オッサン連中が若鯉達の尻を拭う活躍で魅せてくれた逆転のカープ。(4/4燕2回戦6-3) | カープがやっぱり好きなんよ

カープがやっぱり好きなんよ

どんなにボロクソに負けても、次の試合もやっぱり見てしまう。
18才までに広島で刷り込まれたカープ魂は、50を超えても東京で生き続けるのです。

昨年秋に右肘にメスを入れリハビリ明けとなる大瀬良クンのシーズン開幕戦。5回まで無失点ピッチング。コマンドはバラつくも球威は150キロまで出てましたし、ランナーを背負いながらもきっちりとゼロを並べていく危なげない投球。球数はちょいと嵩みましたがこうやってイニングを喰ってくれるのであれば大瀬良先輩も今季のローテの一角を十分担ってくれそうですな。まぁ最低でももう1イニング、7回までは投げて欲しいところですけどね。

 

捕まってしまったその6回表に突如大きくコマンドが乱れました。先頭の塩見クンにすっぽ抜けの死球、3番オスナ4番村神様とは両者とも勝負しきれずに連続四球。村上クンは今日は大瀬良クンに全然合ってなかっただけに少々勿体なかったですかね。ノーヒットで1死満塁にしちゃったこの場面には「じゃけぇ大瀬良は信用ならんのよ」などどイラついた鯉党同志も多かったかもですけどね。

 

で、サンタナに先制タイムリーを喰らうと、続く中村悠平クンのショートゴロを小園がジャックルしてオールセーフの2点目。ここは6-4-3のダブルプレーで最小失点のまま凌げた場面でしたから大瀬良クンにはハードラックではありましたが、四死球連発で極めてリズムが悪い中での守備でしたから小園のプレーも致し方なかったかもですね。大瀬良クン要反省でございますな。とはいえ、今シーズンもローテの方はきっちりとよろしゅう頼みますわ(笑)。

 

因みに投手陣では8回に投げた「中崎どん」の投球内容がめちゃくちゃ良かったんですよね。当たり損ねの内野安打でランナーを出しますがきっちりと、そしてあっさりと四者凡退で仕上げました。最後の塩見クンとの対戦が圧巻でしたな。まさに全球火の玉ストレート勝負!でございますぞ。インコースにキレキレの真っ直ぐで147キロ、148キロ、149キロとギアを上げていきます。追い込んだ後は坂倉クンのサインに首を何度も振って最後に選んだ球種もストレート。149キロのズドン!で空振り三振ですわ。以前よりも脚をかなり高く上げるダイナミックなフォームで躍動感も出てますよね。今シーズンはかなりやってくれそう!です。

 

もとい。

 

攻撃陣は燕の先発投手である高橋奎二クンにかなり苦労しました。というか今日の高橋クンの投球は素晴らしかったです。オープン戦を含めあまり結果を出せてなかった高橋クンですが、今日はとにかくコマンドが良かったですよね、どんどんストライクゾーンで勝負してくる感じ。もともと強い球の持ち主ながら制球を乱して自滅することが多い投手というイメージの高橋クンですが、やはり今日みたいな投球をされたらそう簡単には打てません。下手したらあのまま完封されるかなと思ってましたわ。

 

そういう意味でも、そんな髙橋クンやセットアッパーの清水クン、更にはソフトバンクからやってきた変則サウスポーの嘉弥真クンを打ち込んで終盤に鮮やかに逆転してみせた鯉打線、特にオッサン連中にはあっぱれ!をあげて欲しいですな。小生だったら、試合後のヒロインには松山、會澤、上本の「3人のおっさんズ」をヒロインお立ち台に呼びましたけどね(笑)。例の件があるのでヒロインに出るのを嫌がるであろう上本クンにも無理矢理マイクで「どうもすみませんでしたぁ!」と頭を下げ謝らせて、逆にそれを禊とする感じで(苦笑)。

 

もとい。

 

とにかく改めて今日はおっさん連中が若鯉達のケツを悉く拭いて、やらかしてしまった失敗をリカバリーしてくれた感じですよね。こういうのをまさに「ベテランと若手が噛み合った試合」というのでしょうか(笑)。因みに、ちょいと年齢を並べてみましょう(笑)。

 

會澤 翼(35歳)

上本崇司(33歳)

松山竜平(38歳)

 

そして

小園海斗(23歳)

中村奨成(24歳)

久保 修(23歳)

 

まずは7回の攻撃。4番堂林(彼も実は「おっさんズ」の一員なのですが、笑)のヒットと5番上本先輩のショートゴロを燕のショート長岡クンがエラーをかまして1死2.3塁のチャンス。ここで6番中村奨成が打席に入ります。ウエスタンリーグでは無双の奨成さんですからね、1軍でのチャンスを掴んでブレイクスルーするにはお誂え向きの場面。しかし。燕バッテリーにチェンジアップで抜かれて当てただけの浅いセンターフライ(泣)。3塁ランナーは動けないまま2死2.3塁に。あーあ。このまま無得点で終わるのかと思われた局面で、打席に入った會澤の兄貴がやってくれましたよ。アツさんお得意のパンチショット右打ちでございます。ライトの頭上を超えていく打球。

 

會澤先輩の2点タイムリー!

 

更には1点差を追いかける8回裏。サード強襲のツーベースで野間クンが出塁して1死3塁で小園クンの場面。燕のセットアッパー清水クンの初球のフォークにバットを出してファーストゴロ。3塁ランナーの野間クンがゴロ・ゴーのスタートでホームに突っ込んで憤死。あー。同点に追いつく期待が高まった1死3塁が、一瞬で2死1塁に(泣)。1塁ベース上でガックリと項垂れる小園クン。やってもうたわ(泣)。このまま僅か1点が届かずに負けてしまうのか思われた場面、ここでも若鯉のやらかしを「おっさんず」が助けてくれました。

 

まずは堂林先輩が四球を選んで繋ぎ2死1.2塁とすると、5番上本先輩が清水クンの外角ストレート147キロを見事な右打ちでライトに運びます。

 

上本先輩の同点タイムリー!

 

よし、ナイスじゃ上本!あと5本くらいタイムリーを打ったら例の話は水に流してやろうじゃないの(笑)。更には代打で出てきた松山先輩が変則サウスポー嘉弥真クンの外角低目に沈むスライダーをバットの先に引っ掛けてライトへ運ぶ芸術的な打撃を魅せてくれました。

 

松山先輩の逆転タイムリー!

 

いやぁ素晴らしいじゃないですか。まだまだワシらも働きまっせ!というおっさんず達のご活躍でございます。最後には羽月の三盗やパンチ矢野のタイムリー、クローザー栗林も拝めて今日はかなり満足度の高いマツダスタジアムだったかなと思いますわ。因みに、球場に少々空席が目立つのが気になったのですが、今季はチケットが売れてないんですかね。明日からの竜との3連戦はスタジアムを真っ赤に埋めて欲しいところでございます。そして明日はアレン先輩に勝ちをつけてあげてくださいませ。

 

↓クリックお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村