ジョジョ映画化 vs 銀幕デビューかとぅ | katoo the world

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荒木飛呂彦氏(56)による長編人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』が実写映画化される事が、都内で行われた記者会見で発表された。

三池崇史監督(56)がメガホンをとり、日本を舞台にした第4部「ダイヤモンドは砕けない」を映画化する。

累計売上9000万部を記録する『ジョジョ』は、1987年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)に登場し、現在も『ウルトラジャンプ』(同)で連載中。

原作者の荒木氏は「ついに実写化の運びになったことは原作者として光栄なことです。10年前だったら不可能だった技術や映画表現をもってどう作られるのか、私も楽しみにしています」と期待のコメントを寄せた。

以前よりまことしやかに囁かれていたジョジョの実写化。

過去の記事を調べてみた所、ちょうど5年前にもジョジョ実写化について書かせて頂いていた。

実写化↓

ショーン・コネリーが亡くなった後ではあるが、老ジョセフ役に三國連太郎を推薦している所からして、我ながら的確な意見だと思う。
しかし、その三國すら亡くなった今、私が推挙出来るとすれば、日本人なら黒沢年雄、外国人ならピアーズ・プロスナン、若過ぎるがユアン・マクレガーも陽気さがあって良いだろう。

…と、勝手に第3部「スターダスト・クルセイダーズ」での実写化と思っていたら、日本を舞台にした第4部「ダイヤモンドは砕けない」の実写化と言う事で、まあ、現実的には此方の方が良さそうだ。

日本人でキャスティング出来るのも良いし、小気味良いショートストーリーが最終決戦に向けて集約する第4部なら、主要な部分だけ抜け出せば、2時間の映画化にも対応出来るだろう。

…と、なると、私の愛するトニオ・トラサルディーや岸辺露伴、音石明、小林玉美は必然的に、しかし止む無く削られる事となるが、致し方あるまい。

キャスティングに関しては色々と意見は有るだろうが、東方仗助は山崎賢人(22)、共演は神木隆之介(23)、小松菜奈(20)、岡田将生(27)、真剣佑(19)、山田孝之(32)、伊勢谷友介(40)との事で、手堅いメンツと言えるだろう。

まあ、実写版「20世紀少年」の絶妙さに及ばずとも、見た目は何とでもなる。

重要であり、問題なのは、そのキャラクター設定、立ち振る舞い、そして、“声”だ。

アニメ版ジョジョの評価が実に高かったのは、やはりキャラクターと声優とのマッチング精度の高さによると、私は推測するッ!

まあ、アニメ版第2部「戦闘潮流」のラスト、石仮面により覚醒したカーズ vs ジョジョの闘いに於いて、スピードワゴンが一方的に「いかァんッ!ああ大変なことに!絶対にまずい!究極の生命とはあらゆる生物の全ての能力を身に付け、全ての生命を兼ねる!そしてあの!美しい!なんという輝き!今まで見た何よりも美しい。あの太陽をついに克服したぞ!や…やつは無敵になった!弱点はもうヤツにはない!波紋もヤツには効かないッ!不老不死!不死身!誰も倒せない!“究極の生命体”(アルティメット・シング)カーズの誕生だッーっ!!」、「溶岩流の中から現れるカーズ。ヤツは“泡状”のプロテクターを身にまとって生き延びたのだ。“泡”なら溶岩と肉体の間に空気の層が出来、熱をシャットアウト!表面が燃えても次々と泡を生産すれば活動可能だ。カーズはついに“地球”をも克服してしまった!」などと、わざわざ説明を絶叫し続けるのには、やれやれ…と言った所ではあったが、その魂の叫びに世界の大統領たる私、かとぅが無意識のうちにとっていたのは「敬礼」の姿であった。

涙は流さなかったが、無言の男の詩(うた)があった。
奇妙な友情があった。

ともかく私が望むのは、キャラクターイメージを損なわない“声”である。

東方仗助を演ずる山崎賢人はまあ良かろう。
問題なのは空条承太郎を演ずる伊勢谷友介である。

伊勢谷本人とは中目黒の大衆酒場“大樽”で飲んだ事もあるのだが、彼も野性味のある、しかし紳士の血を受け継ぐ上品な声質だと思う。

それがシリーズ屈指の人気を誇る空条承太郎にハマるかは、不安でありながらも、期待している。

そしてやはり、その声であの名言の数々を聞かせて欲しい。

このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ?(仗助)

グレートだぜ…(仗助)

やかましいッ!おれは女が騒ぐとムカつくんだッ!(承太郎)

お前は一枚のCDを聞き終わったら キチッとケースにしまってから次のCDを聞くだろう? 誰だってそーする。俺もそーする(形兆)

やかましいィィィィィィ!!! よぐもぉ!くおの!ションベンちびりがぁぁぁぁぁ(由花子)

そんなもの、うちにはないよ(トニオ)

うんまぁーい!味に目覚めた(億安)

万雷の拍手を送れ、世の中のボケ共(音石)

どうして『30分』だけなのよォオオオ〜〜~~~ッ!!(由花子)

“ハーモニー”っつーんですかあ~、“味の調和”っつーんですか~っ!例えるならサイモンとガーファンクルのデュエット!ウッチャンに対するナンチャン!高森朝雄の原作に対するちばてつやの“あしたのジョー”!(億安)

この岸辺露伴が金やちやほやされるためにマンガを描いていると思っていたのかァーッ!!(露伴)

激しい「喜び」はいらない… そのかわり深い「絶望」もない…「植物の心」のような人生を… そんな「平穏な生活」こそわたしの目標だったのに…(吉良)

いいかい!
もっとも『むずかしい事』は!
『自分を乗り越える事』さ!
ぼくは自分の『運』をこれから乗り越える!!(露伴)

…吉と出るか凶と出るか。
やってみなければ分からない。
実際には、実写映画化には批判しか集まらないだろう。

しかし、他人に何を言われようとも、それに果敢に挑む姿勢こそ、正にジョジョの根底に流れる「人間賛歌」と言えるのでは無かろうか?

来年公開予定の映画版「ジョジョの奇妙な冒険」。
何なら、世界の大統領である私、かとぅが出演してやっても構わない。

風体的には音石明の遠隔操作型スタンド、レッド・ホット・チリ・ペッパー的だと自認するのだが…。

だが断る(露伴)

かとぅ