五月上席初日!末広亭仕込み~池袋演芸場~末広亭の掛け持ち3日間! | 桂鷹治の「語る詞す」

桂鷹治の「語る詞す」

噺家・桂鷹治のオフィシャルブログ

池袋演芸場は、地下なのでスマホの電波が入りません。

機種、会社によるんでしょうが、

私はダメです。

 

池袋演芸場にいる間は不通になります。

それに伴って、

連絡が取れなくなるのはもちろん、

ネットも繋がらないので、SNSや調べ物も不可能。

 

じゃあ末広亭なら大丈夫か、というと、

必ずどこかで何かしているので、

そんな暇もないという状態です。

 

そんなに忙しいわけでもないんですが、

常に誰かと一緒にいるので、

スマホをいじっている余裕がない、と言った方が正しいでしょう。

 

いよいよ、池袋と末広亭の掛け持ち。

五月上席の初日です。

 

5月1日(水)、朝9時に新宿。

末広亭の開場前に、夜の披露目の飾り付け。

 

ギリギリ曇っていて、搬入は無事。

ただ気温が上がらず、クールビズ体制で、

少し肌寒い感じ。

ジャケット着てこれば良かった……。

 

番頭と新真打で、

幕を吊って、飾りの段取りをして、

頂いた花の位置を調節して……夜に向けて色々。

 

 

寄席幟を用意したものの、

初日は雨で幟は見送りになるだろうという算段。

 

協会の提灯と、新真打の提灯も並べて、

飾り付けをしたら、

まず口上の確認に。

 

 

座布団の上に毛氈を敷いて、

サンパチマイク。

新真打は喋らないので、

両脇の司会、師匠方、幹部の前に1本ずつ。

 

 

末広亭はぎゅうぎゅうですが、

これが浅草になると、ゆったり9人ぐらい並べます。

 

会長がいらっしゃったタイミングで初日のご挨拶。

そこまで済んで一旦解散。

また夜席の開場前に戻ってくるということで、

番頭は各自、買い物に行ったり、事務局へ行ったり三々五々。

 

降り出した雨の中、私は池袋演芸場へ。

到着すると、既に並んでいらっしゃるお客様の列が。

雨の中、一杯のお運びありがとうございます。

 

 

池袋の看板はビニールがかかってるので、

雨の日でも大丈夫。

尤も幟は出せません。

 

開演後、ランチに。

傘をさしても濡れそうな、結構な本降りに。

 

 

池袋で四川麻婆豆腐。

メイン以外、セルフ食べ放題。

熱々で辛い四川麻婆をご飯と冷菜で迎え撃つ。

 

急いでいたのでこんな感じですが、

食べ放題のテーブルに、もう少し色々あったので、

次はゆっくり愉しんでみたいと思います。

 

 

ランチから戻って、

仲入り後の座談。

出演者総出。

鶴光師匠も高安関の浴衣をお召しになって、張り切っておられます。

 

 

十代目桂文治、生誕100年を記念して、偲ぶ座談。

ま、偲ぶったって、大師匠のエピソードトークなので、

明るく賑やかにワイワイと。

 

没後20年経って、未だに新エピソードが発掘される、

芸協の協会員は誰でも一つは必ず逸話を持っている、という稀有な師匠です。

 

語り尽くせぬまま、お時間で切って、また明日以降。

 

上方ゲストのたま兄さんの高座終わりで池袋を出て、新宿に戻る。

 

 

夜は末広亭。

披露目の初日。

少し詰まり気味に番組を進めて、口上。

 

昇太会長の手締めで後半戦へ。

 

初日は雨花師匠でお開き。

雨の中、満員のお客様、ご来場ありがとうございます。

 

帰るころには雨は止んでおりました。

 

2日(木)、一転、晴れ。

気持ちの良い五月晴れ。

花粉症が終わって、気兼ねなく窓を開けられます。

が、そんな余裕もなく池袋へ。

 

晴れているので、前日より列は長い。

早くからのご来場ありがとうございます。

 

高座の後、

何かで見て、食べたかったカオマンガイを池袋で。

 

 

池袋北口、ガチ中華も多いですが、

東南アジア系の料理も豊富です。

ライチのシロップ漬けが嬉しい。

 

戻ってきて、座談。

 

 

まず楽屋の時点でワイワイと。

座談も賑やか。

毎日色んなエピソードが飛び交います。

 

そこそこで池袋をでて、末広亭へ。

伯知先生主任。

口上司会は伯山兄さん。

 

 

2日目も大入りでお開き。

ご来場感謝です。

 

3日(金)、青空の元、池袋へ。

昼間はそこそこ温かいものの、

日が暮れると冷えるし、とりあえずジャケット着用。

 

楽屋入りして、

とりあえずカレー。

 

 

サクッと揚げたてのコロッケ、ほうれん草をトッピング。

サラダも追加。

カレーは出てくるのが早いし、サッと食べられるし、立ち食い蕎麦感覚が良い。

 

演芸場に戻って、京太ゆめ子先生。

 

 

上方ゲストは梅團治師匠。

一緒にいらした小梅兄さんと、

別口でいらした染八兄さんと、

楽屋もワイガヤ。

 

 

座談終わりに撮影会。

楽屋の小梅兄、染八兄も呼び込んで賑やかに。

 

 

梅團治師匠が高座を下りたこ頃に新宿へ。

末広亭の高座初日。

とにかく開演直後はバタバタ。


披露目3日目、主任は我らが金太郎師匠。

口上前の撮影も恒例になりつつあり。

 

 

口上終わりで、金太郎師匠の撮影会。

末広亭の表で、看板と一緒にバシバシ。

 

 

そして3日目の主任の高座を金太郎兄さんが勤めてお開き。

二階まで一杯の盛況、ご来場ありがとうございます。

 

なかなか物販も調子良いようで、感謝です。

 

まず良い滑り出しの真打昇進襲名披露興行。

4日目以降はどうなりますか。

まずはこれまで。