手術で取った組織の顕微鏡の結果が出たそうなので、見せてもらいました。
「女性ホルモンを餌にして育つタイプの癌でした。
リンパ節11個中3個に転移してました。」
「・・・リンパって、まだ残ってたりします?全部取ったんですか?」
「全部取りました。残ってないはずだよ。
奥の方の取りきれないリンパに関しては、放射線治療で癌を消します。」
数字だけ見ると、8段階中の7とか8で、その数字が小さいほど抗がん剤が効いてたらしい。
ってことは、ん?
「結果だけ言うと、抗癌剤がすごく効いたというわけではないですが、想定内です。
写真で見ると、確かに小さくなってるんですが、細胞が広範囲にわたって散ってるので、大きさは変わらないという数字になるんですね。
この辺りに散ってた小さい癌がなくなってるので、これは抗がん剤で消えたんだと思います。」
なるほど
「・・・・あと、どのくらいガンが残ってるんですか?」
「わかりません。
取れる癌は全部取りました。
あとは、取りきれない、いるかもしれない癌を放射線で焼き殺していきます。」
「・・・ということは、今までみたいに目に見える結果がないってことですね・・・。」
「そう!正解!」
「正解ってw
なんか、やりがいのない治療が始まるなぁ・・・と思って。」
「はははw」
いや、笑い事じゃないよ、先生。
ホルモン剤は、やっぱり5年らしい。
でも、人によっては10年が推奨されてるらしい。
10年!?
めんどくさ!!!!!
血圧の薬も毎日飲まなきゃだし、面倒くさいのう・・・・。
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