去る3月31日。
その日は朝から様子がおかしかった。
いや、起きたときは特に気付かなかった。
おかしかったのは家を出てからだ。
通勤中に何度か激しいくしゃみが出たのだ。
しかし、そのときはまだちょっと肌寒いのかな、ぐらいにしか考えなかった。
事件が起きたのは8時から勤務を始めて間もなくのことだった。
水の如くさらさらの鼻水が。
これはまさしく花粉症!
今年も来た!
かつて7年間苦しまされたあの植物性の悪魔がやって来たのだ。
しかし恐るるに足らず。
去年のこと(こちら)を思い出す。
あのときは1時間で治まった。
今回もそれぐらいで済むだろう。
と高を括っていた。
ティッシュの持ち合せがなかったため、雨の日に備えて持っていたタオルで鼻水を拭きつつ仕事に励む。
が…
一向に治まらない。
厚手のタオルは全体的にしっとりしてきた。
仕事を終えて帰宅の途につくも、透明の滴りは止まる様子もない。
これはもう認めるしかない。
本格的に花粉症が再発したのだ。
絶望的な気持ちで床に就く。
そして翌朝…
症状は治まっていた。
その後数日間経過を見るが、どうやら本当に治まったと考えて良さそうだ。
良かった良かった。
まさか丸一日続くとは。
今年の花粉症はしつこかった。