渡部復帰 vs 復活の号泣会見 | katoo the world

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お笑いコンビ「おぎやはぎ」が17日放送のTBSラジオ「JUNK おぎやはぎのメガネびいき」(木曜深夜100)に出演。多目的トイレでの不倫騒動で芸能活動を自粛していたアンジャッシュ・渡部建(49)の活動再開についてコメントした。

 

矢作は「児嶋さん、ヒドイこと言ってたぞ。あの時(復帰回)だって渡部さんに『人間性が大嫌いだ』って。普通は本当に真逆だよ。復帰する時って。『何もできない奴ですけど、ただいい奴なんで、皆さんすみません、お願いします』だったらわかるけど。復帰してんのに、人間性が嫌いだって言ってんだぞ」と、復帰回の児嶋の発言に衝撃を受けたと振り返った。

 

相方の小木博明も「あれ言っちゃ、無理よ。『人間性大嫌い』は。隠しきれない。もう無理だよね」とショックを受けつつ「まだ許せないところがあるんですよ。みんなの前で言っちゃってね。腹立ってると思うよ」と児嶋の心中を察した。

 

以前より政治家と芸能人のスキャンダルが取り上げられ、袋叩きにされている。

 

「公人なのでプライベートは無い」と言う理由が、袋叩きにする方々の言い分なのだろうが、根拠無き罵詈雑言は名誉棄損に問われるし、公人とは言えプライベートを侵害する様な事は、決して許されない。

 

何れにせよ、行き過ぎた報道や過度な攻撃は控えなければならないと、世界の大統領なる公人たるこの私かとぅから宣言させて頂く。

 

以前より発言しているが、政治家とは政策の是非で評価されるべきであり、芸能人であれば芸能そのモノで評価されるべきである。

 

木下富美子元都議の問題でも書かせて頂いたが、幾ら無免許で事故を起こそうが、都議会を長期間欠席しようが、辞職せずその報酬にしがみ付こうが、ソレは政治家の政治活動では無い余白部分である。

 

確かに法令を決議し、実行する政治家自身が、法を侵す事は論外ではあるが、即ち其れが国民に選出された議員の職責と比較した際、何方が重要かと言う事である。

 

当然だろう、我々は政治家なのだ。

だから、改めて政治活動で都民に貢献して行くより他無い。

 

そして同時に、アンジャッシュ渡部の問題に関しても、ごくプライベートの不祥事が何処まで表舞台に影響を及ぼすかを見極めなければならない。

 

18ヶ月に及ぶ謹慎は、その過ちの社会的影響力により致し方無い事である。

 

しかし、相方である児島や彼等の職場であるマスコミ、ソレを支援するスポンサーがOKを出した現状に於いて、部外者がどうこう言うべき問題でも無かろう。

 

「児島や佐々木希の活動に迷惑が掛かるから、早く辞めて下さい」

 

「今の芸能界に渡部の場所など有るモノか!」

 

「絶対に許せん!番組放送中に千葉テレビにクレームを入れてやる!」

 

挙句の果てには「相方や奥さんが許したとしても、私は絶対に忘れないし、許さない!」などと言った、ごく個人的なコメントもあり、「お前に何の迷惑がかかり、何の権利があるのか?」と笑ってしまった。

 

渡部復帰の踏み絵 vs 見事すぎる矢部の火消し

https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12729471944.html

 

今回、おぎやはぎも指摘している通り、児島が「(渡部の)人間性が大嫌いだ」と発言した件に関しては、少なからずこの私も動揺を隠せないでいる。

 

此処で2組の芸人が頭を過った。

 

1組は去年電撃的な仲直りで再ブレイクを果たした「おぼんこぼん」。

 

コンビ結成から55年、不仲になって10年と、アンジャッシュとは比較にならない程、根深い不仲歴ではあるが、お互いに人間性が大嫌いであっても、仕事以外で口をきく事が無くとも、「面白い漫才をしたい」という共通のゴールに向かい、二人は再び手を取り合った。

 

仲直りから数ヶ月経つが、それ以降仲も良く、公演も連日盛況だと言うから、一安心ではある。

 

おぼん・こぼんTHE FINAL vs 映画「最高の人生の見つけ方」

https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12703103865.html

 

そしてもう1組がM-1グランプリの評点を巡り、久保田が審査員を批判し騒動となった「とろサーモン」である。

 

M-1グランプリ2018」に於いて、審査員の上沼恵美子に対して「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」などと厳しく批判を浴びせたのだが、騒動が沈静化した後も久保田は炎上芸を止める事は無く、常にシニカルに批判めいた言葉を吐き続けている。

 

そしてソレが悔しいが、トンデモ無く面白い。

近々では出て来ただけで負のオーラが会場を包む、コンプライアンスの時代に於ける稀有な芸人に迄昇り詰めている。

 

「芸人だよ、バカヤロー」が通用する、ホンモノである。

この時代にコレは、中々凄い事だ。

 

M-1グランプリ暴言騒動 vs かとぅ1グランプリ優勝、リットン調査団藤原

https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12425364753.html

 

お笑い芸人にとっての仕事は、客を笑わせる事である。

 

如何に上質な笑いでも、どんな下卑た笑いでも、笑いが起これば正解であり、勝利なのだ。

 

おぼん・こぼんでは、コンビの復活を描く良く出来たドキュメンタリーの上で、復活記念の漫才で泣き笑いさせて頂いた。

 

とろサーモンでは、徹底的なヒールとして笑いを掻っ攫う芸人のプライドを拝見した。

 

それに対して、アンジャッシュはどうだろうか?

 

「白黒アンジャッシュ」の渡部復帰回は、謝罪と公開説教に終始した内容で、児島は「お前の人間性は大嫌い、お前の家族のために番組やる」、「これからは気付いたら言う、調子に乗んなよって」と迄言っていたと言う。

 

笑顔は一切無く、渡部、児島共に涙を浮かべながらの放送だったとの事だが、正直こんなモノ、誰が観たいと言うのだろうか?

 

復帰したチュートリアル徳井やロンブー田村亮も未だに神妙な面持ちを続けているが、私は復帰して迄そんな姿を見せるべきでは無いと考えているのだ。

 

「世間をお騒がせして、本当に、迷惑を(泣)」

 

誰がそんなモノを観たいのか?

ソレが芸人としてあるべき姿なのだろうか?

 

自分はスキャンダル以前の「私クラスのヒューマンレベルに達すると」などと上から目線で宣っていた渡部が好きなので、正直平身低頭に復帰するのは残念に感じる。

 

騒動直前の20204月、TBS系「マツコ・有吉のかりそめ天国」に於いて、有吉 vs 渡部 ポン酢戦争なる企画が盛り上がっていた。

 

モニターに映った渡部を見た有吉が激昂!過去の放送で愛するポン酢を強めに否定されたことを根にもっていた有吉は「ポン酢業界で(渡部を)殺そうと思っている」と画策していることを明かすと、さらに怒りはエスカレート。

 

「ポン酢のビンで頭をぶん殴ってやろうと思っている」と暴言まがいのコメントを吐いて反撃。みかねたマツコが「ポン酢のことだけは謝って~!」と渡部に画面越しに停戦を懇願する事態となる。

 

この有吉の発言を受けた渡部は、別の日の放送で「震えましたよ家で、あんなのオンエアしていいんですか? このご時世、コンプライアンスとかないんですか?」と怒り心頭のご様子と言う、プロレスを我々は楽しんでいたのだ。

 

騒動により、地上波ではコレが困難と言うのであれば、渡部はとっとと地上波から離脱すべきかと思うし、今の渡部だからこそ野武士と言うべき荒くれた笑いを体現出来るかも知れない。

 

芸能界引退も考えた渡部だったが、佐々木と話し合い「1回ダメ元でチャレンジして玉砕した方が、息子に見せる背中としていい」と復帰を決意したと言う。

 

渡部自身は「息子に見せたい背中」をどう捉えているのだろうか?

 

まさか再度、女性向け情報番組のMCに返り咲ける筈も無いし、不特定多数の女性と多目的トイレで性行為をしていた事実を無かった事として、マルチバースでの背中を見せたいとでも言うのだろうか?

 

そうでは無い。

 

そんな愚かな事をした男が、再びどの様に芸人として立ち直るのかを見せる訳で、そんなモノ、自らを笑いのネタとして世に捧げ続けなければならないのだ。

 

そして、是迄の渡部の芸風からして、最もキツイ「芸人としての再起」を選択したと言うのであれば、相方の児島も「これからは気付いたら言う、調子に乗んなよって」では無く、「コチラの方が日本一の美女を裏切った夫です~」、「今日はどちらの多目的トイレからお越しですか?」、「この多目的トイレ、星、いくつですか?」などと、覚悟を決めて再起に取り組まねばなるまい。

 

その覚悟があると言うならば良し!

元お笑い芸人たる矜持を胸に、渡部再起の策を献上させて頂こう。

 

此処で私が提案させて頂きたいのが、「渡部号泣記者会見」である。

 

「誰ガデーダデニ性交シデモ!オンナジオンナジヤオモデェー!

 

「ンァッハッハッハッハーこの多目的トイレンフンフンッハアアアアアアアアアアァンアゥッアゥオゥウアアアアアアアアアアアアアアーゥアン!コノトイレァゥァゥ……アー! 多目的トイレを……ウッ……ガエダイ!

 

「多目的トイレはぁ……グズッ……六本木ヒルズのみンドゥッハッハッハッハッハアアアアァァ六本木ヒルズのみンゥッハーグズッ六本木ヒルズのみならずぅう! ……日本人の問題やないですかぁ……命がけでッヘッヘエエェエェエエイアァアンアダダニハワカラナイデショウネエ……

 

Wikipediaより引用

 

そう、2016詐欺、虚偽有印公文書作成・行使での号泣会見、そして初公判のドタキャンに日本列島が震撼した野々村竜太郎をオマージュした笑いだ。

 

実は私は渡部復帰を阻むのに2つの要因があると考えている。

 

1つは、未だに佐々木望と離婚していない事。

 

もう1つは、「先に番組収録で復帰してしまったのか?謝罪会見が後だったのか?」と聞かれ、「放送前の番組の収録については私の口からは言えないんです。申し訳ない」という答えを10回以上連発した、渡部不倫謝罪会見である。

 

取材陣から「我々もガキの使いじゃないんですよ!」と、渡部が収録したとされる番組名をあげての怒声が飛んだと言うが、幾ら相応のしがらみが有ろうとも、渡部の煮え切らない態度に批判が集まったあの謝罪会見が、今尚収まらない批判として根深いのではないかと、私は見ているのだ。

 

ソレを払拭する為に、渡部自らが再度自身の不倫謝罪会見を実施する。

 

そしてハリウッドザコシショウをも凌駕する、誇張モノマネにて泣き喚き、全ての体液を振り絞り、不倫謝罪と今後の再起を訴える。

 

そして、ふと我に返り「まず、最初に、記者会見で、私自身、感情的にならないように、記者の皆さまにご注意申し上げましたのに、自分自ら感情的になりましたことを、まずここでお詫び申し上げて、記者の質問にお答えします。誠に感情的になって、申し訳ございませんでした」と謝罪し、再度「うわああぁぁぁん!」と声を上げて泣くのだ。

 

このレベルの狂気と笑いで立ち向かわなければ、「息子に見せる背中」など到底成し得ない。

 

野々村議員の会見では「狂気と笑い」の絶妙なバランスが成り立っていた。

この完成されたフォーマットを更にアップロードするのは並大抵の事では無い。

 

しかし、渡部本人が「息子に見せる背中」に腹を括れば、伝説の男になる事も出来よう。

 

芸人であれば、一瞬の伝説に全てを掛けても良いのでは無いだろうか?

 

渡部の「息子に見せる背中」を、心待ちにしている。

 

かとぅ