ズボンの前後を繋いだ“一枚布”の型紙から、脇のスリットを作り出す方法です。
例によって桂オリジナルですので、洋裁専門家様に見つからないコトを願います(^_^;)
①裾をアイロン掛けしておきます
５cmのスリットを作るとして、６cm＋１cmで折り目を付けておきます。
②型紙を写します
裾を折った状態で型紙を置きます。
スリットを作る分、横は２cm伸ばして取ります。
左右対称に２枚切り出します。
③スリットの印を付けます。
ウエストの半分と裾の半分を結びます(白線)。
その線から前側に１cmのスリットを引きます(赤線)
縫い代が重なって厚みが出るので、真ん中線(白線)の前後１cmの縫い代をカットしておきます。
④スリットを作ります
赤線を縫って矢羽根に切り込みを入れ、表に返して縁をステッチします。
裏側はこんな感じです。
白線で中表に半分に折ります。
スリットから後ろ側の布が見えます。
スリットの上から１cm幅で縫います。
表に返して、ステッチで押さえます。
スリットの開き止まりは重ねミシンで補強しておきます。
ポケットはこの時点で付けておくとラクです。
⑤ズボンに仕上げます
前の股上、後ろの股上を縫い合わせます。
ズボンの形に開いて、股下を繋げて縫います。
裾をアイロン通りに折り曲げてステッチで押さえます。
ウエストを始末します。
今回は幅広ゴムバンドを直付けしました。
横から見るとこんな感じです。
④で掛けた開き止まりのミシンと、裾縫いのステッチがぴったり合うと、キレイに仕上がると思います(*^^*)
開き止まりミシンは掛けずに、裾縫いのときに重ねミシンをしても良いかもしれません。
夏のハーフパンツ、この方法で増産しました(^^)v