2020年11月23日 青葉台フィリアホール
シューマン300日の物語、と題された4回シリーズの二回目。
本来であれば、約300日毎のシリーズだが、昨今の状況でこの日に延期された。
オールシューマンプログラム。

共演は、Vn山根一仁さん Vla豊嶋泰嗣さん、Vc富岡廉太郎さん
曲目:序奏とアレグロ、幻想小曲集、ヴァイオリンソナタ1番、おとぎの絵本、

そしてピアノ四重奏曲。

いつものように仲道さんと共演した方は舞台でお話をされる。
後半、豊嶋さんと仲道さんが舞台に登場された時のこと。
客席に向けてお辞儀したその直後、仲道さんが後ろからなにやら、豊嶋さんに話しかけられる。
二言三言、舞台上でちょっとした攻防。
その会話が聞こえるわけもないが、妄想すると、

「皆一言話しているのだから、豊嶋さん(くん?)も」
「嫌だよ、俺は」
「そんなこと言わずに」
舞台上で押し問答するわけにもいかず、結局は豊嶋さんが折れて、お話される,と言うところではなかろうか?
学生時代からの仲のよいお二人、きっと逃げられない舞台上での仲道さんの無茶振り、ではなかったのでしょうか?
この曲のことを若い頃良く弾いていたビオラにとって大事な曲、と言う趣旨のお言葉。
豊嶋さんと言えば、この春テレビで様々な演奏家を繋いでのライブ中継で、お子さんと一緒に映っていらったのが印象に残っている。
若い頃は1つの演奏会で曲によってVnとVlaを持ち替えて演奏されていた豊嶋さんの今は大ベテランの風格。

そんなことはさておき、音楽。

こうしてシューマンの室内楽を聴いて、改めて感じたこと。
シューマンの優しさ・柔らかさというイメージとは、一味異なる深い、ある意味くらい世界。
特にVnソナタ、Vlaやカルテットで出ていたに思う。
特に四重奏曲は今までの印象と違って、深遠なシューマンの暗さ、を強く感じた。

自分が年齢を経たこと、様々な経験をしたこと、と無関係ではないだろう。
それに加えて、このあたりは、演奏内容だけではなく、プログラミングが大きく寄与していたのも事実だろう。さすがである。

さて、次回は2月、今度は逆に300日もしないで回ってくる。シューマンの歌曲。
とても楽しみである。