密かにではあるが、日本の芸人が海外でウケているらしい。
2006年にエアギター世界一に輝いたダイノジおおちは鮮烈であったし、アンジャッシュが中国で大人気と言う情報を得て調べた所、アンジャッシュのネタを丸ごとパクった芸人が大人気と言う、トホホな状況であった。
流石の中国ではある。
時は流れ、ここ数年では、COWCOWのあたりまえ体操がインドネシアで大人気だと言うし、陣内智則はハリウッドで絶賛された。
そして、私の愛するタンバリン芸人ゴンゾーはアメリカのスター誕生的番組で第二次世界大戦以降、初めてアメリカに勝利をおさめた。
Gonzo: Asia’s first tambourine master | Asia’s Got Talent 2015 Ep 1↓
これら日本芸人の海外進出から言えるのは、やはり「日本人とは面白い」と言う事だ。
しかし、「思っていた様な生真面目な日本人とは違い、面白い」という感情がある事は、忘れてはいけない。
残念ながら彼らは、笑わせているのでは無く、笑われているのだった。
海外映画等で散見する、穿った日本感が、私は好きである。
それは東の果ての黄色いサルが、世界経済を牛耳るに従い、やっかみにも似た嫉妬心から出て来たモノとして、おじいちゃんの戯言の様に楽しませて頂いている。
しかし、私の愛する日本のお笑いが、軽く見られるのは、どうにも我慢ならない。
ソコにうって立つ絶妙な存在として、私が注目するのが鳩山由紀夫である。
鳩山由紀夫元首相が、ソウルの西大門刑務所歴史館を訪れた後、西大門区に3万円を渡していたことが分かったとのニュースが入った。
一報と同時に拝見した写真には、何だか良く分からない石碑だか何だかの前で土下座する鳩山由紀夫の姿があった。
何故彼が?
何故今?
何故韓国で?
何の為に?
何で3万円?
0.2秒で思考はショートしたが、間違い無くこの夏、一番笑った。
実に短い夏であった…。
この超常感覚を「笑い」として世界に発信出来れば、何だかもう、どうでも良くなるのではなかろうか?
世界平和にも大いに貢献出来る気がするし、そんな事は全く無いかも知れない。
ただ、そこまで読んでの鳩山元総理ならば、間違い無く日本は鳩山政権時に伸びていた筈だ。
まあ、ソレも今回の笑いを得る為の布石なのかも知れない。
そう考えると、中々に尊い鳩山由紀夫であった。
かとぅ