若手社員育成専門コンサルタントが指南する「昔のチョイ悪自慢、絶対にやめてください」なる記事を拝見した。
@@@
「深夜残業が続いたうえに休日も出勤してフラフラになって仕事をしたもんだよ」
「明け方まで酒を飲んだ後にシャワーと着替えだけ済ませて出勤したもんだよ」
「二日酔いがつらくて、外回りの仕事中に車の中で昼寝をしたこともあったな」
こんなことを得意げに話す上司を見かけますが、絶対にやめてください。上司はウケを狙って話したつもりでも、若手社員には面白くもおかしくもありません。
@@@
コレが「昔のチョイ悪自慢」なのか?
だとしたら、この私かとぅなど断罪されざるを得ない極悪人である。
…と言うより、かつて広告代理店のカリスマプロデューサーとしての名声を馳せていた当時、私は反社に等しい闇組織に属していた。
当時としても珍しいゴリッゴリの体育系で、今思い出しても信じられない程に、エキセントリックな会社であった。
怪奇映画「死霊の盆踊り」や「ソドムの市」、「ピンク・フラミンゴ」、「フルメタル・ジャケット」をごちゃ混ぜにしたような日々を過ごしていた我がヤングかとぅ時代であったが、15年に渡る騒乱の日々を経て、私は社会人の基礎を叩き込まれた次第だ。
まー、文字通り叩き込まれた訳で、現代では企業コンプライアンス上許されたモノでは無いが、ソレでも私は、あの日々を愛していたのだ。
今回、「昔のチョイ悪自慢、絶対にやめてください」なる記事を拝見して、懐かしくも忌まわしい複雑な気持ちで、当時を思い起こした。
私自身の「昔のチョイ悪自慢」となると、カラオケで床にカシスオレンジを撒いて、其処にスーツのままヘッドスライディングをする程度ではあったが、歴戦の「チョイ悪」には、枚挙に暇が無い。
当時、クライアントの忘年会に出席した際、悪ノリしたオジサンが自らの局部をウインナー盛り合わせの如く皿に載せて、「ホレ、ホーレ」と女性社員に見せ付けていた。
キャーキャー逃げ惑う女性スタッフの中で、徐に一人の女性が立ち上がる。
おお見よ…!
ウインナーと見誤ったか、女性がオジサンの局部に醤油をかけた所で、オジサンが「アッ~!」と叫んだ瞬間には、さしものこの私かとぅとて「チョイ悪~」と、IKKO仕込みのリアクションしか取れなかった。
局部にダイレクト醤油は、絶対にやめてください。
かとぅ