1896年キエフ生まれ。1976年没。
ほぼケンプと同じである。
同じキエフ生まれ、1903年-1989年のホロヴィッツと重なる。
1967年が最後の演奏会の様だから、割と早めにピアニスト人生を終えたことになる。
彼がRCAに録音したショパンアルバム8枚組。
8枚あるが、曲目はかなり偏っている感あり。
二度録音したものは、両方が収録されているので8枚組ではあるものの、曲種はそんなに多い印象はない。
即興曲は二曲のみ、バラード、ポロネーズ、スケルツォは一曲もない。
ただ、1924年にショパンの169曲のピアノ曲を6回の演奏会で弾いたピアニストである。
この1924年の演奏会に関しては、興味深い点が一つ。
he used the compser's own piano an honor accorded previously only to Franz Liszt.
という記述が見える。
全ての曲目という訳ではないのだろうが、ショパン所有のフォルテピアノを使ったということか。しかし、この記述以外で彼がフォルテピアノを弾いたというのは見当たらない。
このCDも現代のピアノである。
演奏は、サロン音楽的なショパンの側面が際立ったもののように感じる。
雑に言えばコルトーやリパッティの様なショパン。
ホロビッツとは、全く違う。
リヒテルやギレリスとも異なる。
違うとはいえ、強靭なタッチと美音を持つロシアンピアニズムを持ったサロン様式のショパン?
(なんだそれは!!!!)
そして、ショパン以外の曲目も弾いていたようだが、残っている録音の大半はショパン。
やはりショパン弾きとしてのイメージが強かったのだろうか。
彼にとって、それが良かったのかどうか。