上野広小路亭の披露目と上野あれこれ! | 桂鷹治の「語る詞す」

桂鷹治の「語る詞す」

噺家・桂鷹治のオフィシャルブログ

帰宅途中にセミの鳴き声を初観測。

今年は7月9日。

もう梅雨明けしたのかと思いきや、

週末にかけて雨がちな予報ですね。

 

独演会の日に雨が降らないように、祈っておきます。

 

8日(月)、暑い中、上野広小路亭へ。
後ろ幕の確認と二番のトンビで、
楽屋にいても邪魔になるので外へ。



日傘をどこにしまったか、
探し出す前に夏の日差しになってしまった。

直射日光を避けながら、
いつも並んでいる町中華を通りかかると、
お昼時の真ん真ん中にも関わらず、列がない。
さては酷暑のお陰だろうか。

 

有難いことに、すんなりカウンターに収まって、冷やし中華。
同じメニューでも違うお店で比べるのは面白いかも。



こちらも有難い、ランチだけの餃子2個セットで。
餃子を酢醤油でいくと、冷やし中華の酢醤油ダレと被るので、
小皿にお酢だけ出して餃子。
塩気は冷やし中華のタレで充分。
 

そのまま買い物がてら、秋葉原方面へ。
カバンを探して、
ネットで見つけたお店へ行こうとして歩いて行って、
手前に感じの良い帽子屋さん。

うっかり夏物の帽子を購入。
カバン屋さんでは保留のまま何も買わずで、
結局、何しに行ったのか分からない。

あまり外にいても暑さにやられるので、楽屋へ戻る。

和やかな楽屋。

ただ居場所は少ないので、隙間を見つけて、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。

 

 

仲入りを挟んで、口上。

プログラム上、ここは20分とってあるのですが、

司会の外は新真打の師匠と、

日本演芸家連合会長の夢太朗師匠しか喋る方がいないので、

連日10分程度で、手締めになって舞台転換。

結構、この時間帯は慌ただしいです。

 

 

上野広小路亭で5日間披露目をやるようになって初めての番頭。

それでなくても、毎回状況が違うので、

一度として同じ披露目は無いんですが、

この先の大須のシミュレーションにもなりますかね。

 

伯知姉さんの高座で終演。

楽屋で手締めをしてお開き。

お暑い中をご来場ありがとうございます。

 

直射日光だか紫外線だかを浴びるだけで疲労するそうですが、

日が傾いても暑いまま、

空気がぬるくなることもなく、そのまま帰宅。

 

マンガアプリの広告でやたら推されていた、もやしもんを再読破。

学生時代の楽しかった思い出が甦りました。

次はブラックジャックです。

秋田文庫のベスト版を一巻から順に参りましょう。

 

9日(火)、朝から呉服屋さんが来てくれる。

支度はしていましたが、約束より30分近く早いので驚く。

 

どこかの国では、

家を訪ねる場合、約束の時間より5分遅れて行くマナーがあるとか。

迎える支度が整っていない場合を想定して、のことらしい。

ジャイアンツタイムは30分前集合ですか。

これは、或る集団の中だけのことなので、また意味合いは違ってくる。

 

ほどほどで家を出て上野広小路亭。

金太郎兄さんの楽日。

 

 

後ろ幕を張って、準備万端。
やっぱり楽屋にいると邪魔になるので、外へ。

 

 

フラっと路地へ入って、焼肉定食。

ここ、コロナで休んで、再開後はいつやってるか分からなくて、

一応近所を通るときは前を歩くことにしているんです。

 

行ったときに前の人で丁度満席。

よかった、やってる、と思って、

まあ、すぐ誰か出るだろうと日陰で立ってたら、

お店から大将が出てきて、先に作っておきますよ、ってオーダー。

とっさに「焼肉で」って言ってしまいましたが、

生姜焼きの方が良かったかな、と直後に後悔。

 

でも、分厚い豚ロース焼肉で白いご飯を頬張って、

その迷いは綺麗さっぱり消えました。

生姜焼きはまた今度にしましょう。

 

そのまま上野の街を歩く。

なんと、何度も通っていたビビンバハウスがジンギスカン屋さんになっていました。

これは驚き。

 

お店が無いから、あれ行き過ぎたかな、と思ってみたら、

カウンターはそのままでジンギスカンに。

石焼ビビンバを食べられる貴重なお店が閉店。

相当ショックです。

 

他にも、昔行ったことのある飲み屋さんなどなど、

かなりの数が他のお店に変わっていました。

 

コロナの時の借入金の返済が始まって、

どこも飲食店がバタバタ倒れているみたいですね。

 

暑い中、そうそう散歩もできず、

小一時間で楽屋に戻る。

初日より綺麗に幕が張れて、口上の見栄えも良くなった気がします。

 

 

口上終わりで、着替えた金太郎兄さんに、

通路の壁の披露目ポスターにサインしてもらう。

これで三真打、全員のサインが揃いました。

 

 

終演後、手締めでお開き。

とうとう翌日は千穐楽。

雨花姉さんの主任です。

鷹治は末広亭の高座を勤めて広小路へ。

 

考えてみると、小助小時さんや小すみさん、小南師匠も末広亭と掛け持ち。

入らない時は全く寄席に入りませんが、

入るとなると、掛け持ちになる。

巡り合わせってあるんでしょうね。

 

広小路が終わると、次は国立の紀尾井小ホールです。

中5日、果たして休養になるのかどうか。

 

なかの芸能小劇場の独演会はいよいよ今週末に迫っております。

 

 

 

ご予約はフォームからどうぞ!

大師匠生誕百年記念、大師匠トリビュートでお送りします、

今年のYASURIです。

ご来場お待ちしております。