EBMの階層の中でも、一番根拠が確かだとされている、RCT(ランダム化比較試験)を、主論文のテーマとして実施することになった。
また副論文として、強力反応点への介入前後の変化について、様々な角度から研究を行った。
【 御連絡 】
今朝8時に、メールマガジン第1号を送付致します。
既に、ご登録頂いて方は、是非、お読み下さい。
まだ、登録されていない方で、購読を希望される方は、
下記の申込フォームからお申込み頂ければ幸いです。
それらの結果を、箇条書きに簡潔にまとめる。
1. 皮膚表面の変化:強力反応点は皮膚インピーダンスが低い、すなわち電気抵抗減弱点である事はわかっていた。
しかし、+点【灸点】・-点【禁灸点】ともに減弱点であることから、酸化還元電位(ORP)電位で鑑別できるのではないかとの仮説(一方は、酸化点で、他方は還元点で鑑別可能となる)を立て、実験を行った。
残念ながら+点・-点ともに酸化点であり、鑑別することはできなかった。
その皮膚周囲と比較して、酸化している。鍼灸刺激を行うと、酸化から還元へと変化し、周囲と同等になることが明らかとなった。
(施術前に印知できる、強力反応点が施術後に消失し印知できなくなる結果と一致する。)
2. 灸と灸頭鍼の比較:+点【灸点】には、直接灸、-点【禁灸点】が灸頭鍼(鍼の先端に艾を付け燃焼させる方法。輻射熱を遮断すると効果が高まる)が適刺激であることが臨床経験からわかっていた。
直接灸を行うと、皮膚表面のpH(ペハー・ピーエイチ)が酸性側に変化する。
一方、灸頭鍼を行うと、アルカリ側へと逆に変化することが明らかとなった。
(鍼の竜頭と鍼先に、電位が発生している事により、変化が起こることを明らかにした。)
(灸と灸頭鍼は、全く逆の変化を及ぼしていることが判明した。+点と-点は、逆の性質を示していることから、適刺激も生体に逆の変化を及ぼしていることを示している。)
3. 唾液の変化:採血刺激が様々な指標を変化させることから、生体に侵襲を与えない検査として、唾液アミラーゼ活性および酸化還元電位を測定し、治療後に改善を示す事を明らかにした。
これらの実験結果より、主観的評価だけではなく、客観的評価においても変化を及ぼす事を確認することができた。
4. 主論文:
Ⅰ. 私と私以外で始原東洋医学を施術している者との比較(強力反応点の検出率および治療効果)。
Ⅱ. 強力反応点とその周辺の正常部位に鍼灸施術をした時の、VAS(Visual Analogu scale)の介入前後の変化を、RCT(ランダム化比較試験)の方法で検討した。
その結果、私と研究に協力して頂いた4名の鍼灸師は同等の検出率と治療効果を示した。またRCTに於いても有意差が認められた。
研究の被験者に同意して頂いた患者さんをはじめ、卒論生・院生らの協力があって、学位(鍼灸学)を授与することができた。
ここに改めて、感謝致します。 (つづく)
追伸1
ブログをお読み頂き、ありがとうございます。
からだに関する、具体的かつ役立つ内容を
メールマガジンで、情報発信します。
いまから御登録頂いた方には、未公開映像
(いのちアカデミー開講記念シンポジウムの
基調講演)をプレゼントさせて頂きます。
下記をクッリクして、登録フォームを送信して下さい。
皆様のご登録を御待ちしております。
追伸2
多くの方々に、登録をして頂き、感謝致します。
メルマガ第1号通信を送付致しました。
到達率、100%となっております。
登録頂いた方で通信が届いていない方はおられますか?
gmailの場合、メインタブではなく、プロモーションタブに振り分けられている可能性が高いので、御確認下さい。
下記の方法で設定をして頂ければ、メインタブに届くようになります。
お手数をお掛け致しますが、宜しく御願いします。
<<Gmail上でプロモーションタブに振り分けられてしまう受
https://www.benchmarkemail.com
登録フォームの自由記述に、リクエストなどもお書き頂ければ、反映させて頂きます。
御期待下さい。