これまで、学術学会の発表などで、プレゼンテーション(7~15分程度が多い)の経験は多々ありましたが、1分以内(エレベーターが目的階につくまで)の短い時間で相手の興味を引くという、エレベーターピッチは初めての経験で、新たな気づきもあり、大変、興味深かったので報告します。
各々、下記のような、特徴があります。
〇 プレゼンテーション:
1. 計画・企画などを説明する為に行われる。
2. 聞き手は事前に多少の知識を持っている
3. 配布資料やスライドなどを用いて説明するケースがほとんど
4. 例えるなら映画の本編のようなもの
◎ エレベーターピッチ:
1. 自身の事業やキャラクターを売り込む
2. 聞き手はほぼ事前情報がない
3. 話術とジェスチャーのみで伝える
4. 例えるなら映画の予告編のようなもの
● ピッチのポイント(アメリカ・シリコンバレーの起業家が発祥のプレゼンテーション方法)
1. 一文をなるべく短くする。
2. 具体的な数字で示す。
3. 専門用語を使わない。
4. 余計な文章表現をそぎ落とし、シンプルに表現する。キャッチフレーズを使う。
5. 要点を絞る。100%話すのではなく3つくらいにポイントを絞る。
1) ポイント1:相手が困っていそうなことや欲していそうなこと(話のつかみ・相手が食いつきそうな事) とあなたが相手に求めることを繋ぐ
2) ポイント2:強み
3) ポイント3:アピール・セールスポイント(具体例や数字を入れると良い)
● PREPで、1分の場合は350~400字程度、30秒の場合は250字程度にまとめる。
1. P:Point (要点)
2. R:Reason (理由)
3. E:Example (具体例)
4. P:point (要点)
今回は、初対面かつ異業種の方ばかりだった事、またプレゼンテーション(映画の本篇)には慣れていましたが、エレベーターピッチ(映画の予告編)は全く初めての経験でした。
最初は専門用語を使わず、如何に要点を絞って1分間という短い時間で、シンプルに売り込むかに苦慮しました。
しかし、伝えたい内容を、時間も量も圧縮してアウトプットすることにより、余分な贅肉が削ぎ落とされ、全体を支える骨格および土台が浮き彫りになる経験、新たな気づきを得ました。
今後、さらに訓練をし、能力をブラッシュアップすれば、様々な領域で応用できる方法だと実感したので、皆さんも是非お試し下さい。