未来の長男? | ☗息子と将棋☖

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将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

先日、ウォーズで長男が初段のお相手と当たって、負けた対局があります。(と言うか、初段には中々勝てない)


横歩取りの展開から、この局面で…

長男は▲1五銀と棒銀を目指したのですが、ぴよ将棋の推奨手は▲6九玉。

果たして、その後の角交換から執拗な角打ちを受けて、△7九飛成を許してしまう展開に。
▲6九玉なら飛成を防げていたという読みなのでしょう。

その後何とか竜を退けたものの、形勢グラフはこの辺から悪くなり、その後もズルズルと右肩下がりで、良いところなく長男が負けてしまったという、完全に力負けな対局でした。

この初段さん。
プロフィールを見てみると、月間棋力は二段を軽く超えていて、勝率も良く、じきに二段に上がりそうな勢いでした。

何となくですが、長男にとって参考になるのは棋士レベルの棋譜ではなく、初段くらいの、なんというか地続きの先にあるような強さのそれなのではないか?とも思えたので、長男にその初段さんの棋譜を並べることを提案してみました。

先に示した棋譜の対局はすでに数日前のものでしたが、長男はその対局を覚えていて、「その初段のひと、長男ちゃんと将棋が似てる気がするんだよね」と言っていました。

早速、その初段さんの直近の棋譜(角換わり腰掛け銀で二段のお相手に勝利した棋譜)を並べてみると、長男は初段さんの手を要所要所でバシバシ言い当てます。
「長男ちゃんならこう指す」と言って指す手が、初段さんの手と結構な割合で同じなのです。

これには私も長男も「このひと、実は未来の、今より強くなった長男ちゃんなのでは」と笑い合いました。

しかし、当たり前ですが言い当てられないところもあります。

私が見て、感覚的にですが、長男と初段さんで違うところは、長男が引くところで初段さんは攻めていたり、小技をかけようとしたところで本丸を狙いに行ったり。

この辺の「もっと攻め比重」がより強い人との感覚の差なのでは、と課題が浮き彫りになった気がしました。
無鉄砲も困りますけどね💦

この初段さんの棋譜並べはもう少し続けてみようと思います。