ビンテージギターを手に入れました。 | ウクレレとマンドリンと三線の講師による楽器初心者の為のブログ

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初めまして、東京都内で音楽講師をしている克樹です。
ギターに始まり三線やウクレレやマンドリンや二胡や三味線など弦楽器を一通り教えています。僕が実際に使用したりしている機材の話しや弾き方についてのお話しを書いています。

ギターの投稿はめちゃくちゃ久しぶりな気がします、どうもギタリストの克樹です。

昨今からじわじわと人気が出て来ているジャパンビンテージギターのお話しです。

僕が今回手に入れたのはこちら。

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Watson&Coというメーカーのアコギ。
なんだよ完全に横文字じゃねえか、あるある詐欺じゃねーかと思った方はご安心下さい。
これは鈴木バイオリンという100年以上続いている老舗のバイオリンメーカーが作ったブランドです。その証拠に

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ラベルの一番下に英語の綴りでsuzuki violinと書いてあります。
ですので立派なジャパンビンテージなのです。
モデル名はW-200。 数字の由来が気になる。

因みにマネージャーをやっている赤坂のライブバーの店長から頂きました。そして僕の格言ですが

楽器は買うものじゃない。
貰えるものだから

安室奈美恵のchase the chance のサビに合わせて叫んでみて下さい。


鈴木バイオリンの歴史を知りたい方はこちら

さて細部を見ていくと
まあ典型的なMartinのコピーモデルですね、サイズはドレッドノートです。
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よく見るとバインディングやサウンドホール周りには非常に精巧な装飾が刻まれています。当時から本当に丁寧な仕事をなさるんだと感激しました。まだ楽器製作の知識もないはずなのに。ヤマハもそうですけど、職人さん達の探究心って凄いですよね。


指板のインレイもとても綺麗な作り。材はローズウッドと思われます。
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流石にペグとかナットやブリッジ、ピンなどの消耗品は変えないとダメかも知れません。がしかし肝心のネックなどは非常に弾きやすい状態で、調整も殆ど必要なさそう。
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初めて見る接合方法。羽子板みたいな感じですね。
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ネック材はマホガニー、若しくは代用材。

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サイドバックはローズウッドというところでしようか。派手に物が落ちて損傷した痕はご愛嬌。

気になるサウンドはこちら



まあこれ記事が上がる頃にはルナに貸しちゃってるんですけどね。


返ってきたら松下工房さんに持っていこうかな。
ネックは僕が好きな極太タイプのネックです。この太さのおかげで劣悪な環境下でも殆どネックの反りが発生しなかったのではないだろうか。

因みにスケールは648mmっぽいです。
殆ど弾かれてなかったせいか鳴りはこれからといった個体です、ただ弦を張り替えただけでMartinのような繊細なトーンが垣間見れたので、これからが楽しみな一本ですね!