正月明けてもすっかり夜行性の克樹です。先日解説をしました三線のチューニングを劇的に改善する方法、如何だったでしょうか?
実際僕も最初に三線に触れた時に一番感じた事が
- チューニング狂いすぎ
- カラクイの回し加減シビアすぎ
でしたから。それ位に古典楽器というのは構造上の問題から精度が甘い。
しかしながら現代的なギア式のペグを取り付けると見た目の好みもそうですが、音質も変わってきます。
そこをどう捉えるかは人それぞれですけどね。
ただギア式にしたところでチューニング(調弦)という作業は必ず行います。
昔は調子笛という吹くと任意の音程がなる笛を使って基音を鳴らして耳で合わせていたそうですが、文明って凄いですね。
今はクリップチューナーというヘッドに挟み込んで音を測定する機器が格安で販売されています(そのお値段なんと1000円代!)
クリップという名前だけあって、洗濯バサミと同じ構造になっているので普通はヘッド(天)に挟み込んで使用するのですが、形状やネックの素材次第では挟み込む事が難しい事があります。
因みに工♯の部分に挟んでも使えますが、チューニングの際に邪魔になる事があったり、弦ごと挟み込んで上手くチューニングが出来ないという事がちょこちょこあります。
先日たまたま見た動画で画期的な取り付け方をしていた方がいらっしゃって、試しに真似したら凄く便利でした!
是非皆さんにシェアしたい。
取り付け方はこんな感じ
そうです、ネックに直接挟み込むやり方。
奇想天外な発想ですが振動を変換して感知してるので、このやり方でもしっかりチューニングが可能です!
KORGのクリップチューナーだけしが挟めないなら何とも言えないですけど
自宅にあった他のチューナーも問題なく使えたので、是非オススメしたいです。
欠点としてはヒヤミカチ節や高音域を使ったフレーズが出来なくなりますけど、ヘッドに挟み込んでも物によっては外れちゃうストレスから解放されるだけでも大分違います。
クリップチューナーをお持ちの方は是非試してみて下さいね。
個人的にクリップチューナーで良かったのはこれ。
反応良し!見やすさ良し!シンプルさ良し!と三線奏者にはぴったり。
調子笛
成増・目黒・三軒茶屋・大宮・ひばりヶ丘にて三線のレッスンが出来る音楽教室をやっています。 遠方の方向けにオンラインレッスンも始めました。三線の演奏のご依頼やレッスン希望の方はこちらにご連絡下さい→ katsuki19850508@gmail.com