『普通の人は天の恩恵はわかっているが地の恩恵を知らない。』
という言葉がありますが、私は子供のころから教えられたこの『地の恩恵のある神様』のおかげで成功を収めピンチを救われることができた。
それは何かというと、今では住宅を建てるときに地盤が悪い時に行う地盤補強工法を40年前に日本で初めて開発したのでした。これは当時地盤の関係の仕事をしていた時に住宅が傾いて困るが何か良い方法はないかと相談を受けたのが始まりです。土木で使われていた深層混合地盤改良工法の住宅用ミニ版を作ったのである。それが噂に噂を呼び次から次に仕事が来るようになり会社の売り上げは10年で10倍になった。
その当時特許をとっていたら大変なことになっていたといわれた。しかし私はいろいろな方面から教えてほしいと言われれば教えてあげた。これが結果的には市場を広げることになった。そしてそれで20年後にいろいろあって会社を辞めた時に助けられた。会社の経営方針が変わり成り上がりの私は左遷させられる目にあった。このまま定年まで10年間の我慢はできないとの思いで退職したのである。
開発時に技術を教えてあげた人の中には起業してライバル会社になったところもあったが私が退職してぶらぶらしていると声をかけてくれた。まさに地の恩恵である。50歳で退職することになったときはまさに人生のピンチの状態であったので大変ありがたかった。
その後その会社で10年お世話になり役員にまでなった。その後退職して自営業として今に至るのである。今でもいろいろな地盤の関係で70歳近くなっても地盤の仕事の依頼があるのも地の神のおかげである。
『普通の人は天の恩恵はわかっているが地の恩恵を知らない。』と言った人は、『誰もやらないことをやれ❕』『最後まで決してあきらめるな‼』という言葉も残している。私はこれらの言葉を実践したおかげで今の自分があると感謝している。その人は宗教家の香取繁右衛門である。
残りの人生は繁右衛門様へ恩返しの人生と思っている。