王座戦第三局 | ☗息子と将棋☖

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将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

昨日は家族で王座戦を観戦していました。

 

読みが浅い我々は、主に「AIが導き出す最善手と同じかどうか」とか、形勢判断などを見て盛り上がる程度なのですが、それでも永瀬王座の雁木袖飛車にはシビれましたので、△5六香打までの手筋を何度も繰り返して観てしまいました。

 

「これは新しいトレンドになるんじゃないかしら」とも思えましたので、息子たちにも熱弁したのですが、息子たちには響いていたかなあ。

 

△7二飛に対して、舟囲い側はやはり▲6六角だったのかな、とか。

そうだったらどんな展開になっていたんだろう、とか。

 

考えるだけで面白い。

 

 

そして、形勢判断を見ていたからこそ悲鳴を上げた、運命の分かれ道「△4一飛」。

(もちろん、形勢判断グラフがなければ、私には何が悪いのかわかりません💦)

 

なんだろう。

将棋の神様とか、そういうものの存在を信じてしまいそうになる一局でした。

 

藤井七冠を応援しつつも、「振り返った時にこの手をどう思うのか」と永瀬王座の心情を想うと心苦しくなります。

 

 

妻は妻で、私以上に将棋がわからないものの、形勢が10%台を切って敗勢となり、うなだれる藤井七冠が顔を上げた時の表情に注目していました。

 

「目つきがものすごかった。諦めていない目だった」と、普段は温和な表情の藤井七冠が見せた攻撃的な表情に驚いたようです。