爆誕のオシリア | katoo the world

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お笑い系デスメタルバンドFUJIYAMA、世界の大統領かとぅのブログ

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昨日は、しとどに飲んだ。
全く以って女と言うヤツは...。

私が悪い事は分かっている。
しかし、だからと言って、あの様な仕打ちが有ろうか?

確かに「荒縄で縛ってくれ」とは言ったが、何も此処までキツく縛る事は無いだろう。
色白なボディーにクッキリと赤黒い縄の跡だ。
その上、熱々の蝋燭まで垂らされるとは、何たる恥辱!

人としての尊厳を問われる仕打ちに心を折られ、それでも客としての矜持を保ち、90分3万円もの金を払い店を出た私は泣きながらバーボンを煽る。
涙がバーボンに溶け、苦みとなって喉を刺す。
独り飲みの夜は静かに深けて行った。

...気付くと朝。
隣で見知らぬ女性が寝ている。

すっぴんでは誰が誰だか変わらないが、ポッカリと空いた口から見える歯並びで、誰なのかを判別する。
私は検視官なのだろうか?

虚ろな頭でTVを付けると、衝撃的な映像が飛び込んできた。

「おしりの穴がかゆい」と言う悲痛な叫びと共に、女性が臀部をフリフリしながら、両手でモゾモゾしている。

「きれいに洗っても、何度ふいても、ぶり返してかゆい」

最早耐えられなくなった彼女は半狂乱となり臀部を掻き毟ってしまう。
そんな強烈なCMに、私の思考は完全停止した。

今見た映像が、どうしても信じられず、私は「あうあう...」と廃人の様に呟くのみであった。

”あっ”が謎なCMでおなじみの小林製薬からの新商品「オシリア軟膏」。
肛門のかゆみ・はれ・痛みのための軟膏だと言う。

オシリア...。
そういうのもあるのか。
フェミニーナ軟膏以来の衝撃に、茫然自失となる。

早速小林製薬「オシリア」特設サイトを拝見した。

「肛門のかゆみに630万人が悩んでいます」

いきなりダイレクト!
日本人口中、実に5%が肛門のかゆみに悩んでいるという事実を突き付けられるのだ。

「1週間に1回以上、肛門につらいかゆみを感じている人」なる集計結果も熱い。

男性43%、女性57%。
20代22%、30代26%、40代26%、50代26%。

男女年齢問わず、全人類の悩みとして「おしりの穴がかゆい」のであった。

この症状を肛門掻痒(そうよう)症と言うらしい。

肛門掻痒症は、肛門周辺の皮膚がかゆくなる病気の総称で、肛門がムレやすい座り仕事や、温水洗浄便座の普及によるおしりの洗いすぎにより、近年増えてきている病気の一つとの事。

私はウォシュレットが無いとトイレが出来ない、精神的貴族かつMr.ストイックなので、世界各国のウォシュレット配置を完全に把握しているのだが、洗い過ぎてもいけないのか...。

しかし、洗ってもいないおしりに、薬品とは言え、新たなる外部物質を直塗りとは、中々に勇気のいる事ではある。

...と思っていたら、「トイレットペーパーに取って塗ってもOK」とオシリアサイトにある。

流石にかゆいおしりに手が届く親切設計。
約90%の方がオシリアに”満足”と答えていると言うのも、頷ける結果であろう。

それにしても商品名に「オシリ」を入れるとは、小林製薬の攻めの姿勢には、全く脱帽である。

私もまだまだ日和っている場合では無いのだ。
...と言うか、全く起きそうに無いこの女は、一体誰なのだ?

かとぅ