「森友学園」百条委員会設置について
自民党。共産党より森友学園に対する百条委員会を開くべきとの意見から、5月30日に行われた教育常任委員会にての質疑応答から、以下の点から論点整理をし、百条委員会は開かずとも十分との結論にいたりました。
百条委員会設置にかかる論点整理
○学校法人森友学園問題
・塚本幼稚園の補助金不正受給について
⑴ 私学課の審査でなぜ見抜けなかったのか
性善説前提の審査が甘かったのは事実。今後は厳格な書類確認で改善。
⑵ 補助金の返還や理事長の責任追及はどうするのか
大阪地検に告訴状を提出。今後は司直の手で追及されていく。
・瑞穂の國小學院問題について
⑴ 条件付き認可適当という判断は適正だったのか
・過去10年に3件の条件付き認可適当の例があり、特別な対応ではない。
・条件付き認可適当は判断を慎重にした結果で適正。
・疑惑の契約書の存在が明らかになったことで、取下げがなくても認可されなかったと推認
⑵ 借地上の校舎は設置基準の解釈を逸脱しているのか
国通知により、自己所有用件の基準が緩和されており、基準に適合。
⑶ 基準の拡大解釈を上司に報告を怠っていたのはなぜか
審査基準に適合するとの解釈に問題はないとの認識から報告する必要なしと判断。
(この問題は、担当課長の厳重注意処分(H29.4.6)で決着済み。)
⑷ 条件付き認可適当の判断に至るまでに国(近畿財務局)からのプレッシャーがあり、それによって判断が歪められたのか
・私学課、私学審議会ともに公的な場でプレッシャーはなかった。
・府の政策決定過程において、私学審議会が圧力を受けたことはなく、かつ、慎重にあるべきとの議論がされており、判断が歪められた事実はない。
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これ以上、府議会が解明すべき事実はなく、百条委員会の設置は不要
※土地の問題については、国会における審議