審判が選手のプレーを「判断する」ということ。(7/27 燕13回戦 0-3) | カープがやっぱり好きなんよ

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高校野球千葉大会の決勝戦。木更津総合vs市立船橋は素晴らしい投手戦で1対1のまま延長タイブレイク制に突入。10回表の無死1.2塁から送りバントで1死2.3塁となった市立船橋の攻撃の場面。3球目はアウトコースに外れますが、少し飛び出した3塁ランナーの動きを見てキャッチャーが3塁へ送球します。が、しかし、この送球が懸命に帰塁する3塁ランナーの背中に当たってしまい、ファールグラウンドを転々。3塁ランナーがホームに生還して勝ち越し点ゲット!

 

いや、違いますぞ。球審がプレーを止めて何か言ってます。ホーム生還した3塁ランナーに対してアウト!を宣告。3塁ランナーが故意に送球に当たったとして守備妨害の判定です。3塁ランナーをアウトとして2死2塁からプレーを再開すると説明してます。

 

納得いかない市立船橋サイドは監督が選手を通じ責任審判に猛抗議。球審から場内アナウンスで説明が実施されるも、選手が審判と監督の間を何度も往復して延々と繰り返される抗議が終わりません。木更津総合の守備陣もベンチに引き上げ抗議の様子をを見守るという異例な事態に。延々と20分近く続いた中断も虚しく判定通りプレー再開。次打者は空振り三振で結果的に市立船橋はこのイニング無得点に。

 

続く10回裏の木更津総合の攻撃はタイブレイク制の無死1.2塁から送りバント、この処理を焦ったピッチャーの1塁送球が逸れてしまい、打者走者とファーストが交錯して捕球できずにボールが転々、その間に2塁ランナーが3塁を回ってホームに生還。木更津総合がサヨナラ勝ちで甲子園出場決定ですわ。グラウンドに崩れ落ちて涙が止まらない市立船橋ナイン。選手達に声をかけて回る市立船橋の監督の目にも無念の涙。なんともいえない幕切れでございました(泣)。

 

10回表のプレーは極めて難しい判定だったと思います。まぁ故意とも不可抗力ともどちらともとれるプレーだったかと。画面越しにスロー再生で見ると小生的には不可抗力(フィールド内を走っていましたが、故意ではなくそのままインプレーでホーム生還を認めるべき)に見えましたので、市立船橋の監督の無念の思いもよくわかりましたけどね。

 

しかしながら、それでも「審判」が故意に妨害したと「判断した」というのであればそれが「正しい判定」です。それは揺るぎないもの。それくらいに「審判の判断」は強く尊重されるものであり、不可逆的なもの。逆にいえば、そのくらい審判は「責任重大」なのです。

 

甲子園出場をかけた決勝戦の延長タイブレークという究極の場面で瞬時に下さなければならない「判断」なのです。高校野球にはビデオ判定もVAR判定もございません。全てがその「判断」で決まってしまうのでございます。選手達にとっても、判定を下す審判にとっても、極めて残酷な世界。

 

昨年の神奈川県大会の決勝でも究極の場面でショートの選手がダブルプレーの際に2塁ベースを踏んでいなかったという判定が下されて、彼らの運命が180度変わってしまったという「事件」が起きたのも記憶に新しいところ。まぁアマチュアの試合ではゴマンとある話ですけどね。明らかな誤審なこともあれば、極めて正しい判断なこともある。それで試合の結果が決まっていくのです。それくらいに「審判の判断」というのは重要なのです。

 

もとい。

 

思わずそんなことをずらずら書きたくなりました昨日の燕戦。森下がオスナに投げた「あの1球」はどう見てもストライクの見逃し三振でしたけどねぇ(苦笑)。オスナ自身もベンチに戻りかけてましたし、解説してた燕びいきのエモやんまで「どうしてこれがボールなの」とコメントしてましたが(笑)。まぁアツがキャッチングする際にミットが少し「流れて」しまったのが影響ありましたかね。思わずピクッと手を動かしかけたのにストライク判定をしなかった球審さんも少々後悔されていたように思いますけど(苦笑)。まぁそれも含めて「野球」でございますな(泣)。

 

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