前回のつづきです。
「叱る」最大の意義、目的は「そのひとの成長」です。
つまり、
「わたしはあなたにこれだけ期待しているんだよ」
という想いが伝わらないものはNGといえます。
「使えないヤツだ」
「おまえ才能ないな~」
のような、「個」=人間性を責めて叱るのは、
あいてへの期待をミジンにも感じさせないどころか、
じぶんの内にわきあがる怒りの感情を抱えきれず、
あいてにぶつけてるに過ぎません。
つまり、
「じぶんを楽にしたくて、あいてを叱っている状態」といえます。
そんなものを受けいれられるほど、人間の本質は素直じゃないはず。
中国人を叱るときは、
「個」=人間性を責め、感情をぶつけるのではなく、
「個」=人間性に期待を込めた想いをぶつけましょう。
「アポ取ってない??なにやってんだ~ 使えんヤツダな~」
ではなく、
「アポ取ってない??なにやってんだ~ おまえならちゃんと出来るはずだろ~」
あいてへの「期待感」なら思いっきりぶつけても、
中国人は受けとってくれるはずです。