前回のブログで、
日本人は、「個人のメンツ」をまわりが評価してくれる=集団主義
中国人は、「個人のメンツ」をまわりが評価してくれないので、
「じぶんが、じぶんが」と行動せざるえない=個人主義
と書きました。
ただ、中国人がいくら個人主義とはいえ、
中国へ進出し、会社としてやっていく以上、
中国人スタッフの「個のメンツ」をいつも優先できるわけではないハズで、
日本企業にとって、そこが一番あたまのイタイところかもしれません。
わたしは個人的に、
職場において、中国人スタッフの「メンツ」がたたない選択をするとき、
「きみのメンツがつぶれてしまうだろうけど、
今回はどうかこっちの案を優先させてほしい。ほんとうに申し訳ない」
とハッキリその中国人に事前に伝え、それにたいし謝罪しました。
「事前に」と「謝罪(同情)」が肝です。
そして、事がすんだあとにもう一度、
「今回のきみの行動に本当に感謝してる。つらかったでしょ。ありがとう」
と「ねぎらい」と「感謝」でしめる、
「謝罪」と「感謝」ではさむサンドイッチ的なコミニュケーションを心がけました。
その結果、中国人スタッフはわたしのメンツの為に行動してくれるようになりました
結局「メンツ」とは、「まわりからいかなる評価をうけるか?」だと思います。
したがって、
ちゃんと評価をされるなら、中国人だって「じぶんのメンツだけ」にこだわったりしません。
企業、会社、仕事において、中国人スタッフのメンツを「優先」できなくても、
丁寧なコミュニケーションにより、そのメンツを「尊重、評価」できれば、
中国人スタッフはそれに応えようと、
尊重、評価してくれるあなたのために、
じぶんのメンツにかけていい仕事をしてくれるでしょう