12月定例会一般質問 ④ スケアードストレイト方式の交通安全教室 | 西尾 勝成のブログ

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ここにいますよ

市の面積が小さく細い道も多い寝屋川市

 

一時停止無視

無灯火

自転車の道路逆走

 

「自分くらいはいいやん」

「自分は事故しいへんし」

「これ違反なん?」

 

その気持ちが事故につながります

 

【 質 問 】

 

 スケアードストレイト方式の交通安全教室の実施について

 交通安全についてですが、警察庁の発表によると平成30年度の交通事故死亡者数は歩行中及び、自転車乗車中の事故で約半数となっており、その2/3

が法令違反だったとなっています。

 平成27年6月に改正道路交通法が施行され、その翌平成28年7月大阪府内で

は平成27年の交通事故死亡者数の増加もあり、

●交通安全教育の充実

●自転車の安全利用

●交通ルール・マナーの向上

●自転車保険の加入義務化

 

を柱とした『大阪府自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例』が施行されました。そして寝屋川市でもそれを受けて平成254月に施行されていた『寝屋川市自転車安全利用条例』の整合制を持たせるように一部改正が平成287月に行われました。

 大阪府は自転車事故発生件数全国上位です。そして、寝屋川市は残念ながら例年府内上位の事故発生件数となっています。全国的にそして大阪府でも事故発生件数は減少傾向にありますが、寝屋川市においては平成28年から平成29年、そして平成30年と事故発生件数が増えています。平成30年が大きく増えたために、本年は前年に比べると減っていますが、やはり10月末事点での発生件数は府内上位となっています。

 寝屋川市としては、自転車事故件数が一番多い65歳以上の高齢者には出前講座のメニューの拡充、次ぎに多い未成年者、高校生へは交通安全教室の拡充をするなど取り組みをしていることは大変評価のできるものだと思っています。

 平成28年『大阪府自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例』が施行された際に大阪府では国庫事業『防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業』を活用して『スケアードストレイト教育技法を活用した交通安全教室』及び『自転車シュミレーターを活用した交通安全教室』のモデル校実施及び成果発表会、成果報告書配布による、府内学校及び市町村教育委員会への周知。という取り組みがありました。

 大阪府内ではこの取組前から交通安全の教育として効果が高いと言われているスケアードストレイト方式での交通安全教室を既に実施していた自治体はありましたが、この後に実施する自治体も増えてまいりました。

 交通安全教室の実施について過去の答弁の中で、地域協働協議会にも講習会実施を勧めてまいりたいと考えているとありましたが、事故発生件数大阪府内上位となっている現状では、地域各団体のネットワークの中心である地域協働協議会に協力を仰ぐ考えは良いと思いますが、地域それぞれの課題を地域で解決することを目的としている地域協議会の趣旨と違い、最早寝屋川市全体で取り組んでいかなければならない問題だと考えています。

 スケアードストレイト方式の交通安全教室では、今年4月トラックに巻き込まれスタントマンが死亡するという痛ましい事故がおこりました。しかしながら事故が起こったからやめてしまう、そういう風潮になれば何もできなくなる社会になってしまいます。事故後各社では安全面に今まで以上に配慮をしたり、演目を変えるなどの取り組みもしていると聞いています。そして事故後も多くの自治体で継続実施をされています

そこで。

大阪府内で上位の事故が発生している寝屋川市では、地域協働協議会の予算ではなく、市全体の問題として、市の事業で交通安全教室、その中でも効果の高いスケアードストレイト方式の交通安全教室の実施を提案いたしますが見解をお答え下さい。

 

【 答 弁 】

交通ルールを守る大切さや無謀運転の危険性を学ぶ手法として、小中学生を対象とした効果的な教育方法であると認識しております。

実施にあたりましては、関係部局との協議を行い、検討してまいります。

 





 

 

地域協働は各地域の課題を解決することと

多くの団体で役員が重なっていることから

その負担の軽減を目的として設立されました


寝屋川市が府内トップレベルの人身事故数の今

地域に任せるのではなく

市全体の問題として交通安全に取り組んでいかなければなりません

 

今後も人身事故の発生件数などを注視し

スケアードストレイト方式の交通安全教室の実施を訴えていきます