息子たちは最近、割りばし鉄砲に夢中です。
私も今の長男と同じくらいの年の頃、割りばし鉄砲にハマって、バズーカーのように肩に担いで十何連射やらの輪ゴムを発射できるタイプのものを作ったりしたもので、そんな昔話を妻に話したところ、「それいいね!」ということで、息子たちにたくさんの割りばしと輪ゴムを買い与えたのでした。
折しも、息子たちは親との約束を破ったことにより当面の間TVゲーム禁止の刑に処されていたので、その機にこれまでTVゲームに費やしていた時間を工作に使うのも良いことだと思いました。
最近のTVゲームは良く出来ているので、ゲームをプレーすることは、それはそれで良いのですが、やはりコントローラーではなく自分の指先から感じ取る何かは子どもの発育的にも大きいものだと思うのです。(割りばし鉄砲ごときで大げさですが)
で、たくさんの割りばしと輪ゴムを与えたところ、最初は四苦八苦しながら、本に載っている通りの最も基本的な割りばし鉄砲を作り上げていました。
それとて作り上げるのに苦労して、うまく輪ゴムが飛ばないということでしたので、私も少し手助けしたものです。
息子たちは、そもそも「どうして輪ゴムが飛ぶのか」を理解できていなかった感じ。
そして昨日。
息子たちは随分早起きして、リビングで何やらモゾモゾやってるな、とは思っていたのですが、起きてきてみると兄弟仲良く割りばし鉄砲を作っていました。
それも何やら大作です。
まずは長男作。
・まるでライフル銃のような長身な銃身から放たれる弾丸(輪ゴム)は驚異的な破壊力。
・一度に10発の弾丸(輪ゴム)を装填可能。
そして最高に最高だったのは、長男が専用の弾丸(二つ連結した赤い輪ゴム)を「燃え盛る炎」と呼んでいたこと。
いいね!正統な男子小学生のノリで嬉しくなっちゃう。
次に次男作。
・仰角をつけての発射が可能。
・一度に2発の弾丸(輪ゴム)を装填可能。
何より、そのネーミングよ。
いいぞいいぞ!
狂おしいほどに男子小学生です。
割りばし鉄砲は発射の仕組みを理解すれば、如何様にも創意工夫できるのが楽しいものです。
「作って発射→調整して発射→付け足して発射」を繰り返していると時間が経つのも忘れます。
最初は、シンプルな割りばし鉄砲を作るのにも苦労していた息子たちが、輪ゴムが飛ぶ仕組みを完全に理解し、自分なりに自由にカスタマイズするまでになったことが嬉しく、そして自分の子どもの頃と重なって、すごく懐かしい気持ちにもなりました。
リビングのあちこちが輪ゴムだらけ、という弊害はありますが(笑)