大学入試センター試験の「地理B」でアニメ「ムーミン」に関する問題が出題されたと、インターネット上で話題を呼んでいる。
スウェーデンを舞台にしたアニメ「ニルスのふしぎな旅」を例に、ノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメについて、フィンランドに関するアニメと言語との正しい組み合せを4択から選ぶ問題。
アニメは「ムーミン」、「小さなバイキングビッケ」の2択、言語は「ヴァ コステル デ（いくらですか？）」「パリヨンコ セ マクサー（いくらですか？）」の2択。
「余りに難問」との学生の声を受け、ムーミン公式サイトのツイッターは「まだまだ知られてないんだな、と反省、もっと知ってもらえるよう公式サイトも頑張ります！これを機にムーミンの世界について知ってもらえると、うれしいな」とつぶやいた。
私はセンター試験を受験しなかったので、今やセンター試験問題がこの様な“なぞなぞ”である事を存じ上げなかった。
確かに様々な数式を活用して解答を出すよりも、直感的な閃きと地頭の良さが活かされる“なぞなぞ力”の方が現実社会では重要である。
要するに、勉強が出来る事と頭が良い事は別と言う事だ。
しかし、それにしても、現代の高校生が「ムーミン」や「小さなバイキングビッケ」を知っているだろうか？
ムーミンに関しては1969-1970年と1972年にフジテレビ系列でテレビアニメが放送された。
主人公のムーミンの声優を岸田今日子が務める 、私の知っているムーミンもコレだが、私の生まれる以前の作品だったとは存じ上げなかった
仮にセンター試験受験生が18歳とすると、30年も昔のアニメと言う事になる。
そんな作品を現代の高校生が知る訳も無かろう。
ちなみに「小さなバイキングビッケ」も同じく1972年にフジテレビ系列でテレビアニメ放送されたのだが、コチラも私の生まれる前だったとは驚く。
「ムーミン」も「小さなバイキングビッケ」も頻繁に拝見していた記憶があるのだが、夏休みの再放送とかだったか？
何れにせよ、現代の受験生が知る由も無い30年も前の事である。
解答を間違えたとみられる一部の受験生がムーミン公式サイトのツイッターアカウントに対し「絶対に許さない。今すぐ国籍をノルウェーに変えろ」、「おまえ、ノルウェーだろ？」などと恨み節を上げ、ムーミンが炎上していると言うが、然もありなん。
ムーミンによりセンター試験、果ては今後の人生を左右されては受験生も堪らないだろう。
しかし、社会とは実に理不尽なモノ。
理不尽に向き合い、如何に乗り越えるか。
戦後の詰め込み教育の弊害が生み出した、現代日本の凋落を劇的に改善する為には、教育の根本から変えて行かなければならない。
ムーミンを前に思考停止している様では、国際社会に於ける日本復権など成されはしない。
その意図を元に、今回のセンター試験に於いて私は“ムーミンなぞなぞ”を選抜したのだが、些か世代間格差が有った事は認めざるを得まい。
しかし、コレはムーミンサイドから持ちかけられた裏取引が噛んでおり、ムーミンの釣ったトラウトマスの燻製を受け取ってしまった私は“忖度”せざるを得なかった事は、どうぞ内密に頂きたい。
今年、ムーミンは再ブレイクするだろうし、フィンランドへの渡航者も増加する事だろう。
先程ムーミンから連絡があり、今回の結果の御礼をしたいと申しておるが、トラウトマスの燻製なら、もう十分だ。
それよりもフィンランドとあらば、WINTERSUNの再来日公演を可及的速やかに行いたまえ。
WINTERSUN来日公演決定↓
https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12312314095.html
クラウドファンディングにより、フィンランド国家予算を超える巨額の資金を世界中から回収し続けるフィンランドのヴァイキングメタルバンドではあるが、メンバーも増えて経費もかかろう。
ココは頻繁に来日公演を行い、集金活動に勤しまねば、出る出る詐欺と思しきニューアルバム“TIME Ⅱ”の発売には漕ぎ着けまい。
“TIME Ⅱ”に収録されるであろう名曲“The Way Of The Fire”の完成版を聞かずして、私もおちおちムーミンを相手にしている場合では無いのだ。
…何？
「ムーミンが燻製片手にやって来た」、だと？
X JAPANのYOSHIKIにでも対応させておけ！
かとぅ