そう言えば昨日の将棋会館で、次男が「佐藤康光先生を見た」と喜んでいました。
次男が小声で「ねえ、お父さん。佐藤康光先生だよ!」と興奮気味に言うので、次男が指す方を見ると、確かに佐藤康光九段のようなお姿が見えましたが、後ろ姿だったもので何とも言えず。
前回、藤井聡太七冠を見たという私の話を聞いた次男が「棋士に会えるかも」という期待を過度に持ち過ぎた結果、「一般の方でも棋士に見えてしまう現象」が起こっているのだろうと心の中で笑っていました。
「三枚堂先生もいた!」とか言ってるし。
その日会館では、私も、木村一基九段と郷田真隆九段を見かけました。
けれど、いずれの棋士も私の中では大スターなので、「そんなにポンポン見かけるわけがないじゃないか!」と信じられない気持ちが勝り、「きっと他人の空似だろう」と自分を納得させていたのです。
私自身も「一般の方でも棋士に見えてしまう現象」が起きているのかもしれないと、自分のミーハー根性に「次男を笑えないな」と思いました。
そもそもマスクをされていたので、イマイチご本人かどうかの確証が持てないんですよね。
私の周りの方もまったく無反応だったし。
しかし帰宅後にX(Twitter)で、将棋会館で佐藤康光九段と木村一基九段の対局が行われていたことを知りました。(いまだに「Xって何?」って思ってしまう)
しかも、写真を見ると、私が見かけた木村先生とワイシャツの色が同じ。
つまりやはり、私が見かけたのは木村先生ご本人だったのか!
そう思うとじわじわと感動がこみ上げてきました。
郷田九段もご本人だったのかなあ。
もちろん、ご本人と言う確証が持てたとしても、会館で棋士を見かけた場合は対局中の可能性もありますのでお声掛けはしませんが、「憧れの棋士を見かけた」というだけで嬉しくなるものです。