19歳女性の胸 vs 39歳女性の足 vs ザ・マミィ酒井の発見 | katoo the world

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夜行の高速バスの車内で女性2人の体を触ったとして、兵庫県警葺合署は県迷惑防止条例違反の疑いで、山口市の団体職員の男(33)を逮捕した。


逮捕容疑は走行していた山口発京都行き高速バスで、左隣の座席の女性(19)の胸と、右後ろの座席の女性(39)の足を触った疑い。


同署によると、バスが三ノ宮駅バス停留所(神戸市中央区)で途中停車した際、女性2人がバスの運転士に相談、運転士が警察に通報。警官が到着するまで、男は気付かなかったという。同署の調べに対し、男は「胸は触ったが、足はよく覚えていない」と容疑を一部否認しているという。


19歳女性の胸と39歳女性の足の間で揺れる33歳男性の想い


分かる、分かるぞ、その気持ち!

賢明なる我がブログ読者諸氏に至っても同様の想いであろう。


男と言う者は、時に究極の選択を突き付けられるモノである。


普遍的なモノとしては「おっぱいかお尻か?」と言う選択になる。


何れも丸く柔らかいモノで、甲乙付け難き逸品であるが、求道者の一人、お笑い芸人ザ・マミィ酒井が「尻は真ん中からクソが出る」事実を発見。


全ての男性陣がヒザから崩れ落ち、おっぱいに軍配が上がる事となったのだが、それはさて置き、我が人生に於ける究極の選択として、先ず想い起されるのが「ビアンカとフローラ」である。


ビアンカとフローラは、1992年に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」に、ヒロインとして登場する人気キャラクター。

主人公と幼い頃旅を共にしたビアンカと、青年期に交流を持つ深窓の令嬢フローラ、という対照的な二人。


ゲーム中盤において、どちらか一方をパートナーに選ばなければならないという重要な場面があるが、発売から20年以上経過した今でも、「どちらを選ぶべきか」という熱い議論が交わされるほど、人気の高いキャラクターである。


またか

またしても、30年に渡り勇者として大魔王と闘い続けるこの私を、惑わせるのか?


「ビアンカ vs フローラ論」はフローラで決着が着いていたのでは無かったか?


頼む。

もう、迷わせないでくれ。


「世界の半分をお前にやろう」と言われても、微動だにしなかった我が心も、ビアンカとフローラを前にすると、どうにも落ち着かず、ザワつきを押さえられない。


ちなみにリアルタイムにプレイしたドラゴンクエストVでは、1日中悶絶した末に、初回ではフローラを選択。


旅を続ける中で、故郷である山奥の村に戻り、病床の父を看護しながら独り健気に生きるビアンカに再会し、その選択が間違いだった事に気付く。


考えてみればそうだ。

フローラは豪商ルドマンの娘であり、何不自由無く暮らしている上に、フローラを一途に想うアンディなる若者もいる。

それに引き換え、ビアンカに頼れるのは、幼馴染である私しかいないのだ!

と、確信するも時は戻る事無く、私は立ち尽くすのであった。


だがしかし!

私クラスの勇者となると違うのだよ!


結婚前夜に別途セーブデータを取っており、ビアンカルートも存分に楽しんでヤルのだ、ククク


フローラ、そしてその子供達と世界を救った感慨に耽る事も無く、その足で意気揚々とビアンカルートを選択し、もう一人の嫁との旅に出る私。


だがしかし、そこに有ったのはホクホクの新婚生活では無く、フローラを選択しなかった事に対する自責の念のみであった事に、私自身が驚く。


そう。

これを「究極の選択」と言わずして何と言おうか!


そして、ビアンカとフローラは、夢や希望に満ち、全てが手に入ると思っていた幼き私に、「何かを得る事は、同時に何かを失う事」を教示してくれた女性(ひと)なのだ。


ビアンカとフローラにより大人になった我々勇者は、その事実を受け入れられないまま、30年にも渡る冒険の旅を彷徨い続けている。


究極の選択の究極

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さて話を戻して、今回高速バスの車内で19歳女性の胸と39歳女性の足を触ったとして逮捕された33歳団体職員の男だが、何とこの男、「胸は触ったが、足はよく覚えていない」と容疑を一部否認していると言う。


19歳女性の胸は確かに触ったが、39歳女性の足など、断じて触るモノか!?


19歳女性の胸を触った罪は甘んじて受け入れるが、39歳女性の足など、天地神明に誓い触ってなどいない!


痴漢の加害者でありながら、同時に痴漢冤罪の被害者でも有ると言う、そんな恍惚と悶々が入り混じる男性の叫びが聞こえて来るでは無いか。


犯罪史上稀に見るケースではあるが、やはり彼は39歳女性の足に触れる事は決して無かったのだ。


ソレは最早、人としての矜持とも言えるモノ。

人として、男として、ソコだけは譲れなかったのだろう。


その姿は実に愚かではあるが、人としての尊厳は確かに有った。


私が無意識にのうちにとっていたのは敬礼の姿であった。

涙は流さなかったが、無言の男の詩(うた)があった。 


奇妙な友情があった。 


かとぅ