マーベルポリコレ vs おぎやはぎの「ブス」テレビ | katoo the world

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黒人女性として初めてマーベル作品を監督したニア・ダコスタがバラエティ誌とのインタビューで「近年マーベル映画は “going woke (ポリコレに感化されすぎている)” との批判があるがどう思うか」と問われ

「マーベルファンの中には極めて悪意に満ちた暴力的な人種差別主義者、性差別主義者、同性愛嫌悪者たちがいる。私はそのような "ファンダムの負の側面" を代表する人々ではなく "正の面" に立つ人々に沿うことを選ぶ。私が最も関心を寄せるのもそちらだ」と述べた。

マーベル作品について語れる程、大して拝見していないのだが、「X-MEN」と「ブレイド」は好きだ。

特に「ブレイド」に関しては、我々日本人との因果は浅くは無い。

2021年10月、全キー局が「眞子さま・小室圭さん結婚特番」を放送する中、テレビ東京だけが「午後エンタ 午後ロード『ブレイド』その肉体は不死身!」を放送したと言う。

「午後のロードショー」はテレビ東京の関東ローカル番組で、月 -金曜日の13:40-15:40の番組枠「午後のエンターテインメント」内で放送されている映画番組。
1996年から現在に至る実に27年続く長寿映画枠である。

何を隠そうこの私かとぅ、1996年当時マサチューセッツ工科大学にて学ぶ大学生であり、無限に持て余した時間を何とか埋めようと、複数の女性とステディーな関係を結ぶ傍ら、「午後のロードショー」を欠かさず録画し、日々拝見していた。

新旧入り乱れての放送ラインナップに翻弄されながらも、若き日々の好奇心は我ながら逞しいモノで、放映権に絡まない様などうにもならない映画ですら、我が成長の糧として拝見していた。

ごく稀に「ゴーストバスターズ」や「13日の金曜日」と言ったお宝が放送されるのも、トレジャーハンティング的に面白いが、流石に月~金の毎日が映画と言うのは流石に消化し切れず、自ずと「午後のロードショー」から離れて行ってしまった。

だがしかし!

そんなうらぶれた日々から25年の日々を経て、午後のロードショーにて「『ブレイド』その肉体は不死身!」が、遂に放送されたと聞き、「我が青春に一片の悔いなし!」と拳を突き上げる次第である。

何故なら、この私かとぅ、「ブレイドシリーズ」の全作をDVDにて保有し、自らのSNSアカウントを”無礼怒(ブレイド)”とする大ファンであり、過去にはウェズリー・スナイプス演ずるの”ブレイド”のコスプレをした所、「鈴木雅之さんですか?」と言われ、些か気分を害したモノである。

夢でもし逢えたら 素敵なことね
あなたに逢えるまで 眠り続けたい

眞子さま・小室圭さん、ご結婚おめでとうございます。
末永くお幸せに!

眞子さま・小室圭さん、ご結婚 vs 午後のロードショー感涙のかとぅ
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マーベル作品の根底にあるのが子供向けヒーローの「善と悪の闘い」では無く、「正義の敵は、また別の正義」、「善の中にある悪」、「信じていた正義への疑問」、「善が悪に転化する瞬間」を、かつてヒーローに憧れた大人に向けた作品として描いているのは、実に見応えがあると感じる。

「X-Men」の悪役であるマグニートーも、ミュータントの力を恐れた人間によるホロコーストからミュータントを護る為に人類と戦う事を決意した。

吸血鬼と人間の特質を兼ね備えたブレイドは、母の死の復讐の為、自ら“ヴァンパイアハンター”となり悪の吸血鬼を殲滅している。

敵味方問わず、その闘う意味や決意と言ったディティールに魅かれるモノである。

マーベル作品も好評なのだろう。

乱発される新作には最早追いついて行けないが、此処近々ではディズニー同様にポリコレがキツイとの話を聞く。

今回、黒人女性として初めてマーベル作品を監督したニア・ダコスタが「近年マーベル映画はポリコレに感化されすぎている」との意見に対し、「マーベルファンの中には極めて悪意に満ちた暴力的な人種差別主義者、性差別主義者、同性愛嫌悪者たちがいる」と語ったと言う。

黒人女性監督に対するこの質問自体がポリコレを害するのでは無いかと感じるのだが、ファンに対して「人種差別主義者、性差別主義者、同性愛嫌悪者」と言うのは、中々の言い様に感じる。

まあ私自身は、人種差別主義者、性差別主義者、同性愛嫌悪者では無いが、価値観の違いは有れど、彼等が悪とは思わない。

観光地に於いてマナーの悪い外国人を拝見するが、決して外国人が嫌いな訳では無い。

今時、性差別主義者を拝見する事はほぼ無いが、性差別反対活動を推進するフェミニストはハッキリと差別をしている。

同性愛嫌悪に関しては、私の周囲にも同性愛者はいるし彼等が幸せであってくれれば良いと思うが、私に対して告白して来たオカマちゃんにホトホト困り果てた経験がある。

それでも私自身はポリティカル・コレクトネスへの偏見は然程無いと実感するモノだが、例えば美形白人女性である主人公がうだつの上がらない黒人男性に恋をして、その黒人が愛するのが地味で小太りのアジア人女性と言う、「スターウォーズ続三部作」かのポリコレには辟易してしまう。

設定上のポリコレはまあ良いとしても、「ポリコレを認めろ!」などという、作品にとって無駄な主張は面倒くさいし、私にとっては単純に「ポリコレに共感出来ない=つまらない」となってしまう。

私はスターウォーズの大ファンだが、続三部作に関しては、映画館で1度ずつ観ただけで終わってしまったし、もう見る事も無いだろう。

コレは決してポリコレだけが原因では無いのだが、間違い無く作品をつまらなくした原因の一つではある。

身勝手な行動で味方を窮地に陥れ、ほぼ貢献しない小太りのアジア人女性が、何故主要キャラクターから愛されるのか?

峰不二子やボンド・ガールかの魅力溢れる絶世の美女が場をかき乱すならば分からんでも無いが、”おかずクラブ”のオカリナや、やす子に見えるアジア人女性が絶世の美女振舞った所で、正直話にならない。

そして、そう感じる事をポリティカル・コレクトネスとして、「アジア人差別だ!」、「女性蔑視だ!」、「ルッキズムだ!」と言うならば、ソレで結構!

実際に私は小太りなアジア人女性を一切差別などしてはいないし、逆に変な形の女性は大好物である。

ただ、峰不二子やボンド・ガールを演ずるのが、絶世の美女で無く、チンチクリンだとすれば、そんな映画を果たして誰が見たいか?と言う事である。

NHKよるドラ「ワタシってサバサバしてるから」で主演を務めた丸山礼が好きだ。

原作漫画ファンたるこの私かとぅも納得のワタサバシンクロ率を前に、”驚異の実写化”と認めざるを得ない珠玉の実写ドラマであるが、その主演を佐々木希や長谷川京子が演ずるとしたら、そんなモノはワタサバでは断じてない!

要するに、他人にはそれぞれ適材適所があり、その領分の中で個性を活かせば良いのだ。

ソレでも「美しい女性ばかりチヤホヤされやがって…、許さん!ムキーッ!」などと、美女が表舞台に出るのを許せないと言うならば、とっておきの番組が有る。

そう!賢明なる我がブログ読者諸氏に至っては、既にお気付きの事であろう、おぎやはぎの「ブス」テレビである。

2017年1月から2020年4月までAbemaTVにて配信された「おぎやはぎの『ブス』テレビ」である。

同番組ではかねてよりルッキズム(容姿に基づく差別)的な笑いが賛否を呼んでいた。

「局内で1人もこういう企画は問題だと意見した人はいなかったんでしょうか」「美醜に関係なく尊厳はある」「『地上波で出来ないこと』を履き違えている」といった、批判意見が目立った。

そして、私はこの番組から溢れんばかりのブス愛を感じ、放送当時欠かさず拝見していたのだ。

復習の意を込めて、早速HPに飛んだ。
トップページに刻まれる言葉に、暫し言葉を失う。

おぎやはぎの「ブス」テレビ
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/DAXtFxDFsFfjM1

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「本当のブス」とは何なのか、あなたは知っていますか?

世間にあふれているのは美人やリア充向けの情報ばかり… でもちょっと待ってほしい!世の中「ブス」の方が多数派でしょ! 「ブス」のいうことに耳を傾けやしない世の中に「ブス」のホンネをお届けします! この番組は「ブス」が「ブス」のことを考え、明日の「ブス」のために語り合う番組であるッ!

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何なのだ、この宣言…。

いきなり投げかけられる「本当のブス」なるセンテンスに、出鼻を挫かれ戦意喪失。
そして繰り返される「ブス」が、実に7回も連呼されている本文を、複数回読み込んでみたモノの、何を言っているのか、全く理解出来ない。

「でもちょっと待ってほしい!世の中「ブス」の方が多数派でしょ!」とか、この決め付けがラジカルに胸に突き刺さる。

「「ブス」が「ブス」のことを考え、明日の「ブス」のために語り合う番組であるッ!」と言うのも、物凄いブス圧に身動きが取れない。

この時点で完全にブスに取り込まれてしまった私だが、是迄のバックナンバーを見返すと、もう芸術の域に迄達した「ブス企画」の数々に、思わず唸る。

「ブスはいくらで脱いじゃうのか?」
「ねぇ、ブスってゴムどこに置いてる?」
「OLブス高原のコンドームをつけてあげるマル秘テクニック!」
「重盛さと美も駐車場で現場を目撃!イチャイチャしてるブス!」
「ブス女VSブサイク男 損してるのはどっち?」
「女子はブスでもJKブランドがある!」
「ブサイクでも成功すれば相手を選べる!」
「ブスの通帳大公開!ブスとおカネSP」
「男の家でHをしたらホテル代を請求された!?ブスがお金でもめた男たち!」
「忘れたくない!ブスな私がバージンを卒業した日」
「アンゴラ村長「元左利きなんだよね」ブスたちのカミングアウトがマジでどうでもいい。」
「1週間の運勢がわかるブス占い!1位に選ばれたブス星座とは?」
「BusuがMajiでKoiする5秒前」
「「2000円で買われそうになった」「人間なのか疑われる」初対面でも散々なブスたち!」
「「箸を取ってくれた」「自分だけに素っ気ない態度」ブスは変なところで恋に落ちる!?」
「イクまでやめない彼にガチギレ?さすがのブスもお腹いっぱいのH!」
「緊急告発!疑われるのはいつもブス」
「「ザリガニがいなくなったら、食べたんじゃないかって…」なんでもかんでも疑われるブスたち!」
「アクセサリーをもらう美人とせんべいをもらうブス…ブスの切ないホワイトデー…」
「「すみません。Hしてください!」直球!ブスのHの開幕宣言!」

…ふぅ。

僅かな抜粋にも関わらず、最早私は、完全にブスの虜だ。

「ブスの、ブスによる、ブスの為の、ブス」

この天啓を、タトゥーとして我が身に刻み込みたい次第である。

そんな中でも、私のテンション爆上げ企画がコチラ。

「“SKE48ブス"須田亜香里がまたやってきた」

また、とは…?

いやはや、地上波か、はたまたネットかの是非など全く意に介さない、獰猛過ぎるブス企画に、私はその生涯を賭けて、ブスを愛する事を誓おう。

重盛さと美やアンゴラ村長など、稀に出てくるブス芸能人が、ブスについて語るのも、ブス企画の醍醐味。

断言しよう。
今、「ブス」が来ている、圧倒的にッ!

かとぅ