露活 vs 「変態写真」に咽び泣くかとぅ | katoo the world

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お笑い系デスメタルバンドFUJIYAMA、世界の大統領かとぅのブログ

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「露活」と称して東京都内の運動場などに裸の状態で集まったとして渋谷区の38歳の男の容疑者が公然わいせつの疑いで警視庁に逮捕された。また、22歳から45歳の男性5人も書類送検された。
SNSを通じて複数人に呼びかけ、集団で撮影した画像を投稿していたということ。

今年5月頃、「屋外で全裸で写真を撮影し、SNSに投稿している人がいる」という通報を受けた警視庁が投稿された画像を分析するなどして調べていた。

調べに対し、「解放感が感じられ、楽しかった」とか、「誰かに見られるかもしれないスリルを味わいたかった」などと容疑を認めているということ。

いや、まさか…。
そんな、馬鹿な…。

スマナイ…、些か動揺してしまったが、今回「露活」にて逮捕された、この渋谷区38歳男性容疑者と言うのは、もしかしたら私の事だろうか?

 

冒頭から「Dr林のこころと脳の相談室」かの書き出しになってしまった事を御詫びさせて頂きたいが、まあ、賢明なる我がブログ読者諸氏に至っても、「私の事だろうか?」と唐突に問われた所で回答に窮する所であろう。

あい分かった。

世界の大統領として世に君臨しながらも、精神的貴族かつ正真正銘の紳士たる名声を欲しいままにするこの私かとぅ。

覚悟を決めて、事の経緯をご説明差し上げよう。
暫しご静聴願いたい。

中学~高校時代、私は変態であった。

その変態行為の一環として、私を含めた同級生5人で、夜な夜な集結しては屋外で全裸撮影する「変態写真」なる写真を撮影していたのだ。

全裸とは言え性的な側面は排除し、ブランコを漕いだり、横断歩道を渡ったり、花火をしたり…、と言った日常を、全裸で行うだけのシュールな笑いを追求していたのだが、コレが何故か私の通う高校でヒット。

我々の「変態写真」は女子高生を中心に回し見され、それどころか私の知らぬ場では遠く他校にも渡っていたらしい。

問題を重く見たこの私かとぅが直々に変態写真の回収に回る事態に迄問題は進展したが、その際幾人かの女子高生を我が精神棒でキツく躾けた事も有った。

その後も、宿泊するホテル1Fの大浴場から5Fの自室迄、全裸で戻るチャレンジや、深夜の崖から全裸で海に飛び込むチャレンジ、知人宅で全裸で待機チャレンジなど、全裸には縁深い人生である事を誇りに思うこの私かとぅ。

まあ、若気の至りと言うか、青春の迸りと言うか、ともかく思春期特有の「俺達にしか出来ない変態」を実践する仲間に恵まれた事は今以て感謝に絶えない。

それから30年の時が流れた現代に於いても、「露活」と称して東京都内の運動場などに裸の状態で集まったとして男性グループが逮捕されたと聞き、実に感慨深いものが股間に込み上げる次第だ。

「露活」への調べに対し、「解放感が感じられ、楽しかった」とか、「誰かに見られるかもしれないスリルを味わいたかった」などと容疑を認めているという事で、決して性的な行為では無く、只々楽しむ為に行っていた訳で、コレを「公然わいせつの疑い」とするのは如何なモノだろうか?

私には精神的にも肉体的にも自己を解放する「崇高なる芸術的行為」であると確信するモノである。

そして、今回の「露活」を通じて、我が青春の「変態写真」を想い出し、涙を振り絞る。

そう!賢明なる我がブログ読者諸氏に至っては、既にお気付きの事であろう、名画「ニュー・シネマ・パラダイス」ラストシーンにおける、検閲により切り取られた映画のキスシーンに涙する、主人公トトそのモノであった。

「変態写真」を撮影していたあの頃。
変態としてやり切れない想いを抱えて悶々としていた、あの時を想い出すのだ。

しかしそんな過去に咽び泣く私の心に、アルフレードの「ノスタルジーに惑わされるな」と言う言葉が蘇る。

そう、我々は現代に生きている。
前を向いて、現代の「露活」に向き合わねばならないのだ。

ともかく先ずは全裸だ。

やるしか、無いのだ。

かとぅ