令和6年度6月定例会一般質問① 大阪・関西万博について | 西尾 勝成のブログ

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●大阪・関西万博について

 開催日まで300日を切り、会場やパビリオンの工事の進捗状況の遅れや、会場の安全対策について不十分ではないかなどの報道が連日テレビなどを賑わせています。

 府知事が打ち出した子どもたちの万博無料招待に関して、2回目以降の無料招待に関しては、情報が少ない中、本市においては、今議会で万博に限らず様々な体験が可能な『子ども体験事業』として、対象児童・生徒に前売り券相当額を支援する予算案が出されました。

 1回目の無料招待に関しては、まだ安全面を始め様々な情報が少ない中、希望日の返事が5月31日締め切りでしたが、その後6月28日までに参加希望を出したら、5月末までに出した学校と同等に扱うとの動きもありました。

 

本市の各学校の返事の状況、日時の希望がどのようになっているのかお答えください。

 

答 全ての小中学校が希望日などを含め5月末までに申し込みを行っております。

 

再質問 最終の府の返事はいつなのかお答えください。

 

答 10月となっています。

 

再質問 10月と言うことで、来年の行事にも影響が出ないか心配されるところです。

 

元々、1回目招待のバスに関してはバスの確保は大阪府が行うとされており、今年度の府当初予算にも調達、割り付けの予算が組まれています。

しかしながら、確保できたバスが開幕から6月までのピークとされている時期では10台ほどとの大阪府教育庁の回答がありました。

大阪府内だけではなく、周辺近畿を始めとする自治体との、バスの取り合いとなり、なかなか取れない状況にあるとも報道されています。

また、1回目無料招待は通常の校外学習と同じで、交通費が保護者負担となると聞いていましたが、先の総務都市創造委員会分科会の答弁でも確認できました、例えバスが取れても1人あたり5,000円以上になる可能性もあると言われています。他にバスの乗降場や駐車場代もかかると聞いています。

あそこの学校はバスが取れて万博に行ける、こっちの学校はバスが取れず万博を断念するということが市内で起こってしまう可能性もあるのではないかと危惧いたします。

 一部報道があった、観光バスの乗降場(第二交通ターミナル)から西ゲート間は800m~1,000mの距離があり、片道30分程度、屋根のない歩道を徒歩で移動しなければならないことも心配されます。

 電車を利用することになった場合でも、大人がスムーズに移動できても新設される夢洲駅まで片道1時間ほどかかります。

 小中学校の児童・生徒では、学校での集合や、移動中の集合や点呼などが必要となり更に時間がかかることが想定されます。

 さらに夢洲駅は1日20万人以上の利用者が想定されており、会場に近づくにつれ電車が混むことが予想されます、その中特に小学校の児童では、低学年はもちろん高学年でも集団での移動では安全を確保するのは至難であることが想像できます。特に6月から9月あたりまでは、移動中や会場内でも熱中症も心配されるところです。パビリオンの完成も遅れており、更に時間を配慮すると1カ所のパビリオンしか見れない計算となります。

 55年ぶりの大阪での万博、子どもたちに万博に行き様々なものに触れ、経験を積んで欲しいとの気持ちは十分わかりますが、会場の安全面も含め様々な問題があり、工事の遅れも相成って情報があまりにも不足しています。

 

そこで質問致します、

各校校長の判断により、万博に行く学校、苦渋の判断で行かない学校が出る可能性はあるのかどうかお答えください。

 

答 苦渋の判断でいかない学校が出る可能性や教育委員会としての全校不参加の判断をすることにつきましては、府や府教育委員会、万博協会が安全について責任を持って対応いただけるものと考えております。仮に、安全性が確保されない場合は、子どもだけに限らず、全ての方が入場不可になるものと考えております。

 

再質問 もちろんメタンガスの問題や災害に対するマニュアルなどが不十分であれば、全ての方が入場不可となることもあるかも知れません。

十分承知している教育委員会の方々に私が言うのも、何ですが、やはり子どもは大人なら当たり前にできることも、体も十分に発達してない中、移動中や会場での熱中症の問題など大人以上に配慮が必要となりますので、保護者や教員の意見も十分に聞いていただくようにお願いしております。

 

 学校が無料招待を行かないと判断した場合でも、行くと判断した学校の欠席者と同様に入場券が配布されるようになったとの報道がありました。

 どうにかして子どもたちにこの万博を通して様々な経験を積んで欲しいとの気持ちは分かりますが、このまま、情報が出てこない、安全面が十分確保されないという状況が続く場合は、校長を初めとする各学校の先生方やこどもたちに過度な負担がかからないように、市教育委員会としてどこかの時点で全学校不参加とする判断も必要かと思いますが、見解をお伺いいたします。

答 上に同じ

 

 また、この件に関しては通常の校外学習とはあまりにも違う状況であることから、保護者にも十分意見を聴くことを求めておきます。

続いて、無料招待以外の質問を行います。 

パビリオンについて参加国が自前設計建設するタイプAについて、外観を10月中旬を目安とする万博協会の構想は事実上破綻、5月下旬に建築業者が決まっているアルメニアでも10月中旬は無理、、建築業者すら決まっていない国は不可能との報道があったり、建築方法の新たな方式が出てきたり日々様々な報道があります。

学校で行う校外学習では、それぞれ意味がありますが、万博においても、学校で万博のテーマ「いのち」や意義、SDGs達成への取り組み、参加国の文化などについて学ぶなど、様々な学びの機会であると考えるが、

 

現在、本市の小・中学校において、大阪・関西万博に関連した学習は行われているのか、また行っていない場合はこの後行われるのかお答えください。また学習を行っている場合、今後行う場合どのような内容なのかお答えください。

 

答 各教科や総合的な学習の時間において、万博協会から配布された学習用の冊子を活用し、歴史や未来社会のことを考えていく学習や『SDGs』に関する題材をテーマにした、ディベート学習などを実施しながら、発達段階に応じて、学習に取り組んでおります。

 

大阪・関西万博では、昨年、府内全自治体が参加して地域の魅力を発信する(仮称)大阪ウィークを開催する方針が発表されています。

(仮称)大阪ウィークは、令和7年の春・夏・秋に約1週間ずつ、万博会場で開催されるもので、その一環として、府内市町村による観光や技術・産業・食文化などのブース出展が企画されています。昨年度から予算を組んでいる自治体もあります。

出店に向けて企画・運営の委託の動いている自治体もあります。また商工会議所などの団体と協力し協議会を立ち上げている自治体もあります。

 

本市の大阪ウィークに対する状況についてお答えください。

併せて商業団体連合会や商工会議所、青年会議所などの団体との万博に向けての協議などは行われているのかお答えください。

 

答 府の万博推進局において、出店時期やっ出店枠に関する調整が行われており、そもそも寝屋川市として出店が可能であるか、またブースの大きさなど、全体の詳細が示されていない状況でございます

 

再質 無料招待もそうですが、この時期になってもまだ情報が十分出てこないことに寝屋川市職員の様々な苦労をねぎらいます。