MEGADETHエレフソン脱退 vs メタル=危険人物による危険音楽 | katoo the world

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MEGADETHはオリジナル・メンバーの1人であるデイヴィッド・エレフソン(ベース・56)が脱退したことを告知した。今月初め、エレフソンが若い女性ファンと性的なメッセージや動画のやり取りをしていたことが明かされ、バンドは今後の展開を注視するとコメントしていた。


それから2週間が経ち、フロントマンのデイヴ・ムステインは「デイヴィッド・エレフソンはもうMEGADETHとはプレイしない。我々は正式に彼と袂を分かつ」との声明を出した。「我々はこの決断を軽く考えてはいない。何があったのか詳細全てを把握しているわけではないが、すでに緊迫した関係で、これまで明かされた事柄だけでも、活動を共にし続けるのを不可能とするに十分だ」


性的なメッセージや映像がネットに流出した際、女性は未成年なのではないかと噂された。エレフソンはその直後、女性から届いたと思われる、「自分は未成年者ではなく、お互いの同意のもとやり取りしており、被害者ではない」などと綴られたメッセージのスクリーン・ショットをSNSに投稿し、「間違いなく恥ずかしいことではあるが、僕はできる限りオープンで正直に対応したい」とコメントしていた。


知人から「エレフソンがヤラかしましたので、世界の大統領としての声明をお願いします」との依頼を受ける。


まあ、正直な所、若い女性ファンと性的なメッセージや動画が有ったとは言え、ファンとのSNSが流出した程度で、世界の大統領たるこの私かとぅが直々に声明を発表するのは、時期早々だと思えた。


かく言うこの私とて世のセレブ女性には、「こんにちSEX」、「いたしまSHOW」、「How to SEX」、「お姉さん、綺麗だね。それでは上着を脱いでみようか?」、「一丁、ハメっこ行ってみよう!」などと、実に紳士的に声掛けさせて頂くのが、SEXERたる私の流儀。


正真正銘の紳士としての矜持を問題行動として論われては溜まったモノでは無いし、世界最強のメタルバンドメンバーがその程度の下心を持つ方が微笑ましくも感じるのだ。


そんな事を言ったらグルーピーを取り巻きとして囲う数々のロックバンドはどうなってしまうのだろうか?

ビートルズだって、ストーンズだって、クイーンだって「セックス・ドラッグ・ロックンロール」を実に体現したロックスターである。


SNSでの「若い女性ファンとの性的なメッセージや動画」など、そんな狂気めいたモノに比較すれば、実に健全なのでは無かろうか?


メタルと言えば、その過激な音楽性に合わせて、暴力、戦争、猟奇殺人、アナキズム、アンチクライスト、悪魔崇拝と言った過激な歌詞が物議を醸して来た。


映画「メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー」に於いて、テーマである「メタルは何故嫌われるのか?」について、Twisted Sisterのボーカルのディー・スナイダーが検閲制度(PMRC)について語った。


PMRCは過激な性的表現や暴力的表現、ドラッグの使用やアルコールの摂取を賛美するような表現がされていると見なした音楽作品に対し、ペアレンタル・アドバイザリーのステッカーを貼るように義務付ける社会団体。


1985年、PMRC発起人であるティッパー・ゴアが「Twisted Sisterの歌詞はサドマゾヒズム、ボンテージ、レイプだ」との発言に対して、ディー・スナイダーは「この曲のサドマゾヒズム、ボンテージ、レイプは彼女の心の中のみにあるのです」とバッサリ切り捨てた。


「ンマー、激しく突くだなんて、何て卑猥な歌詞ザマショ!汚らわしい!」と騒ぎ立てるセレブ奥様に対して、「社会の問題について歌ったんですよ?あれ、奥様何考えちゃってるのかなぁ?さては欲求不満かな?HA!HA!HA!」とやったのだから痛快だ。


まあ、ソレとは別として、実際に猟奇的な歌詞で人気を博するバンドも存在する。


I've had one desire since I was born; to see my body ripped and torn(生まれたときから願いはひとつ この身体が引きちぎられるのが見たいと)」


デスメタルバンド「ブラッドバス」(Bloodbath=大流血、虐殺)の「Eaten(直訳:食べられた)」の歌詞は、カニバリズム(食人)をテーマにしているが、「Eaten」を聴いても、他のデスメタルの気味の悪い歌詞を聴いても、聴き手はそのせいで暴力的になったりにしないとの研究報告が、豪マカーリー大学の音楽研究所より発表された。


シドニーにある同大学のビル・トンプソン教授は、「デスメタルのファンは良い人たちで、わざわざ出かけていって人を傷つけたりしない」と話した。


ブラッドバスのリードボーカルを務めるニック・ホームズはBBCニュースの取材に対し、「問題とは思っていない。研究が示すように、歌詞は無害な遊びだ」と語った。


そして、「Eaten」の歌詞については「個人的な思いとして書いていない。もしEatenを聞いて人食いに食べてもらいたいと願う人がいたら、正直驚くと思う」と付け加えたと言う。


真面目か?


気味の悪いデスメタル vs 思い切り笑いたい方にオススメのかとぅ

https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12578095110.html


まあ、大学教授が「デスメタルのファンは良い人たちで、わざわざ出かけていって人を傷つけたりしない」との発言は有難いが、その反面、ここ数年メタルバンドメンバーの不祥事は加速度的に凶悪化しているのは事実だ。


米デスメタル・バンドCannibal Corpseのギタリスト、パット・オブライエンが近所の家に侵入し、女性居住者を攻撃したとされる強盗と暴行、通報を受けて駆けつけた警察官に刃物を持って襲いかかろうとした事で逮捕された。

その後、彼の自宅に隠された大量の弾薬と他の揮発性物質が爆発、炎上した。

現場検証からは、80を超える銃器、その他の武器、3つの頭蓋骨が発見された。


アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、Manowarのギタリスト、カール・ローガンが、児童ポルノ所持の容疑で逮捕され、未成年者に対する第三級性的搾取の容疑6件で起訴された。


トランプ元大統領支持派が起こしたアメリカ連邦議会議事堂襲撃事件に参加したことが報じられていた、ICED EARTHDEMONS & WIZARDSのギタリスト ジョン・シェイファーが逮捕された。

FBIインディアナポリス地方局の声明によると、ジョンは議事堂内での暴力行為など6つの容疑がかけられており、また警察へ熊撃退用のスプレーを散布した暴徒の中にいたとも伝えられている。


AS I LAY DYINGのティム・ランベシス(Vo)が別居中だった当時の妻の殺害を計画し、殺人教唆の罪で逮捕された。

刑期を終え、バンドにも復帰したティムだったが、2020年焚き火の事故で自身の体の25パーセントに火傷を負った。


初期ブラック・メタル・シーンの中核的な存在となったバンド「メイヘム」の狂乱の青春を描いた映画『ロード・オブ・カオス』で描かれる、バンド間の抗争~放火などの犯罪行為~殺人事件は実話を元に制作されたモノだ。


まあ、児童ポルノ所持はさて置き、ある意味分かりやすく反社会的で凶悪なメタラー振りには、実にトホホと肩を落とす次第だ。


かつてディー・スナイダーが提言した「品行正しい一般的な人物による危険な音楽」であった筈のメタルが、単なる「危険人物による危険音楽」に成り下がってしまった。


まあ、危険人物をも含めてメタルが社会的に浸透した結果とも言えなくも無いが、メンバーが女性宅を襲撃し、警察官にも攻撃し、自宅にテロリストの如く重火器と3つもの頭蓋骨を保有しているとは、Cannibal Corpseの名はその悪名を更に高めるモノである。


それに引き換え、今回問題としてバンド脱退となったデイヴィッド・エレフソンの若い女性ファンと性的なメッセージや動画のやり取りは、その事件性は低いモノの、相当に格好悪い。


何でも、ファンによって投稿されたTwitterには2018年当時に録画されたビデオにエレフソンと女性のビデオを介した自慰行為が映っていたとの事だが、その真偽はどうあれこの様な格好悪いのは勘弁である。


MEGADETHは自分の人生で最も聞いてきたバンドの一つだし、一時期元メンバーとバンド活動をご一緒させて頂いた事も有る思い入れの深いバンドだ。


私が30年に渡り、ESPKingVシェイプギターを愛用しているのは、他でも無いMEGADETHフロントマンのデイヴ・ムステインの影響であるし、ここ数年ではいよいよムステインモデルのKingVも愛用している。


私の率いるバンドFUJIYAMAに於いても、ライブ後に「いやー、自分もMEGADETH好きなんですよ!」と、その全てを見透かされるのも嬉しい次第である。


ちなみにFUJIYAMA結成時には、バンド名の候補として「目が出るッス」も存在したとか、しないとか


1983年、MEGADETH結成からのオリジナルメンバーであるムステインとエレフソンは、様々な恩讐を経て2010年から活動を共にして来た。


しかし今回の件に対して、ムステインは「我々はこの決断を軽く考えてはいない。何があったのか詳細全てを把握しているわけではないが、すでに緊迫した関係で、これまで明かされた事柄だけでも、活動を共にし続けるのを不可能とするに十分だ」と声明を発した訳で、事の発覚から実に数週間で決着が付いた形となる。


対してエレフソンからの声明は出ていない様だが、被害届も出ていなければ、逮捕や起訴もなされない中でのこの決断は、中々に厳しいと同情してしまう。

俗に言う「ファンに手を出した」と言うのが問題なのかは分からないが、ビデオオナニーであってもムステインの逆鱗には触れた様だ。


近しいケースでは映画コメンテーターの有村昆が「奥さんと彼女は別物」と執拗にセクシー女優を誘い、ラブホテルに連れ込み、更に下半身を見せて肉体関係を迫るも、女性に拒絶されたという「不倫失敗」を報道され、芸能活動を自粛しているが、此方には一切の同情など無いが、気絶する程に笑わせて頂いた。


有村昆監督主演映画「不倫失敗」 vs サンジャポ裏ファミリー

https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12675575315.html


ちなみに知人女性に「コレはエレフソンかわいそうだよね、犯罪でも何でも無いし」と聞いた所、側頭部に強烈な衝撃!


恐らく殴られたのだろうが、状況が的確に把握できない。


女性からは「こんなの当然だろ!?事後に女性からのメールを公表するのも最悪!お前が死ね!」などと一気に畳み掛けられる始末。


しかし、「お前が死ね!」と言うのは、如何なモノか


「う~~ううう あんまりだ…HEEEEY YYY あァァァんまりだァァアァ AHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH!!」と、突如としてダダッ子のように思い切り泣きわめき始め、知人女性を唖然とさせた。


しかしながらこの私かとぅは、自身の荒っぽい性格を把握しており、激昂してトチ狂いそうになると感情のままに思い切り泣きわめくことで思考をクールダウンさせていたのだった。 


私のように「スッキリ」した気分になりたければ、恥も外聞も無く、思い切り泣きわめくのもおススメだ。


かとぅ