山崎まさよし歌わないライブ vs リアルにギターが泣くライブ | katoo the world

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山崎まさよしのライブ、歌よりもトークばかりで野次が飛び交い、ブチキレて帰る客が続出。大荒れに。

確かに大好きなアーティストのライブがトークばかりで喜ぶ人も多いと思いますが、中には「歌を聴きたい」とチケットを購入した人もいるはず。山崎まさよしさんはギターもお上手ですので、ギターをやっている人は演奏時に運指を見たい人もいることでしょう。

さだまさしさんのコンサートに何度か行ったことがありますが「歌よりもトーク中心」という噂にたがわぬ内容でした。でも、そんなトークがめちゃくちゃ面白くて「下手な芸人より面白いんじゃないか」とさえ思いました。

今回の山崎まさよしさんは、着地しない話を繰り返していたそうですので、会場にいる人たちの不満が募ったのかもしれませんね。

今や客としてライブ参加するよりも、演者としてステージに立つ事が多いのだが、やはり客として新たな刺激を吸収せねばならんと、とある知人のライブに訪問して驚いた。

お目当てのバンドが1番目の出演だったのだが、開始早々ヴォーカルがマイクスタンドをぶん回し、遠心力を効かせながらギターヘッドを直撃。

ヘッドがバキ折れ、ギタリストは泣き顔。
ソレを尻目にステージから引っ込んだヴォーカル。

いや、マジでスタンドがギタリストのリアルヘッドに直撃しなくて良かった。

永ちゃんよろしくブン回すのは良いが、マイクスタンドはそもそもメチャクチャ重い訳で、あの勢いだと死んでいてもおかしくない。
(矢沢永吉のマイクスタンドは軽量化したカーボンファイバー製と思われる)

まあ当然ながら演奏はその時点で終了。
実に音出しから5分経たずのライブ終了に、さしもの私とて目が点になってしまったが、こういうハードコアなノリもライブの醍醐味として、自らを納得させざるを得ない。

かつてのハードコアライブシーンでは、「死んでも一切自己責任」との署名を求められたり、ライブハウスが火の海になったり、メンバーがユンボで壁を突き破って登場したりと、ソレはもうそういうライブが繰り広げられていたと言う。

そう言う「未知との遭遇」に等しい地下ライブシーンの情報に胸を躍らせていたキッズたる私であった。

先般のスタンドぶん回しヴォーカルに関しては、何が原因かは分からないが、ヴォーカルの気に障った何かが有ったのか、はたまた無かったのかは未だ謎のままである。

此処近々でそのヴォーカルさんとも、久々に会ったのだが、事の真相は聞けず仕舞いであったし、まー、完全にキマっていた訳で憶えてもいないだろう。

さて、そんなアンダーグラウンドシーンでは無く、今回売れっ子である山崎まさよしのライブが炎上していると言う。

何でも「歌よりもトークばかりで野次が飛び交い、ブチキレて帰る客が続出」との事で、些か穏やかでは無い。

頭から「今日はあんまり歌いたくない」、「喋る回にしたい」と中身のないどこにも着地しない話を繰り返し、全然歌わず「歌わないなら帰る!」と帰る客が続出した。
また、「払い戻ししろ!」とブチキレるファンと喧嘩になり、結局、2時間半で8曲歌って終わったとの事。

客観的には歌を聞きたくてライブに集まるのは当然ではあるが、ファンであればトークも楽しみにすれば良いのでは無かろうか?
アルバム通りの音が聞きたいのであれば、アルバムを聞けば良いし、生ならではのハプニングとか不調こそにライブの味が有ると私は考える。

 

そんな事よりも私が危惧するのは、山崎まさよし自身の体調についてだ。

元々、ライブ好きで何曲でも歌い続ける山崎が、「今日はあんまり歌いたくない」、「喋る回にしたい」などと言っている訳で、何らかの不調があった事に違いは無い。

 

此処の所、多くのミュージシャンが急逝している。

そんな中、50歳を超えた山崎まさよしにも想う所があるだろうし、本人の身に何か有ってもおかしくは無い。

 

ライブはアーティストとファンが創り上げる最高の空間だ。

その為にもお互いを思いやる気持ちが必然となる。

 

今回の騒動が収束し、山崎まさよしが完全復活する事を切に願うモノである。

以前、知人の招待でアイドルのライブに訪問した事が有るが、同機&口パクと言う、控えめに言っても「ソレ音源流してるだけ!」と突っ込まざるを得ない顛末であった。

まー、其々に言い分はあるが、やはり客視点では貴重な時間とお金を使っての事だから、相応の対価を求めるし、アーティストとしてはお客様に満足を与えなければならない。

そう考えても先述の「音出しから5分経たずで終了ライブ」は、我が人生に残る”印象に残る”ライブであった事に間違い無い。

リアルにギターが泣いていたのだ。
涙を流して…。

かとぅ