰め
さらに感染予防対策の一環で被っているビニール袋をけっこう早い段階で没収されたもんで寒い寒い
ちょっとキツいぞ…と思う一方で、かなり開催が難しい状況で運営サイドが一生懸命調整してくれたんだろうなとも実感しました…
反対派「ビニール袋回収するときに感染したらどうすんねん!?」
スタッフ「わかりました。スタート地点に移動する前に回収ボックス作って、自分で捨ててもらいます」
・・・みたいな。
まぁいろいろご意見はあるでしょうが、開催してもらえてありがたい!と、現場に立つと思いますね。
で、何とかスタート前に身体をツイストみたいに動かして少しでも温めて心拍数を上げておいて、あと問題は最後にトイレに行ってから何だかんだ1時間くらい経っているので若干の尿意が…まぁハーフなら耐えられるかな。
そういう状況でようやくスタート!
Aブロックの前の方にいましたが、スタート地点にたどり着くまで12秒!これくらいは仕方ないか…。
ジグザグ動いて体力をロスしないように、最初は多少遅くなっても横移動は最小限に!
それにしても前を向く視界にはおびただしい数のランナー。基本的には前を追い抜いていくんだけど、後ろからもどんどん抜かされて…どの集団で走るのか全然定まらないまま身体を温めていくイメージで最初の2㎞くらいは淡々と刻んでいきました。
ちなみに、スタートゲートをくぐってから1㎞地点まで3分15秒
冷えた状態にしては悪くない出だしだなという感じでした。
3㎞地点くらいからペースもようやく安定してきて、このあたりで、このレースを最終戦に選んだ福士加代子選手に追いつきました
打ち立てた記録が凄いのはもちろん、失礼ながら競技力が衰えてからの引退レースにここまでの注目を集められる選手はなかなかいないと思います!
福士さんがいかに「速いだけ」でも「強いだけ」でもない魅力的な選手だったということの現れですね。
もちろん僕に声をかけるような勇気はないので(笑)心の中で「おつかれさまでした。」とつぶやき、前を目指しました。
そして4㎞くらいで少し集団ができ始め、女子の先頭を飲み込むような形になりました
前にめちゃくちゃテレビカメラがあったので、「ここで走っていればめちゃくちゃ映れる~♪」とも少し思ったのですが、青学原監督の曰く「注目されることで力を発揮する最近の世代」に僕はどうやら当てはまらないようなので(笑)テレビカメラの車も抜かして前に進みました。
5kmの通過は16分31秒
(スタートのロスを除くと16分19秒)
かなり理想に近い入りです♪
不思議なもので、ある程度スピードに乗ってくると尿意は収まるもので、ハーフならば何とか堪えられそうな気がしてきました
フルだとこうはいかないそれが都市型マラソンで僕が結果を出せない主因な気がします。たかがトイレ、されどトイレ(笑)
そして5㎞を過ぎて折り返しがあり、その後に合流できた集団にとても恵まれました。
最初は10人くらいいたでしょうか。
この集団を母体として、前の集団を吸収したり後ろから新たなメンバーが加入したりして、ほぼ最後まで走ることになります
たまたま同じ集団にいた、母校の陸上部の選手が(下手したら半分の年齢)がグイグイと前に出てくれたこともあり(察するに彼にとっては想定より遅いペースだったのでしょう)、そこからペースが良い感じに上がりました
5km~10kmのラップが、16分07秒
うん。いい感じです!
僕の経験上、ハーフマラソンでは後半にガクっと落ちることは少ないので(ダメな時は序盤からペースが刻めない)、このあたりでかなり良いタイムが出ることをほぼ確信しました。
実を言うと、上手く計算できずにさらに速いタイムを想定してしまったのですが、そう甘くはないですね。
で、集団の中で大人しく(笑)走っていると、前方に見覚えのある人を発見
奈良のレジェンドことヒラタさんです!
昨年のびわ湖毎日マラソンにて、当時43歳にして2時間16分台で走った関西市民ランナー界のキングです
個人的にも「もうひと花PROJECT」なんて言うているくらいなんで、40台レジェンドの方々には当然憧れがあるわけで…
燃えてきました
おそらく、今日は本調子でないに違いない!
(後で聞いた話では先週までで1001km走り込んでいたらしい…やはり)
順位を競うタイプのレースではないので、完全に自己満足の世界なのですが…
金星をあげられるのは今日しかない
...と、メラメラしてきました
そしてワクワクも
そこから先はもうヒラタさんばかり見ていたと言っても過言ではないでしょう!
ヒラタさんの底力を感じるのは、「ちょっと疲れてきたかな」と思って前に出て、わりと距離があいたから徐々に離そう、と思ったら後ろからマリオカートでキノコを使ったようなスピードで再びかなり前まで離される…
というループが何度もありました
普通に考えたらかなりしんどいことをされているはずなのに、後ろにいると体力ゲージが自然回復されるんでしょうね
…以前お話ししたときにも感じたのですが、何て言うか身体の規格が違う
そんな感じで、10km~15kmのラップが16分13秒
正直、そんな余裕はなくなってきたけど何とか最後まで頑張れそう…という感覚。
そこからは、僕も含めて集団全体がややペースダウンしてきて、僕も積極的に前に出てみるけど結局はまた吸収されて…
みたいな感じでなんとか粘って、15km~20kmのラップが16分19秒
何とか持ちこたえたという感じですね
さぁさぁ、ここまできたら狙うのはもちろんタイム!
ただ上手く計算できなかったので、あと何分で走ればベスト…がイメージできませんでした。
そうなると、とにかく狙うはレジェンドからの金星
相変わらず抜きつ抜かれつを繰り返し、並んだのはゴール200m前を切った長居陸上競技場のトラック上
僕は力を絞りきって前に出て…
まさにライオンから逃げるシマウマの気持ちでラストスパート🦓🦓🦓
写真提供は、太陽が丘JC会長の椿原さんです!ありがとうございます
というわけで、憧れのレジェンドより3秒早くゴールできました
繰り返しますが、あくまでもほぼ100%の調整をして最終レースとして挑んだ僕と、えげつない距離の走り込み明けで今後のレースへのステップとして出場されたヒラタさんの勝負なので、ただの自己満足なんですが…
若手(え?)の挑戦にしっかり応えてくださったヒラタさんに感謝です!
ヒラタも「楽しかったわ」と言ってくださったので、それも嬉しかったです
ということで、改めてタイムは1時間8分42秒
社会人ベストです
「社会人ベスト」というまどろっこしい言い方をあえてしているのは、生涯ベスト=学生のときのベスト1時間8分26秒を虎視眈々と狙っておるからです
ということで、長くなりました。
力を出しきったせいか、先日の奈良マラソンの時よりも疲労が酷かったですホント…。
結果的にベストが出たので、いちおう形にはなりましたが、フルマラソンで非公認ながら自己新を出せた1年前と比べると「積み重ねている」感覚に乏しかったという反省点があります
それは練習完遂率の低さによるものですが、その原因を突き詰めていくと、結局「記録更新を意識して気負いすぎた」んでしょうね。
練習時の走力と設定タイムの微妙なズレが、必要以上の疲労をうむことになったのでしょう。ここはホントに難しいところですが
ということで、しっかり疲労を抜いて、今後どのようなプランで走っていくか、じっくり練りたいと思います
ここまでの長文を読んでくださった方、本当にありがとうございます
(天下一品のどんぶり底のイメージ.)