NO 好き!
2才の男の子と6才の女の子を連れた女性が新しく日本語学習に参加しました。母親は母語の他に英語が堪能ですがオーストラリア生まれでメルボルン育ちの子どもたちは英語しか知りません。母親は母国の友人の紹介で来訪したのです。先に参加していたその女性も初参加時は日本語は分かりませんでしたが3か月たった今、ひらがな・カタカナ・数字の読み方・曜日の言い方・簡単な挨拶や会話が少し分かるようになりました。ご自身の努力が大きいのですが私達のこの場所が日本語学習の習得に効果ありと認めて友だちを誘ってくださったのでしょう。いつも3才の男の子を連れてきます。男の子は母親の学習中 いつも一人静かにオモチャで遊んでいますが、新しい友達が来たので3人で大はしゃぎ! 特に6才の女の子が仕切って英語が飛び交っています。私は3人の子どもたちを集めて絵カードを使って遊ぶことにしました。彼らは知っている絵を見て発話、私が繰り返します。バナナ、メロン、パイナップル、レモン、トマト、ここまではほぼOK。ライス🍚ごはん、ブレッド🍞パン、ヌードル🍜ラーメンなどと続き、何回か繰り返します。「Do you like it?」,「yes, I like it.!」バナナの絵「すき!」、トマトの絵「だいすき」、ラーメン「すき」と私が続けると子どもたちにも分かったようでバナナ🍌すき、トマト🍅すきと言います。ラーメンの時 女の子が「No すき」と言いました。さあ、どうしよう!まもなく終了時間となり子どもを含めた全ての学習者が笑顔でまた来週!と帰ります。帰りのスタッフミーティングでこの話をしました。初めて覚える日本語なので「すき」と「大好き」は覚えて欲しかったのですが、「キライ」を覚えるのは今日じゃない。とはいえ「すきではない」「好きじゃない」はまだ無理なので時間切れなこともあリそのまま過ごしました。すくなくとも3カ月位は通ってくださるようですから次回担当される方はその旨を承知の上でご対応ください。他のスタッフからは「喜んで帰ったので次回以降の対応で良い」「最初覚える日本語がキライでは悲しい。スキで良かった」「みんなで気にしていこう」などの意見が出ました。今日は「No 好き」のまま帰してしまって良かったのだろうかと気になる一日を過ごしています。来週も来てくださいね!しかし6才の女の子のおしゃべりは素晴らしい!おしゃまな彼女の早口英語おしゃべりについていけません😂以前電車内で日本人母子のおしゃべりが気になった事があります。幼い男の子は外を見ながら母親と話しています。「電車は早いね、でも新幹線はもっと早いよ! このあいだパパと皆んなで一緒に乗ったよね。また乗りたいなぁ。」 そう、現在・過去・未来・比較・願望など簡単な会話に中にさりげなく入っています。3〜4才児の語彙力に驚くばかりではなく今回のように「No 好き」と言える瞬発力や機転を、大切にしたいと思った出来事でした。