皆さま、今日は。

 

化学療法(抗がん剤投与)3クール後、

食道亜全摘手術により胃を用いて、

食道を再建した改造人間

旅するコピーライターのふじやんです。

 

2023年9月6日(水)に

以下の術式で手術が行われました。

ロボット支援胸腔鏡下食道亜全摘術

胸骨後経路頸部食道胃管再建

リンパ節郭清

 

手術を無事に終えた僕は、

全身麻酔から覚醒したのでICUに移動。

 

そして9月7日(木)午後には、ICUからHCUへ。

9月11日(月)までの4泊5日を過ごしました。

 

※ベッドにいる時は、部屋の酸素供給機から、

鼻チューブへ酸素を注入。

 

9月8日(金)からは、

廊下を往復するウォーキングのリハビリを開始。

 

鼻チューブから酸素を注入されているので、

その際、酸素ボンベを備えた点滴棒と共に

ウォーキングをするわけです。

 

病棟のスタッフの間では、

手術直後にも関わらず、

驚異的な速度で歩く患者がいると、

話題になってたようです。

 

が、本人的には、かなり息切れがして苦しかった。

足にも力が入らなくて、何だかふわふわした感じ。

 

まさに陸上スキューバダイビング。

 

過ぎ行く夏の思い出となりましたよ。

 

 

翌9日(土)のお昼には、

栄養ドリンクが出るようになりました。

もちろんこれだけでは足りないので、

栄養剤を点滴から注入されています。

 

 

で、そうなると、

やはり便意を催すようになる。

 

もう歩けるので、自分でトイレに行けます。

部屋の前にトイレがあったので、かなり助かった。

 

まだいろんなチューブに繋がれ、

酸素ボンベを備えた点滴棒と共にトイレへ。

 

さらに困難だったのが、

大人用紙おむつを装着していたこと。

※装着しているだけで利用はしていません。

 

留めている部分をべりべり外して緩め、

パンツを下ろすようにして、着座。

 

その時、初めて尿道カテーテルが、

挿入されている部分を目の当たりにして、

想像以上のチューブの太さに驚愕。

 

大は小を兼ねるで、

尿も出てると思うんだけど、

これが変な感じなんですよね。

 

息切れはするは、心拍数は上がるはで、

本当、大変でした。

入院中、最も困難な作業だったかも。

 

※左が原液で薄めて使用。

下にある旅のアイテムリストに入ってます。

 

それと、僕はトイレに関しては、

潔癖なところがあり、コロナ禍前から、

いつも人体無害の除菌・ウィルススプレーを

持ち歩いていました。

 

もちろん入院の際にも持参。

これが大活躍。

 

点滴チューブが長いので、

トイレの床を引きずるんですよね。

高齢の入院患者が多いので、結構、

小便器の下には尿が飛び散っている。

 

もう点滴チューブはもちろん、

靴の裏にもスプレーしまくってました。

 

固形物を摂取していないので、

それ程量は出ないものの無事、

大を済ませ、紙おむつを元に戻して、

居室のベッドに帰還。

 

先の投稿で述べたように僕は、

ヘルパーの資格を持っているので、

大人用紙おむつの構造は知っていました。

なので、割とスムーズに

パンツを下ろすよう使えたんですよね。

 

これが初体験だったら、

かなり難しいと思うので、万が一に備えて

練習しておくのをおすすめします(笑)

 

そうそう、看護学科の実習生から、

空いた時間に色々と、

ヒアリングされていたんですよね。

 

で、沈黙の瞬間があったので、

(見学していた陰部洗浄の際)

ちんこ、見たよね?

 

と、優しく訊いてみたら、

はい、見ました!

 

と、明るく応えていました。

元気でやってるかな。

夢に向かって、頑張ってほしい。

 

ちなみに陰部洗浄は、

最初は、男性看護師でしたが、

その後は、担当の女性看護師に

やってもらってました。感謝。

 

HCUの思ひ出編は、これにて終了です。

※何か質問がある方は、コメントにてどうぞ!

 

手術当日・ICU・HCUの思ひ出シリーズはこちら。