中国人を叱るとき気を付けるポイント  その1 | 多国籍の部下を一瞬でじぶんの「ファン」にさせる「ノンバコ術」

多国籍の部下を一瞬でじぶんの「ファン」にさせる「ノンバコ術」

「外国人を雇いたい経営者」なら知らないと損する!
多国籍チーム、部下のパフォーマンスを最大化させ「多様性を活かす職場文化」をつくる「ノンバコ術」とは??

中国人を叱るとき、以前「ほかの人前で叱ってはゼッタイだめ」と書きました。


人前で叱ると「メンツ」が丸つぶれになるため、

その後の改善行動が絶望的になるためです。


もうひとつのポイントは、


「個」=人間性を責めない


例えば、


上司   : あした訪問する会社のアポ大丈夫だよな。

中国人 : あっ!これからすぐ取ります。

上司   : なに~、これからアポ取るだと~??数日前のアポは仕事の基本だろパンチ! 

        いったい何年この仕事してんだよむかっ使えね~ヤツダな、まったくプンプン



この中国人は、ただアポを取るのにミスをおかしただけなのに、


「使えね~ヤツ」と、「個」=人間性の部分を責めています


そしてそう責められた中国人は、

もう、その上司のはなしは耳に入ってきません。


例え褒めることがあっても、「なにかウラがある」ぐらいにしかとられず、

上司のワルイことばかり「アラサガシ」状態。


こうなると辞職、転職はまぢかでしょう。



ちかごろ日本でも「若者を叱るとすぐ辞めてしまう」と言われてますが、

共通するところがあると感じます。


そんな若者にたいし、「あまえてる」「根性がない」などと批判するひとがいますが、


知らず知らずのうちに、「個」=人間性を責めて叱っていないでしょうか。



「個」=人間性を責めて叱ることの最大の欠点は、


その後の改善行動がまったく見込めないこと。


つまり、


「そのひとの、その後の成長を期待するものではない」からです。


「叱る」最大の意義、目的は「そのひとの成長」のはず。


次回につづきます。