かっこいい読み | ☗息子と将棋☖

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将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

昨日の長男の将棋がかっこよかった✨

 
 
長男は81道場で一時は7級まで降級しましたが、ここのところ調子良く連勝し、5級まで級を戻しました。
レートも1239まで上がり、4級昇級も見えてきたところです。
 
そこへ、4級の方が対局を申し込んできて、いざ対局となりました。
 
お相手は四間飛車。
 
長男は相変わらず脇が甘く、序盤から玉の傍に馬を成られてしまい、いきなり厳しい局面に💦
 
 
確か以前もこんなパターンで負けたことがあるので、対局を観戦していた私も「これは負けかなショックと思いました。
 
しかし、なんとそこから逆転勝ち。
 
馬を成られるミスは痛かったものの、特に最終盤の読みがちょっとかっこよかったので、対局後の私との会話を以下に再現します。
 
まずは、ミスっちゃった?局面から。
 
 
(先ほどの局面からちょっとだけ遡って)長男は得意の棒銀を繰り出そうと▲3六歩
 
けれど、これは明らかな悪手でした。
 
このあと後手に△5五角と打たれ、飛車香取りをかけられたのです。
 
「ぴよ解析だと、▲3六歩▲6五角打が推奨手だってさ」
 
長男「ああ、確かに。でもまずは棒銀で主導権取りたかったからさ」
 
曰く棒銀はスピードが大事なのだとか。
この辺は棒銀使いにしかわからない感覚があるのでしょうね。
 
その後は案の定、玉の傍に馬をつくられピンチに陥りました(一枚目の局面)
しかし、長男は慌てる様子もなく淡々と攻撃を受け続けます。
 
やがて、お相手の猛攻を凌ぎ切って反撃し、なんやかんやあって終盤のこの局面。
 
 
後手の△7九角打▲5八玉と逃げた局面です。
 
「ここで相手に△4二銀で飛車取られて終わりだと思った。長男玉は飛車があればいかにも詰まれそうな形勢だし」
 
長男「うん。相手も飛車が欲しいだろうから、この飛車は取ってくると思った。でも、飛車を取ったら長男ちゃんの勝ちだってわかってたから」
 
なんと飛車を取られるのも計算のうちで、ここで勝ちを確信したとのこと。
 
聞けば「なるほど」とは思いますが、私には到底たどり着けない読みです驚き
 
本局はその後、長男の狙い通り△4二銀
 
そこからは▲8二成銀△同玉▲4二竜△7二銀打▲7一銀打までで相手が投了。
 
【終局図】
 
途中、△7二銀打ではなく、△7二飛打だったらもう少し延命できたでしょうか。
 
でも相手にとって、せっかく攻撃の要としてゲットした飛車を受けに使うのは、すごく辛抱が要ることでしょう。
 
 
これで長男のレートは1249となり、「次勝てば4級に昇級」となりました。
 
恐らく本日は昇級をかけた対局に挑むことと思います。
 
がんばれ長男君!