男子体操指導者の性加害 vs 同棲カップルの「幸せな日常」 | katoo the world

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バトントワリングの世界大会で活躍した指導者の男(40)が昨年、当時高校生だった男性選手にわいせつな行為をしたとして、京都府警が、強制わいせつの疑いでこの男を逮捕した。

捜査関係者によると、男は京都市内にあった自宅で、当時高校生だった男性選手に対し、体を触るわいせつな行為をした疑いが持たれている。

男はバトントワリングの世界大会で優勝するなど活躍し、国内有数の民間クラブチームの選手として実績があり、指導者としても活動していたという。

2016年リオデジャネイロオリンピックで、団体金メダルを獲得した体操男子日本代表。

既にレジェンドであった内村航平を中心に、加藤凌平、田中佑典、山室光史、白井健三の日本代表が逆転の末金メダルを獲得したのは、未だ記憶に鮮やかだ。

個人競技である体操に於いて、「団体での金」に拘り続けてきた5人の絆は、多くの日本人の心を打った。

そして、是迄男子体操に一切の関心も無かった我々は、大活躍を魅せる日本代表の姿に、何処か股間を撃ち抜かれる興奮を覚えたのも事実。

そう、怪我やトラブルに巻き込まれながら、苦難の表情を浮かべて尚闘い続ける体操男子日本代表に、ハッキリとエロスを感じていたのだ。

ジェンダーフリーの現代に於いて、こう言った言い方は適切とは言えないが、爽やかなルックスながら筋骨隆々の内村航平にはそのギャップから来るエロスが有った。

しかし特筆すべきは当時まだ19歳であった白井健三である。

あどけなさと精悍さを兼ね備える白井も内村以上にはち切れんばかりの肉体を持ち、更に若いからか、はたまた脱毛しているのか、腋毛が丸で生えていない様に見える。

私はゲイでは無いが、白井健三に関してだけは「頼む!ゲイであってくれッ!」と五輪の大舞台に於いても祈った次第。

だから五輪直後に報じられた白井健三と体操女子日本代表の田中理恵の熱愛報道を信じる事が出来なかった。

まあ、白井健三がノンケであった事を恨んでも仕方が無い事だが、当時はそれはもう「白井健三ゲイ説」が完全にマジョリティーであったし、今検索しても、予測変換1番目に「白井健三 ゲイ」と来る。

近々のYahoo!知恵袋に於いても「体操の白井健三選手ってゲイですか?僕は彼がタイプなので、ゲイであって欲しいな目線で見てるのでゲイに見えるんですが、フラットな人から見れて彼はゲイっぽく見えますか?」と言う、実に芯を喰ったその筋の方々からの質問が挙がるので、その実力は推して知るべしである。

しかしながら回答欄には、「見えませんね」、「ゲイにはみえません」、「彼女もいると言う報道も過去にあるのでゲイではないでしょう。また、ゲイが異性の恋人いないの?と言われたら傷つくように、異性の好きな人がゲイと言われたら非常に傷つきます」と言った、過酷な真実(BRUTAL TRUTH)が記されており、質問者も「やはり自分の見たいように見てるんだなって自覚しました」と、過酷な真実(BRUTAL TRUTH)を受け容れる発言を書き残している。

私であれば、思わず「激昂たれ!(Extreme Conditions Demand Extreme Responses)」てしまう所を、しっかりと「Need to Control」し、ソレでも「Sounds of the Animal Kingdom」を押さえ切れず、自身の中で「Evolution Through Revolution」を起こし、「End Time」を迎えたのだ。

そんなYahoo!知恵袋の質問者に、私が無意識にのうちにとっていたのは“敬礼”の姿であった。
涙は流さなかったが、無言の男の詩(うた)があった。

奇妙な友情があった。

さて今回、バトントワリングの世界大会で活躍した指導者の男(40)が当時高校生だった男性選手にわいせつな行為をしたとして、京都府警が逮捕した。

こう言う決め付けは時代錯誤であるし、実に残念ではあるが、はやり男子新体操や美を売りにした競技に絡む関係者の一部には、やはりゲイがいる。

同性愛自体は全く問題無いのだが、やはりソコにコーチと部員の様な上下関係が発生してしまうと、権力に託けた性加害などの問題が発生する温床ともなる。

実際に今回逮捕された元指導者は世界でも有名な選手で“神様的”な扱いであり、被害を受けた選手が断れないのも無理は無いと、近しい関係者は語っている。

そして事件を知る「日本バトン協会」の前理事長は当初、男子選手から聞き取りをせず、容疑者と男子選手との「同意の上での事案だった」などとして、協会内で情報共有を行なっていなかった。

この様な管理側の杜撰な対応も、私には「●●コーチのアノ件は、そう言うモノとして対応する」と言う、実に悪質に計算されたモノに感じずにはいられない。

ジャニー喜多川同様のこれらの隠蔽体質が、同性愛に対する偏見を増長させ、陰湿な性加害の呼び水となっていると私は観ている。

同性カップルは「幸せな日常」を手に入れる事の奇跡や、ソレを維持する苦労を十分理解しているのだから、パートナーに対しての思いやりはより深くなり、社会生活における規律はより厳格になるのだろう。

だからこそ「幸せな日常」を守り、大切に育んでいくのだ。

そんな彼等の「幸せな日常」を、性加害や偏見などで荒さぬ様、今回の事件を明るみにさせ、処罰し、正していく事を、強く願うモノである。

かとぅ