昨日のDeNA戦から印象的な2つの場面を切り取ってみました。(4/17DeNA5回戦5-1) | カープがやっぱり好きなんよ

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どんなにボロクソに負けても、次の試合もやっぱり見てしまう。
18才までに広島で刷り込まれたカープ魂は、50を超えても東京で生き続けるのです。

申し訳ありません。昨日は勝鯉に旨酒を酌み交わした後でいつもの如く深夜にブログを書いていたのですが、お恥ずかしながら睡魔に勝てずに執筆途中で電池切れとなりアップを断念してしまいまして。ホントすみませんでした。もう試合からは随分時間も経過しておりますので、簡単に2つの場面だけ振り返ります(と、思ったら長文になってしまいました、相変わらずこちらもすみません、苦笑)。

 

1つ目はいきなり愚痴からで恐縮ですが2回裏の「誤審の嵐」のことでございます。なんとこのイニングだけでリクエスト検証が3度も行われ、そのうち2度も判定が覆るという珍事。いや、珍事じゃありませんよね、判定が覆ったということは「誤審」だった訳ですからめちゃめちゃ大変なことなんですけどねぇ(苦笑)。なんだか当たり前のように覆る判定。いい加減にしてくれやという感じでしたわな。

 

先頭の小園クンのショートへのゴロ、1塁塁審さんは思いっきり酔いしれてド派手にアウト!の宣告ポーズでしたが、スロー映像で見れば送球が高く逸れてファースト佐野クンの足がベースから離れているのは明白(オイオイ)。まずこの判定がセーフに覆ります。その後、小園が二盗を仕掛けますが、強肩キャッチャー山本クンの送球が少し逸れてしまい、逃げながら絶妙なスライディングした小園への太腿あたりへのタッチが空振りで遅れたような映像。ここも当然リクエストするもスロー映像自体も微妙で判定を覆すまでの映像がないとの判断?だったのかここは判定覆らず(しかし、鯉の色眼鏡を外して冷静に見ても、限りなくセーフに近い感じでしたよね)。

 

更には四球で出塁した坂倉が次打者の田村クンがフルカウントの状態で2塁へスタート、田村クンが空振りで2塁の坂倉がタッチアウト!と判定された場面。これも坂倉が身体を捻って上手くタッチを掻い潜ったように見えましたが、2塁塁審は自信たっぷりにド派手なポーズでアウト宣告をかます。で、映像を見て再び判定が覆ってセーフになる訳なのですが、おいおいおいでしたわな。下手したら3つとも誤審だったかもしれず(怒)。

 

まぁ審判さんも大変なのは重々承知しておりますが、今季はなんだかシーズン初めからやたらと「誤審」が目立ちますよね。単に審判さんのレベルが下がっているのか、それとも何か別の要因があるのか分かりませんが、鯉の試合でやたら多い印象、加えて他球団の試合でも目を覆いたくなるような誤審が動画で色々と晒されてますわな。

 

まぁ誰にでも失敗はありますのであんまり言うのもアレなんですけどね、例えば1塁ベース上のかなり微妙なクロスプレーの判定なのに、何故かそのプレーとタイミングを合わせるかのようにほぼ同時に判定アクションをかましちゃう審判さん、まぁ瞬時の判断に見えてカッコ良くていいのかもしれませんが、もうちょっとだけ「間」を置いてから冷静にアウトセーフのコールをして頂いた方がいいと思うのですけどねぇ。甲子園の高校野球の審判さんだと、しっかりワンテンポ置いてから確実なコールをしますよな。一見カッコ悪くてもそういうコールの方がプレーヤーに対して真摯な姿勢だと思うんですけど、小生だけですかね(苦笑)。ま、間髪入れずにド派手なコールをするのは場内も盛り上がってプロっぽくていいのですけれど、ならばちゃんと正確なジャッジをお願いしますわ、ということですけどね。

 

あと、2塁ベース上の判定で、どうみても審判さんからは死角になっていて実際にタッチしたかどうかが見えてないにも関わらず、思いっきりド派手に判定コールをする方もいらっしゃいますが(昨日の試合がそうでしたけど)、あれも考えもんだと思うのですが、どうなんでしょうかね。それこそ一回判定した後ですぐに審判自らが「検証ビデオで確認させてください」って正直にお願いしてもいいんじゃないかと(笑)。まあ愚痴愚痴言うのはこの辺でやめときます(苦笑)。

 

もとい。

 

昨日の試合に関する2つ目の話は例のダブルスチール!でございますな。この手のプレーが大好きな方も多かろうと思いますが、小生もその一人でございまして(笑)。1塁走者の菊池先輩がディレードスチールという「わざとスタートを遅らせる方法」で2塁へ走り出します。これにキャッチャー山本クンが反応してしまい2塁へ送球しちゃいましたわな。で、菊池先輩は予定通り2塁の手前でストップして引き返します、この間に3塁ランナー矢野クンがホームへスタートを切り、ヘッスラで生還。で、その後に菊池先輩が予定通りタッチアウトになりますが、矢野クンのホームインの方が早いのでホームインが認められて点が入る、というプレーでございます(すんません、よくご存知の方には、何を当たり前のことを説明しとんじゃ!だと思いますが、敢えてくどくどと説明してみました。

 

その通り、このプレー自体は野球やってる方にとっては極めて当たり前のプレーでして、逆にいうと、少年野球のレベルでもこのケースを想定した守備練習を延々とやったりましす。1.3塁の場面でランナーがスタートした場合に守備陣はどう対応するかという練習です。対応方法は色々ありまして、例えば、①キャッチャーがいったん2塁へ投げる擬投をしてから3塁へ投げ、飛び出すランナーを刺しに行く、②普段2塁へ投げる軌道より低い豪速球でピッチャーに投げ返す(ピッチャーがカットする)、③セカンドが2塁ベースと投手の間の位置に入ってキャッチャーの送球をカットし3塁ランナーの突入に備える、④そのまま2塁まで投げて2塁スチールを直接に刺しに行く、といったあたりのバリエーションを組み合わせて指示します。投球前にキャッチャーが数歩前に出てきて、身体のいろんなところを触りながら内野陣にブロックサインを出しているのがそれです。

 

で、このプレーなんですが、当然ながらキャッチャーが2塁へ投げちゃうと俊足の3塁ランナーがホームに突入してくるのは自明ですからねそんな簡単に2塁へ送球なんかしません。そんなのはキャッチャーならばアマからプロまで誰しもが(頭の中では)分かっております。でも、それでも投げちゃう時があるんですよね。それはまさしく「魔のゾーン」というか試合中にエアポケットになる瞬間、キャッチャーというポジションに染み付いている独特な心理、キャッチャーの性とでもいうのでしょうかね、咄嗟の「身体の反射」で無意識にランナーを刺しにいってしまうのでございます。これを引き出すために、攻撃側も例えば1.2塁間の途中でわざと転んで見せたり、昨日の菊池のように敢えてスタートを遅らせてディレードの形で盗塁を仕掛けたり、色々と仕掛けるのです。なかなか奥深い駆け引きでございますな。

 

昨日のプレーの中で一番大きかったのは、ピッチャーの投球がワイルドピッチ気味のワンバウンドになったことですかね。普通の投球であればキャッチャーの山本クンも冷静に判断できて2塁へ送球してなかった気がします。逸らせば直接失点に繋がるあのワイルドピッチを好セーブで捕球した山本クンでしたが、そのために一瞬だけ意識が捕球の方に集中してしまいましたよね、で、ハッとして慌ててランナーを見たら、2塁へ走ってる菊池先輩の姿、あれ?やけにスタートが悪いぞ、これは2塁で刺せちゃうぞ!みたいな映像がまとめて飛び込んできたんだと思います。そりゃ、ワザとそう見えるようにしたディレードスタート(遅らせたスタート)ですからね(笑)。で、強肩の山本クンですからね、もう意識が飛んで本能のままに思わず2塁へ送球してしまったのではないか、そんな風に「見えました」けどね。ま、小生の勝手な想像です。アレだけ百戦錬磨のプロの捕手だってハマってしまうことがあるんですって。奥深いスポーツでございます。そして、改めてこれは広島カープっぽいプレーですよねぇ。

 

蛇足ながら、このダブルスチールといえば、小生が鮮明に目にも胸にも焼き付けている試合がございます。お察しの方も多いかもしれませんが、2016年10月22日の日本ハムとの日本リーズ1回戦でございます。1死1.3塁で打席には石原クン(リトルではなくインチキの方の石原クン、笑)。追い込まれて空振り三振となるのですが、この時に1塁ランナーの安部ちゃんがスタート切ります。キャッチャーの2塁送球はピッチャーがカット出来る高さの強めの送球でしたが、ピッチャーがこれを捕球せず(サインミス)送球がそのまま2塁へ抜けてしまいます。これを見た3塁ランナーがホームへ突入!ボールを捕球したセカンドから懸命にバックホームされますが、3塁ランナーが華麗にスライディングでホームをすり抜けてセーフ!よっしゃ!の爽快なプレーでございました。

 

ま、皆様ご存知の通りですが、この時の

 

日ハムのピッチャーが

大谷翔平(23歳)

 

3塁ランナーが

鈴木誠也(23歳)

 

でございます。

 

小生は広島に戻って、なんとマツダスタジアムの1塁ベンチの真裏1列目でこの奇跡のような試合を観戦させて頂きました。今となってはもうナニモノにも変えられない宝物のような試合でございましたな。

 

野球って素晴らしい(涙)。

 

すいません、めちゃくちゃ長いブログになってしまいました。さあ明日からジャイにリベンジでございます!

 

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