歌手の小林幸子が都内で出演した映画「ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション」のイベントで、爆発音と炎の演出が想像以上に大きく、10人以上の警察官が駆け付ける騒ぎがあった。
関係者によると、事前に消防や警察には許可を取っていたものの、驚いた付近の住民が通報。ケガ人などはなく、イベントは無事に終了した。
過激な演出に幸子は「驚きました。熱かったですね」と振り返っていた。
今回の映画プロモーションを拝見して驚いた。
弓を構える小林幸子の後ろで、パイロが爆発し、火柱が立ち、爆音が鳴り響いた。
テレビ越しでもハッキリと過剰演出であったし、正直小林幸子の身を案じた。
更に驚いたのが、番組では10秒程度しか流れなかったのが、実際には3分に渡り、パイロと火柱の演出が続いたと言う。
結果的に熱かった程度で済んで良かったが、火薬量を見ても、演出時間の長さを見ても、コレは尋常では無い。
ハッキリ言って、この演出には悪意がある。
映画のプロモーションとして、住民の通報を受ける迄の過剰演出を、意図的に行ったのだ。
そしてソレは、テロへの恐怖を逆手に取った、倫理的に絶対にやってはならない演出である。
千代田区という日本の中枢で、3分にも渡り爆音が鳴り響けば、嫌でも「テロ」を意識させる。
私は広告マンであり、プロモーターでもあるから、製作側の人間であるし、私とてそんな風に思いたくは無い。
しかしそれでも、事前に消防や警察に許可を得たとしても、誰一人このプロモーションに疑問を持たなかったのだろうか?
「今は世界的にデリケートな時期だから、ソレは止めておこうか。少なくとも音の演出はNGで…」
そんな発言が関係者の誰からも出なかったのか?
それならば言わせて頂く。
この日本人の平和ボケは、致命的な結果を招くと、断言させて頂こう。
悲しいが、警察にも消防にも、テロを防ぐ意識が著しく欠如しているとしか思えないのだ。
世界情勢を丸で汲み取らない今回の問題は、テロリストどころか、同盟国の怒りを買うだろうし、余りに安易な危機管理体制は、日本が次の標的となるリスクを随分と上げたのでは無かろうか。
唯一の救いは、日本には、ラスボス、万物の王にして天地を束ねる者、オタクにより復活させられし古の魔獣、魔女アルティミシア、演歌の女王、干され芸人、紅白に出たい出たい芸人なる小林幸子が鎮座ましましておられる事を広く世界に公言出来た事だろう。
日本とは、日の出る国。
そして、我らが小林幸子の統治する国。
中途半端な気持ちでテロ行為を行うとなれば、必ずやその報復を受ける事を、テロリスト達は肝に銘ずるが良い。
さあ、来るが良い。
4年振りに紅白に内定した小林幸子に、リミッターなど無い。
テロリスト、そしてそれに汲みする者は勿論の事、スタンスを決め切れない中立国家をも含めて、全てを薙ぎ払う事だろう。
小林幸子の攻撃は、些か正確性に欠けるのだ。
意図せず巻き込んでしまったら、スマヌな…。
かとぅ